露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

逃避

2012-11-08 17:27:42 | 日記


去年の秋からずっと行きたくて

でも

あれこれあって行けなかった

神戸に行ってきました


久々の自主休講

我慢の限界だったのです


まずは博物館へ

古代ギリシャ展の経験から

平日はさほど混んでいない筈と思ったのですが

…正直に申しましょう

フェルメールをなめていました。。


おじ様おば様方が次々と入館なさって

入館までの待ち時間は然程ないとしても

展示場は人でいっぱい


なので

目的の絵画が以外は

後ろからささっと見ようと思ったのですが

やはり

足が止まってしまいますね

肖像の豪奢な衣装を描く

細かな表現にはいつも見入ってしまいます

それに

光と闇の画家

レンブラントの絵もかなり好みでした


そしてメインの展示

件の有名な少女を見るための列は凄かったので

邪道かもしれませんが

短縮ルートの案内に従い

人々の肩越しに彼女を見て

目的の絵画が待つ

静物画のコーナーへ足早に進みました


念願のご対面

「ヴァニタスの静物」

写実的で美しい頭蓋骨

遠目から見たり

列の流れに沿って歩き

真正面から間近に眺めたり

また遠目から見惚れたり

虚無の寓意に満ちた絵画を堪能してきました


そうそう

ミュージアムグッズでよくあるモノに

主な展示品のポストカードが売られているのですが

大抵の場合

わたしの好みのモノは

グッズ化されていないのです

今回もしかり

自分の悪趣味さが哀しい…


結局何も買わずに展示場を出たのですが

別の小さな展示室で

素敵なモノに出会いました

精緻な模様と紫の色硝子が美しい硝子杯

こんな綺麗な杯でお酒を呑めたら素敵だろうなと

思わず夢想してしまいました


そして

ドールミュージアムにも足をのばしまして

陶器の肌 優雅な巻き毛 豪奢な衣装

憧れのお人形さんたちを眺めてきました


あらゆるモノから逃避するように大好きな街へ来たのですが

この神戸を訪れたのは

去年8月のサンホラのライヴ以来

今日も通りすがりに

幸せな時間を思い出しながら

明日への意欲を新たにしました


さぁ

明日からも笑顔でがんばろう

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