「全く聞く耳を持たないんだよ」
と、
長男は笑いながら言う。
珍しく日中に電話してきたと思ったら
元政界の長老をゲストに迎えた“論破”で知られる若手実業家らとのLIVE配信の感想を誰かに話したかったらしい…。
こういう時は、
何故か母親である私にかけてくる。
「だいたい“自分たちの若い頃は”と言うこと自体、全くわかってないんだよね」
と息子は言う。
「今の若い者は我慢が足りないって、どうよ!」
と、続ける。
その対談自体を見ていない私は、
見ていないが、だいたい想像はできる。
あのご長老なら言いかねない。
論破王が論破しようにも、話が通じず
恐らくピント外れの答えにならない持論を長老K氏は喋っただけではなかろうか?
それらは、
始まる前から予想できることだ。
息子の話を聞きながら、
実際の録画を探してみた…
全編は契約しなければ見られないようだが最初の箇所から20分程度に編集した動画を見ると、
けっこう笑えたw
こういう機会を持つのは良いことだ。
ただ、思考の隔たりを、“老害”と言う言葉で片付けるのはどうだろう。
例えば夫婦別姓の議論に対しても『賛成か反対か、どっちか?』と、
長老に迫ったS木氏についても、
なぜシロクロをつけたがるのか…。
結論が簡単に出ないからこそ議論する事が必要なのに、
『職場では別姓のほうが便利だが、子供が生まれた場合は混乱のもと』という…ご長老の考えにも、一理あると思う。
政界の長老vs若手実業家の構図は面白いが、
聞く耳を持たないのは、どっちもどっちだと思った。
ディベートにならないトークショウ?としては面白かったが、
残念なのは、
ご長老が退席した後で悪口大会になったという事。
配信とはいえ、公共の場である…
(ー ー;)
もっと、大人になろうよ。