天使の図書館ブログ

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花子とアン-第91~96話-

2014-07-19 | 花子とアン
キャス・フラガ(オールポスターズの商品ページよりm(_ _)m)


 すみません先週の分の感想については、わたしと大体似たようなことを思う方は結構いらっしゃるみたいなんですけど、今週の放送分に関してはたぶん、わたしの見方のほうがかなりおかしいです(^^;)

 そういうわけで、独断と偏見に満ちているということでよろしくお願いしますm(_ _)m
(←ここ重要!!☆笑)


 第91~92話で、花子と村岡さんがようやく結婚!!

 このあたりは(ドラマのキャラとしての)花子らしくて、とても良かったような気がします♪(^^)

 やっぱり「花子とアン」をドラマだけで楽しんでる方も多いみたいなので、そのあたりは原作(原案)と違うというあたりを、参考までに少し抜き書きさせていただきたいと思いますm(_ _)m


 >>初めて出会ってから満6ヶ月と16日、そして初めて言葉を交わした日からは、ちょうど5ヶ月目の10月24日、ふたりは久布白直勝牧師の司式の下、築地教会で結婚式を挙げた。

 直勝牧師が儆三(英治)氏に「あなたはこの女子をめとり、終生変わらず愛するか?」という意味の質問をした。大方の男性も女性もこの時に声を出して答える人は先ず無いのだが、わが儆三氏は、大きな声で「はい」と答えたので、並んで立っていた私はもちろんのこと、牧師も虚をつかれてびっくりしたとのこと。

(「アンのゆりかご」村岡恵理さん著、新潮社文庫より)


 また、「花子と儆三は幸福に酔っていた。あまりの幸福に、その陰にひとりの女性と小さな男の子の悲哀があることを、忘れ去ってしまうほど、結婚生活はふたりにとって素晴らしい日々だった」と、「アンのゆりかご」の中にはあります。

 つまり、ドラマの中の村岡さんと亡くなった奥さんの間には子供はないという設定なんですけど、実際には男の子がいらっしゃったということなんですよね(^^;)

 でも、同じく「ゆりかご」の中にある儆三さんの花子宛ての手紙には、こう書き記されていて


 >>あなたを見ると可愛くなってkissせずには居られない。帰り際のkiss……まあなんて困る人だとあなたは思ふたでしょ。
 然し逢えないと思うと逢いたくなるのが人情です。指と指が微かに触れ合う時にでも身体中の血潮が踊るほどの心の動を感じます。
 所詮二人は別々に居ってはならぬ人に創造されたのですね。天地創造のはじめより二人が結びつく縁はきまっておったのです。

 To my dearest wife
 ××××××××××

 儆三


 これは、儆三(英治)さんから花子に宛てた手紙の一部抜粋なんですけど、最後の×が何かというと、たぶん手紙に記されたキスですよね、これ(十回も・笑)

 わたしが「ゆりかご」を読んでいて思ったのは、ここまで愛しあい好きあっていたら、病弱な奥さんや養子として出した息子さんがいても仕方ないのかな……といった印象でした。でもこのあたりの「感じ」をドラマの中で出すのは相当難しかったのではないかという気がします(^^;)

 自分的には、結婚後の花子が一番実在の村岡先生のイメージに近いような、そんな印象を受けました。お子さんを懐妊して、これでようやく心おきなくラブラブできるといった英治さんとのシーンもそうですし、翻訳作業をしてるところを見てもそう感じたんですよね

 あと、花子はやっぱり英語をしゃべってる時がすごく格好いいので、ブラックバーン校長やスコット先生と英語で話すシーンを見て、「やっぱり花子はこうでなくちゃ☆」との思いをあらたにしました(笑)

 それから、ドラマ中では何やら花子の義理のお父さんであるミスター・ゴンミドが保守的なことをよくおっしゃってますけど、実際の村岡平吉(平祐)さんというのは、相当進歩的な考え方の持ち主で、花子の能力をとても買っていらっしゃったんじゃないかなって思います(^^;)

 でもまあ、ドラマは大正中のことですし、登場人物のうちのひとりくらいにそうしたことを言わせなくちゃいけないっていうのは一応わかるんですけど


 ――さて、大体第94回あたりから、世に有名な白蓮事件へと差し掛かるようなのですが、正直わたし、ドラマ中でここが一番盛り上がるのでは……なんて思って、以前はとても心配してました(^^;)

 つまり、村岡印刷さんと花子が恋愛モードになる前くらいまで、視聴者の方の多くが「甲府の安東家より、九州の嘉納家のほうが面白いばい!!」といった印象だったのと同じく、また花子<蓮子さん状態になってしまうんじゃないかな~と思い。。。

 いえ、わたしもちろん蓮子嬢のことも、白蓮さんを演じてらっしゃる仲間由紀恵ちゃんのことも大好きなのです

 でもわたしは実在人物の村岡花子先生を敬愛してるので、主人公の花子を食べてしまうくらい白蓮さんには出張ってきて欲しくないのですよww蓮子さんは蓮子さんで、単発ドラマをいくらでも形成できるエピソードをお持ちなので、そうした形で頑張ってもらってですね、花子が主人公のドラマでは主役の場をかっさらって欲しくないのです(あくまでも名脇役、花子の立場の次の準主役であって欲しい^^;)

 そして、94~96話まで見てきて、変な意味で安心したやうな。。。

 わたしがドラマ中で一番盛り上がって欲しかったのは、なんといっても花子と村岡印刷さんの恋愛パートでしたが、そこが滑って以降、細かいことを突っ込む気力もすでにないとはいえ……「絶対盛り上がるだろう、白蓮事件!もしかしたら主人公の花子そっちのけでww」といった当初抱いていた懸念は実はあんまりない感じでした

 実際には、あのタミさんのモデルとなっていると思しき女性にも手を出しているなど、他にも何やら色々とセェゴォ伝説(笑)をお持ちらしい嘉納伝助さんなのですが、そこらへんの描写が一切ないからということではまったくなく……変な話、わたしの中ではドラマの白蓮事件は今のところそんなに盛り上がってなかったり(・ω・)アレ?

 たぶん、ここからは一般視聴者さんとわたしの見方にはちょっと(かなり☆)違いがあるかもしれません。他の方は美輪神の「愛の賛歌」が流れたあたりをきっと絶賛されてるかもしれませんが、わたし自身は演出として「巧い!」と思っただけで、それ以上のことは特にありませんでした(エラそーな物言いですみませんww)

 白蓮役の仲間由紀恵さんも、龍一役の中島歩さんのことも好きなんですけど(ちなみに中島歩さんのことは今回のドラマで初めて知りました)、性的な描写がほとんどないから突き抜ける喜びがイマイチ伝わって来ない……ということでもなく(いえ、物足りない方もきっとたくさんいらっしゃったに違いありません・笑)、わたしの中では描かれ方としてやっぱり、違和感が拭えないんですよね

 なんでかっていうと、ドラマの構成上仕方ないのはわかるんですけど、何より蓮子さんが何度も花子をダシ☆にして上京している点とか、友情よりもレッツ不倫!龍一さんラブ!!な蓮子嬢には、大体60%くらいしか感情移入できないっていうんでしょうか(^^;)

 何故そうなったかといえば、やっぱり花子にとっては蓮子嬢が夫と同じくらい大切な腹心の友であるのに対し、蓮子さんがはっきり友情よりも愛情を上に置いてしまったという点かもしれません。このあたりは出来れば、そうはっきり優劣をつけず、ぼかしたままドラマ内でいって欲しかったと思うんですよね


 >>折角出した手紙が戻って来てがっかりしました。貴女はお忙しそう。でもお楽しそうで何より嬉しく存じます。
 いつだって私の貴女への心持ちは変りはしません。変だと思うのは貴女のほうが変だからです。ずい分久しく便りをしなかったり、ひどい時は手紙を出しても返事も下さらなかったこともありましたっけ。それでも、私は同じ心で貴女を見ていました。
 今は誰よりもよい方が御出来になって、それでも女同士の友情に変わりはないとあらたな心でいます。

 子(蓮子)

(「アンのゆりかご」村岡恵理さん著、新潮社文庫より)


 いえ、少なくともわたしの中では、花子は夫と同じくらい蓮子さんのことを思い、また蓮子さんのほうでも花子を情人(笑)とは別に同じくらい愛している……と思いこんでるところがあるのですが(実際にはまあ、蓮子さんの人生があまりにもハードすぎて、色々あるのはわかるんですけど^^;)、ドラマ内ではそうしたわたしの思いこみを打ち砕く推移となりそうなので、それで違和感を拭えないのだと思いました

 んで、来週の予告見ても、白蓮事件に関してあんまり気持ちが盛り上がって来ない自分に驚きました。ドラマ見はじめて蓮子さんが出てきた頃くらいは、「そこが一番盛り上がるだろう、白蓮事件!!(*゜∀゜)=3!!」くらいの意気込み(?)があったんですけどね(^^;)

 今はどっちかっていうと、史実抜きのドラマとしては伝助たんの味方っぽいです(史実としては、100%わたしは白蓮さんの味方

 土曜日の「うがあああっ!!」というのか、「こげなもん!!uryaAAAAAッ!!」な伝助たんはとても素敵でした♪嘉納伝助役の吉田鋼太郎さんがあんまり巧すぎて、白蓮さんと龍一さんの恋が史実と相違して、これからうまくいかなくなってもべつにいいやwwとすら、一瞬思ってしまったほど(・ω・)ノオイ!

 そんなわけで、「ストーリー中一番盛り上がるだろう、白蓮事件!!」と当初は思っていたはずなのに、「なんかまた微妙に外してるやうな……」という印象だったので、来週は「花子とアン」の続きを見るのがちょっと怖い感じかもしれません(^^;)

 ではでは、いつもどおりなんともざっくり目な感想でしたm(_ _)m

 それではまた~!!





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4 コメント

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Unknown (べの)
2014-07-20 02:37:28
 やっぱり、あの往復書簡の×はkissの意味ですよね。あれ見た時に、ゴシップガールのXOXOを思い出したので。アンの幸福にも、あったような気がします。デイビ-の手紙だったかも…アンの愛情の方ですかね。欧米では、結構昔から記されてたみたいですね。日本で、手紙にそんな事書いたのって、豊臣秀吉が子供宛てにかこつけて、淀殿に「早く帰ってそなたの口を吸いたい」とか記したらしいですね。あんまり、直接的過ぎてプライド高そうな淀殿にはどうかと思われますが。
 何はともあれ、結婚式も無事済んで…あれ、牧師様に「急に、今日お願いして」って、朝市が言ってるんで、村岡父への挨拶とか諸々ゼーンブ後回しにしちゃったんですかね。だから、「異議あり!」のセリフで補完したと。史実だと、年内の結婚ですもんね。意外に、人妻スタイルの着物と髪型が似合いますよね、吉高さん。1日だけの妊婦姿も貴重でしたし。
 ブラックバーン校長とスコット先生の再登場は、赤毛のアンの原書をどちらかの先生が渡す役割だからでしょうか?史実では、教文館に勤めてたミス・ショーですが、これから新しく登場するとも思えず(だって、もう7月ですし)。ブラックバーン校長のモデルの方は、大正14年に帰国されてるから、やはりスコット先生でしょうか。英語を勉強したいと思うきっかけになった方が、また戦時中でも命がけで翻訳したいと思う原書を与えてくれるのだとしたら、それこそ凄いなあと。ブラックバーン校長の飛行機の話は、女学校時代の逸話だからちょっと唐突でしたね。第一次大戦も終わってますし。あれを聞いていると、「アンの娘リラ」の中の、スーザンとシャーリーの話が浮かんで来ます。シャーリーが航空部隊に志願したのを、スーザンは「塹壕で泥まみれになるよりいい。あの子は昔から綺麗好きだった」と慰めを見出だすように呟くシーン。それと、「キャンディキャンディ」のステアを思い出すんですよね。キャンディの年代は、リラより1,2歳上みたいだから、同じ時代背景設定。ステアも、志願兵として赴き、航空部隊に所属して、空中戦で帰らぬ人に…。余談ですが、キャンディキャンディの登場人物見てると、村岡先生が翻訳した「8人のいとこ」と「花ざかりのローズ」を思い出してしまいますね。
 伝助氏が、愛の讃歌が流れる中で、蓮子さんが置いていった花子の出産祝いに気付く場面。そこからの早朝、村岡家を訪ねるシーンが切ないですよね。村岡氏に、「炭鉱王の嘉納伝助ともあろう方が」と一喝されて、はっとする。そして、「はなちゃんとご主人」に詫びて、祝い品を渡して傷心のまま立ち去って。それ以上に切ないのが、絶縁状が新聞紙上に出ているのに、他人に読んでもらうしかない所。あれ、写真で記事は分かったけど、自分ではどうしようも無い悔しさが…。蓮子さんは、誰かに読んでもらうしかないのが分かっていて、手紙を書いた所が…。宮本氏は、あれを仲間に預けちゃったとしたら、大間抜けですね。前日は、4分弱を「愛の讃歌」のみで、そして今話は4分弱、伝助氏の怒りと悲哀と絶叫を。花子の不倫と同じく、抑制され過ぎの蓮子さんパートは、やはりどうしても、伝助氏に共感が…。もう、夜ドラスペシャル番組で、同キャストで白蓮事件か、いっそ伝助氏を主人公にした「炭鉱王物語」でも作ってくれ!って言いたいかも。
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Unknown (ルシア)
2014-07-21 07:15:40
 よく考えると、確かにそうだな~なんてわたしがXOXOって手紙に記されてるのを見たのは、海外小説か何かでだったんですけど、最初は「なんでこれがキス×ハグ??」とか思ったものでした(笑)

 豊臣秀吉さんは筆マメな方だったみたいですよね「そなたの口を吸いたい」……淀殿が「変態かっ!!」って扇子で突っ込んでたら楽しいかも(タカ&トシのノリで☆^^;)

 吉高さんは綺麗可愛かったですねえ♪元は女優さんとして全然好きじゃなかったんですけど、今はなんかだんだん関係なくなってきました(笑)特に村岡さんとの結婚後が、髪型とか雰囲気含め「村岡花子」っていうイメージで、ここからはもう安心して見れるかなあ、なんて思ったり(^^;)

 あ、それ、わたしも思いました!そういえばミス・ショーの登場はどうなるんだろうって。このままいくとブラックバーン校長かスコット先生のどちらかくらいしか選択肢がなくなりますよね、たぶん

 ブラックバーン校長の飛行機の話はわたしも唐突だと思いました確かに原案のほうにある科白かもしれないんですけど、前後の関係としてあそこで使うのはどうかと……戦争の足音を匂わせる効果を狙ってのことかもしれませんが、結構こういうところも脚本が雑だなとたまに思います

 シャーリーはスーザンの秘蔵っ子ですものね(笑)今、「虹の谷のアン」を久しぶりに読んでるところなんですけど、前に読んだ時とは全然違う再発見があったりして、自分でもびっくりしてます

「8人のいとこ」と「花ざかりのローズ」!!すごく懐かしいです~。でもあんまり懐かしすぎて、結構本の内容忘れてますね(^^;)なので、記憶違いかもしれないんですけど、2冊のうちのどっちかは、村岡花子先生のお弟子さんが訳された……といったように、あとがきに記されてたような気がします。四人くらいで訳して、村岡さんが読んでみたところ、ほとんど直すところはなかったけれど、「村岡花子」訳として売ったほうが本が売れるだろうということで(^^;)まあ、どうでもいいようなことなんですけど、いわゆる下訳というか、村岡先生の場合も先にお弟子さんのような方が訳していたのだろうか……とその時初めて思ったんですよね。そんで、そうした村岡先生の教えを受けたお弟子さんらしき方のひとりが、「赤毛のアン」シリーズの下訳を担当したことがあり、村岡先生はその下訳にさして変更を加えたりもしなかったのだから、あの本を訳したのはわたしだったのです……みたいに書いてあるのを読んだことがあって

 いえ、わたしこの話、本気にしてるわけですないんですけど、どの本のあとがきに書いてあったんだっけな~と思いだせず、実は割と最近になって突然気になっていたという(^^;)

 なんか話が脱線してしまってすみませんなんにしても、「8人のいとこ」と「花ざかりのローズ」もなんか久しぶりに読みたくなってきました♪あと「キャンディキャンディ」とか「レディジョージィ!」なんかも(笑)

「花子とアン」サイトの吉田鋼太郎さんのインタビューを読むと、ますます伝ちゃんに味方したくなる感じですwwある意味当たり前のことなんですけど、演技力では間違いなく龍ちゃんのほうが負けてる気がするんですよね(^^;)そのせいもあってか、「蓮子ォッ!!」って取り乱してる伝ちゃんのほうに同情したくなってしまうというか……最初は「不倫なのに、この清らかさはなんだろう」といった雰囲気があって良かったと思うんですけど、この大切な白蓮事件がもし滑ったらと思うと、なんか今日これから「花子とアン」を見るのがちょっと怖かったりします(^^;)

 いや、ほんとそうですよね!伝ちゃんが主人公でも十分面白いと思う(笑)仲間由紀恵さん主演で「白蓮物語」とか……視聴率、すごく取れそうですそれで史実のドロドロしたところを全部描写できれば、蓮子さんと龍一さんの駆け落ちに、もう少し説得力みたいなものが出るのかな~なんて(^^;)

 べのさん、コメントどうもありがとう~!!

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Unknown (べの)
2014-07-21 11:47:25
 「花ざかりのローズ」の方が、村岡花子・佐川和子共著になってますね。昔は、村岡さんが体調を崩してたから、共著になったのかと思ってましたでも、出版されたのが、昭和33,34年頃みたいなので、村岡さんが、かなりお忙しかった頃なんですかね。アンシリーズのあとがきに、「続きを早く書いて下さいというお手紙が、毎日のように」とか書かれてますし。年表みたら、「少女パレアナ」が昭和33年、「可愛いエミリー」と「ハックルベリイ・フィンの冒険」が昭和34年に刊行されてました。アンシリーズも、昭和34年まで7年間で10冊を出してるので、かなり多忙だったろうなあと。
 下訳の人はいたでしょうけど、最初の「赤毛のアン」の時には、下手すると敵性英語使用で目をつけられる時代ですので、村岡先生お一人だったのは、確実かなと。いつ、出版できるかも分からなかった状況ですし。その後のシリーズも、村岡先生独特の訳文体なので、ある部分の訳語とか説明をお弟子さん達が受け持ったことはあるにしても、全体を真似て書くのは、無理があるし、大変なんじゃ…。佐川和子さん単独の著書は、オルコットの「村のセレナーデ」というのが出てるみたいですね。
 1990年頃、氷室冴子さんが、角川の家庭小説再版の企画に参加して、入門エッセイの「マイ・ディア 親愛なる物語」という文庫本を出されて、当時買っちゃったんですが。氷室さんが、ご存命だったら、毎朝「花子とアン」をご覧になって何て言ってるだろうと。「違うのよおー!」か「ドラマならこれもアリなんだけど…」って呟かれるのか。本文も好きなんですが、あとがきを今読み返すと、村岡さんが「大人も子供も楽しめる本を」って願ったのと同じような事が書かれていて、何かこう胸にくるような感じです。角川文庫のマイ・ディアシリーズも絶版なのかもしれませんが、復刊すればいいのに。
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Unknown (ルシア)
2014-07-21 14:34:24
 なんかすみませんww自分では特に何も調べず、べのさんに丸投げしてしまったみたいで

 わたしが持ってた本が実際かなり古い本でその本には村岡花子先生のお名前しかのっておらず……あとがきのほうに、その四名の方のお弟子さんの名前にして本を出したほうがいいと言ったけれど、やっぱり「村岡花子」の名前で出したほうが売れるというか、何かそうしたことが書いてあって(^^;)

 わたしも、村岡先生が多忙&ご病気の期間などは下訳さんの力も結構大きな支えだったのかな……と思ったりしたんですけど、でも村岡先生に独特のあの「感じ」は村岡先生の確立されたオリジナル(?)というか、誰にも真似できないスタイルですよね。

 でも、「ゆりかご」を読むとやっぱり、「赤毛のアン」を訳したのは村岡先生以外ありえないわけで、その方は何を思って「自分が訳したのです」みたいに書いたのかな~なんて、その部分がとても気になったというか(^^;)

「村のセレナーデ」はわたしもちょっと読んだことないな~なんてオルコットの小説はいつか読みたいと思いつついまだに読んでないのがあるんですけど(汗)、最初読んだ時は結構「お道徳」の匂いが結構するな~と思ったりしましたっけ。「若草物語」はそうでもないんですけど、他の作品とか……その点、「赤毛のアン」はやっぱり新しかったのかなあと今さらながら思ったりします♪(^^)

 氷室先生がご存命だったら……結構怖いかもしれませんよね(笑)なんかすごい辛口の批評が飛びだしそうな気が(^^;)わたしが十代の頃、氷室先生はわたしにとって憧れの存在でした。「少女小説の旗手」というか、少女小説世界の最前線にいるというか、何かそうした感じで……そう考えてみると、村岡先生が望まれていた少女小説というか、「大人も子供も楽しめる本」の後継者のような気がします、氷室冴子先生って

 今日の「花子とアン」も面白かったですけど、ほんと龍ちゃんは間抜けですねwwいや、お友達のことを信じていたんだとは思うんですけど……そして当然のことながら荒れてる伝ちゃん

 村岡さんがケンシローに変身(?)して、新聞記者から花子のことを守るとかいう妄想文を書こうかと思ったんですけど、時間がないのでやめましたorz(いえ、やめて正解☆という話・笑)

 なんかほんと、余計なことを書いてしまい、お手間を取らせてしまったみたいで、ごめんなさい

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