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7月5日(火)ハエ取りリボン

2011-07-05 12:37:20 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
7月5日(火)ハエ取りリボン

昨日蚊のことを書いたが、網戸は屋内から蝿も閉め出した。たまに紛れ込むことがあっても殺虫剤をプシュッとかければ簡単に退治できる。でも網戸が普及するまでは、夏になると家の中を蝿が飛び回っていたものである。

そこで活躍したのが各種の蝿取り器具だった。いちばんポピュラーなのは「ハエ取りリボン」だった。長さ5cmほどの厚紙の円筒にハエをおびき寄せる誘引・粘着剤を塗布したリボンが納められていて、それを引き出して部屋に吊るしておく。すると程なくハエが寄ってきてリボンにとまる。リボンにとまったハエは粘着剤で身動きが取れなくなって退治される。

一般家庭では1~2本吊るせば済んだが、ハエが集まる魚屋の店先には何本もぶら下がっていて、リボンの地肌が見えなくなるほどハエがびっしりついていたものである。このハエ取りリボンはもう無くなったのかと思っていたら、ハエが大発生して困っている震災被災地で使用されているという。今朝のテレビで避難者への食事を用意する施設でハエ叩きが活躍しているのをみた。一匹や二匹迷い込んだハエをやっつけるならハエ叩きで十分である。

ハエは有害な細菌の運び屋だから、戦前も食べ物にハエがとまるのを警戒した。そのために考案された「ハエ帳」なるものがあった。網を張って風通しを良くした夏用の食品収納容器で家具売り場で売っていたように思うが、今はもうないだろう。冷蔵庫の普及で用済みになったはずである。茶舞台に置いた食べ物に被せる小型の蚊帳のようなものもあったが、あれは何と言う名だったか忘れてしまった。民俗資料館にでも行けば現物に再会できるかも知れない。