７月１３日(水)暑い夏

７月１３日(水)暑い夏

東北地方の今年の梅雨は短かった。短いけれども雨はちゃんと降ったから真夏に渇水の心配もないだろう。梅雨の期間中も暑かったが明けた途端に輪をかけて暑くなった。クーラーもない体育館などで避難生活を続けている震災の被災者には辛い夏である。体調を崩さないかと心配である。

ダンボールなどの衝立で一応仕切っていてもプライバシーはほとんど守られないに等しい。つも他人の目を気にしながらの生活はどんなに辛いことだろう。汗をかいて下着を取り替えようとしても、人前で裸になるわけにも行くまい。

そうした人のことを思えば、誰はばかることもなく下着一枚で過ごせるのは何と幸せなことだろうと思う。節電のため冷房は極力使わないようにしている。それでも樹木が多い丘陵地帯にあるわが家は街中に比べたら２～３度気温が低いのではなかろうか。

窓を開けていれば風が通り抜ける。風は気まぐれだから扇風機のような訳には行かないけれども、天然の風が運んでくれる涼は何ものにも換えがたい。緑のカーテンを作ろうと植えたゴーヤとアサガオが暑さで勢い良く伸び、もう少しで２階に達する。

アサガオはまだ咲かないが、ゴーヤは径３ｃｍほどの黄色い花をつけ始めた。しかし、オス花ばかりである。一株に雌雄双方の花が開くはずなのにどうしたことだろう。肥料のせいかも知れないがもう少し様子をみようと思っている。

６月１０日ころ種をまいたインゲンに花が咲き実をつけはじめた。摘んだばかりの若鞘を熱湯で茹でると緑がいっそう鮮やかになる。冷水にとって冷やし適当に切って削り節とダシ醤油をかけて食べると新鮮な野菜の甘みがきわだつ。来週あたりから収穫できそうだ。暑い夏は豊作をもたらしてくれそうである。