露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

Revo's Acoustic Night 第四夜 5月2日

2019-05-04 13:05:18 | SH/LHイベント記憶留書

Revo's Acoustic Night 第四夜



ホテルニューオータニ大阪「鳳凰」

こちらの会場もまたディナーショーに使われる場所とのことですが

令和最初のショーがRevo's Acoustic Night


幸いにもプレミアムシートに当選したため

一般席よりも一品多い料理

その結果

世界三大珍味をすべて頂きました


DJ Revoの選曲アンケートに答えながら

間近な舞台にどきどきしつつ

いよいよ開演


らっしーアレンジのイントロから

Fukiさん英子さんRevo陛下が歌うメインテーマ

続けて「朝と夜の物語」

Revo陛下のジャケットのスパンコールが弾く光すら

青と紫に染まっていてとても綺麗でした

一徹さんのヴァイオリンが心地好い

歌にはところどころにトリルが加わっているように聴こえました

第三夜と第四夜を率いる五十嵐宏治さんことらっしー

スペイン風のアレンジを加えたそう

フランスの物語という枠組みを外したからこそ

そうRevo陛下も楽しんでおられました

ピアノの傍らにはカスタネットがセットされていました

らっしーが妖精の魔法を使ってグランドピアノをチェンバロにしたり

ピアノだけではないらっしーが凄かったです


松本英子さん

帽子から靴先まで純白

結婚式以来という真っ白なドレス

Revo陛下「驚きの白さ。」

「穢れなき歌声を披露してくれると思います。」

Revo陛下と向かい合って歌うことが新鮮だったと

英子さん「まじまじと見てしまいました。」


Fukiさん

ゴールドの煌びやかなドレス

黒い帽子と黒レースの手袋、裾から覗く黒革のブーツ

こちらもRevoさんと歌うのは初めて、と

Fukiさん「ノエルやエレフの後ろで歌ったことはあるのですが…」

Revo陛下「そういえば僕ほとんど出ていないんだった。」


またメインテーマはウエストサイドストーリー風

同じテーマに英ちゃんとは全く異なる繋がり方が面白かったです


まずは乾杯

基本的に座ってしっとりと楽しむ今回

乾杯と国家斉唱の時だけは起立を促されるのですが

乾杯にあたって発せられた言葉は

Revo陛下「ご着席ください」

そもそも座っている一同

静寂の後に誤りに気づかれた陛下

Revo陛下「しーーーんってなったね。」

Fukiさん「すごい一体感でしたね。ぽかーんって」

Revo陛下「どうした日本語」

改めて「ご起立ください」

フォレストナイトと名付けられた緑色のカクテル



「どんな緑を表しているのか。この(会場)周囲も緑が多いしね。」

まさかあの「森」だとは思いも寄りませんでした


まずは両歌姫のオリジナル曲

「14文字の伝言」

映像もSEもなくても情景が目に浮かびます

 一徹さんソロの柔らかくて

しかし、低音の迫力も健在

間近で「母」の表情を目の当たりに出来て感動でした


「憎しみを花束に代えて」

時を経たステラさんが振り返って歌っているような気がしました

ルナのパートを歌ったのは真っ白な英子さん

英子さんを嬉しそうに見つめるFukiさんも

「リームー!」と突っぱねる英子さんも可愛かったです

総じてラテン調なアレンジも新鮮でありしっくりでした

Revo陛下「何かフゥッ♪ とか聞こえたけれど」

Fukiさん「咄嗟に出ちゃいました」

演奏自体がリハからだんだん濃くなっているそうで

Revo陛下「ここに着地したか。みんなのラテンの血が目覚めたね」

途中から入って散々歌ってからはけるのが楽しかったと英子さん

オリジナルの駒形友梨さんに当初は似せようとしたそうですが

Revo陛下「突き抜けたね。」


そしてカバー曲

Fukiさんによる「さつきの箱庭」

生で聴いたのは始めてでした

やるせない感じ素敵でしたが

ステラさんとだぶらせてしまうとですね

そんな男ほっておいて、わたしと幸せになりしょう

なんて気持ちになってしまいます


「憎しみを花束に代えて」ではポジティブなのを

この曲ではネガティブに歌ったというFukiさん

Fukiさん「男に殴られた経験はないのですが」

Revo陛下「どちらかというと殴りそう」

確かにパワフルなイメージがありますが

今宵は結い髪に淑女然とされていて本当に素敵でした

Fukiさん「良いやさぐれ感がでそうとも言われましたね。」

Revo陛下「現実を歌っている時は悲壮なのに、

飛んでいく後はすごい開放感なんだよね。」


松本英子さんの歌う「おやすみレニー」

まるで違和感のないのはお母さんのなせる業でしょうか

子を思う強さに涙が溢れてきます

「おやすみ」の後の レニーはローラン

そっと囁きかけるような「おやすみ おやすみレニー」

とても印象的だったのですが

そこは数少ないRevoさんの注文だったそうです

目の前の子供に布団をかけて寝かしつけているような

Revo陛下「でもその子供は死んでいるんだよね」

眠りに就く息子さんに歌う練習をされたそうで

息子さんに「 レニーって誰? 」「もう磨いたよ…」と言われたとか

様々なお母さんの曲を歌われている英子さん

母の曲を制覇された次には女将が…、という陛下

 意気込む英子さんでしたが

「それは……」と笑ってしまうローラン

「めっちゃ笑われているんですけど!?」と混乱する英子さんに

あとで分かりますと笑う人の悪い陛下


楽器の方にもお話をとのことで

ギターの田代耕一郎さん

元々田代さんが弾かれた「彼女が魔女になった理由」

西山毅アニキが難しくてそればかり練習したと伝えられると

田代さん「僕も逃げ出したいと思ったことあります」

まずは スチールギターで古いアメリカを思わせるフレーズを

Revo陛下「僕はアメリカで生まれたかどうか判らないけれど懐かしい気がする」

鉄の弦との違いをとのことで次にガットギターを弾いてくださいました

かつての羊の腸の弦、今はナイロンの柔らかい音を感じられました


インスト曲は第一夜および二夜と同じく「追憶は郷愁の調べ」

メロディー譜だけ受け取ってらっしーがアレンジしたそうで

全く異なる伴奏で不思議な雰囲気に感じられました

続けて「艶花の国」

こちらもルクセンダルク各国の中で好きな曲なので嬉しかったです

 竹下さんがコントラバスも打楽器のように鳴らされたり

らっしーのアコーディオン

田代さんのブズーキ

またろうさんの様々な楽器

まるで旅芸人一座の演奏のようで楽しかったです

Revo陛下「みんな気付いた?」

らっしーの奏でたアコーディオン

黒いボディにキラキラした模様の入った鍵盤

見覚えがあると思っていたのです

らっしー「お借りしています。」

らっしーのアコーディオンが故障してしまったそうで

Revo陛下のアコーディオンを借りての演奏

Revo陛下「自分のとやっぱり違うかな?」

同じメーカーのものでもRevo陛下の方が新しいそう

Revo陛下「リードがたくさん入っているから重いんだよね。

中にたくさんハーモニカが入っていると思ってくれたらいい。」

鍵盤の奥に並ぶキーを押して

らっしーが順番に音が切り替わるのを聞かせてくれました


そしてRevo陛下によるカバー

「僕がくちずさむ歌 君がくちずさむ歌」

森雄介さんに提供された

素朴な歌詞がかえって新鮮で

La La La…が素敵でした


まさかのその「森」でした森さん

元ジャニーズでソロになられて活動休止されて

今は風の噂にマネージャーをしていると聞いているとRevo陛下

たまたまこの曲をやったら

今日は近くの大阪城ホールでジャニーズコンサートをしているという不思議な縁


DJ Revoの1曲目は「この狭い鳥籠の中で」

「バンドにストリングス」「金管はない」

「パーカッションも今ほど酷くない」

たったいま決まった曲が準備される間に構成を確認されるRevo陛下

まだ時間がかかるとのことでお料理のお話

味には文句の付けようながないけれど

その日のテーマに添うようにお願いした

食べることのない部分で表現されていた

「緑の閃光」がとてもお気に入りだそうです

そうしてリアルタイムミックス

静かな曲に思っていましたが、意外とドラムが強く響いて驚き

きらきらした音だけを聞かせてくださったり

改めて素敵な曲だと思いました


2曲目は「黄昏の楽園」

何故か先程よりミキサー卓に顔を近づけて調整

高く澄んだ子供達のコーラスが綺麗でした

プレミアムシートならではの光景

キャスターの向こうでリズムを取る踵や爪先が見えました


バンドメンバーが戻ってきてのメンバー紹介

アレンジとピアノを担当するバンマス五十嵐宏治さん

ギター田代耕一郎さん

ヴァイオリン弦一徹さん

ベース竹下欣伸さん

パーカッション三沢またろうさん

Fukiさんと松本英子さん


自由で伸び伸び弾いていると言われた弦一徹さん

自由とは何か考えられた結論が「テニスと野球の違い」

個人の責任か大勢の中でやるか

どちらの方が良いということもないのだそう

ただし「アレンジの難しさが同じくらいなら」

一徹さん「指揮官が誰とは言えませんが」

Revo陛下「名前を言ってはいけないあの人、みたいだね。」

一徹さん「無謀な人なので」

苦労を隠さない一徹さんですが、Acoustic Nightについては

「もう少し続けたかった」とおっしゃったのが印象的でした


一徹さんの自由なソロに「ただの滅茶苦茶だ」と

お酒の席で言ったり言っていなかったりするという竹下さん

(上記は一徹さんの言い分です)

音の立ち上がりが間に合わないため

Revoさんの曲を弾くための奏法を編み出したりされてるそう

そん竹下さんにRevo陛下いわく

「難しいフレーズは長谷川淳のユニゾンです」

「半分は僕のせいで半分は長谷川淳のせい」

「チューバと(もうひとつ失念…)も同じ目に遭っています。

まだこんな低い音続くの?って」


三沢またろうさんの周りにはいくつの楽器があったのでしょう

そして何種類の音が出ていたのでしょう

まず今夜で1回使っていないという

特徴的なスパイラルシンバルを叩いてくださいました

Revo陛下「またろうさんはずっと見ていられるよね。

同じシンバルでもスティックじゃなく手でいったり」
 
わたしもインスト曲の間しばらくまたろうさんを見続けていたのですが

新たに太鼓が登場したり、いつの間にかなくなっていたり

シェイカーを鳴らしていた次の瞬間にはコンガやボンゴを叩いて

見ていてとても楽しかったです


楽しいひと時は瞬く間に過ぎて

最後に客席も加わって国歌斉唱

Revo陛下を目の前に歌えるのがとても幸せでした


拍手の中、去って行くメンバーと共に一緒にはける見せかけて戻ってくる陛下

舞台上のメンバーだけでなく、ホテルのスタッフも働いてくれている

ゆっくりと食事をできている裏は戦場になっているそうで

「美味しかった、楽しかったと思ったらスタッフにも拍手を」

とのRevo陛下の言葉に、この日一番の拍手が鳴り響きました

また4日間の箝口令を守ってくれたローランへも感謝を伝えて、と

「こういうのが僕は嬉しいんだよね」

 そう笑っておられました


「near futureはまだ来ません」

しかし、舞台から客席から、手紙からパワーをもらって

15周年への気持ちが高まってきたそうで

でも10周年記念でCDを出して何も出さないまま15周年とは言えない

Revo陛下「終わらない15周年をすることになるかも」

10周年も延長しましたものね

お祝いが続くのは嬉しいです

「未来は必ず来ます。そこへ歩き続ければね。」

そして力強く約束してくださいました

「near futureより少し早く会いましょう」


普段の生活からは考えられない豪華なお食事に

美味しいお酒と煌びやかな空間

美しい音楽と大好きな人たちの素敵な笑顔

どの夜も素晴らしく楽しかったです

Revo陛下を始め演者の皆さまも

シェフやスタッフの皆さまも

共に楽しんだローランもありがとうございました

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