天使の図書館ブログ

 オリジナル小説サイト「天使の図書館」の付属ブログです。

萌え語り♪(^^)-その2-

2012-02-16 | 

 バスタって正直、お話の途中でグダグダ☆になっていってしまったとても残念な作品……という側面があると思うんですけど、それでいて、批判するのがとても難しい漫画でもありますよね(^^;)

 なんでかっていうと、季刊誌で連載してた途中くらいまでは、圧倒的に多数の読者が「バスタすげェ!!」、「マジすげェよ、バスタ!!」と思っていた作品であり――そのあと物語が展開的にアレ(?)な方向へいってしまってからも、絵が超絶に上手すぎる&完璧すぎるゆえに……コレだけ凄いものを描かれてる作者さんに何か文句言うのってすごくためらわれるというかww

 うん、でもあえてそこはちょっと分けて考えさせてもらって、以下は「BASTARD!!―暗黒の破壊神―」という漫画に対する、一読者としてのわたし個人の感想です。。。

 一応最初に書いておくと、バスタに関してはわたし、愛情があるからこそむしろ批判できる、といったような立場なんですよね。

 いえ、もう批判する気にもなれない漫画が以前あったから、それに比べるとバスタはわたしの中で作品に対する愛が超全然生きている!!といっていい作品だと思います(カルへの偏執的な愛情(笑)っていうのを抜きにしても、バスタっていう作品自体にわたしは物凄く強い愛情を持っています。そしてつい最近再読するまでは、<持っていた>という過去形だったんですけど――それが現在進行形に戻ったというか^^;)

 で、わたし個人の見解として、コミックスの13巻、カル戦が終わったくらいまでは、バスタって超々々々々神漫画でした。原作者様のことも日本一か世界一、いやいや宇宙一漫画描くの上手い方なんじゃないかと思ってたくらいなので、その後の展開に関しては本当に何かこう残念至極というか(泣)

 うん、とりあえずわたしがバスタについていけたのは、いいとこ言って17巻くらいまでだったんじゃないかという気がします

 18巻の内容に関してはまあ、季刊誌を立ち読みして「やっぱダメだな☆」と溜息を着いて本を閉じた記憶があったり。

 もちろん、この18巻の内容も面白い方にとっては面白い展開なのかもしれません。。。

 そして今回26巻までストーリーを大体のところ追ってみたところ、あらためて思ったんですよね。

「だったら、わたしがバスタードっていう漫画に求めていたものって、一体なんだったんだろう?」と……。

 その後、再びジャ○プ本誌に戻って「背徳の掟」編というか、魔人コンロン編がはじまったのも知っていました。

 でももうこれはわたしが昔好きだったバスタとは別作品だと思ってたから……少しだけパラっと読んで、「嗚呼、やっぱりダメだな☆」ということだけチェックして終わっていたんですよね。

 それからさらにウルトラジャンプのほうへ移ってからは――「ああ、まだ続きやってたんだ☆」というか、何かそんな感じだったんです。

 うん、今回D・Svsウリエルのバトルを読んでみて、超絶なスゴいバトルだっていうのはよくわかるんですよ(^^;)

 でもアムラエルのエピソードとか、ただ残酷なだけで全然感動とか出来ない。

 ねえ、ひとつ言っていいですか?

 天使たちが「おまえたちの愛は壊れている」って断罪してるけど――その天使たちだって、愛とか正義について、何も理解なんてしてないんじゃないでしょうか?

 わたし、ミカエルのこともウリエルのこともガブリエルのこともラファエルのことも、正直キャラクターに全然魅力を感じません。

 わたしはもともと、天使とか悪魔っていうキャラについては、属性的にかなり好きな傾向が強いです。

 でもこの天使と悪魔のバトルを描くために、わたしが心から共感できていたキャラたち――十二魔戦将軍や侍Boys(笑)、カイやラーズやアビゲイルたちみんなが死んだのだとしたら、「F××k!!」という言葉のひとつも、読者として言いたくもなろうってもんですよ(^^;)

 わたしたち人間の愛が壊れてるっていうんなら、あのクソ天使どもの正義なんざ、最初からぶっ壊れている以外の何ものでなくて、なんだというのでしょうか。

 もちろん、だからこそ主人公であるD・Sは怒り狂ってもいるわけですけど……その彼が仇をとってくれてもなんか今さら虚しいし、それと同時にきちんと物語のパーツが繋がってない時点で魔戦将軍やヨシュアやカイやラーズといったキャラたちが甦ってもいる。

 うん、これでもまだバスタードっていう作品を見捨ててない初期からの読者さんってすごいと思う(まさに)。

 そしてわたしも今回、そっち側に入っちゃったっていうことでもあるんだけど(^^;)、いえ、物語としてもう破綻している以外の何ものでもないとは思うんですよ??

 でもね、24巻とか読んでて、実はちょっとだけ嬉しかったのです(バカな読者だな、オマエも☆>_<)

 昔好きだったみんなが、なんか意味わかんないながらも全員生きている……最初読んだ時は昔との絵の違いにガクッ☆としたりもしたけど、シーラ姫とかカルとか、名前言われないと誰だかわかんない感じだけど……それでも嬉しかったんですよ。

 昔あれだけ好きだったキャラたちが、同じ世界に足をつけて<生きてくれている>っていう、そのことが。

 ――といったよーなわけで、わたしはバスタードっていう作品を批判しながらも応援する立場に回った感じなんですけど、もう一度ここで、「わたしはバスタードっていう作品に何を求めていたのか?」っていうことに話を戻したいと思います。

 というか、13巻までがわたしにとって個人的に完璧凄すぎ神漫画だったんですけど……じゃあ、そっから先どういう展開だったらわたしは満足したのかなって思うんです。

 ええとですね、この13っていう数字は、わたしにとってそうなのであって、他のファンの方は「オレは17巻くらいまではまだ全然ついていけてたよ?」とか、人によって意見が分かれると思うんですよね(^^;)

 なので、これはあくまでわたし個人の感想なんだと思って欲しいんですけど――14巻、カイの片足がもげた時点で、「あ、これは方向性ヤバイっ!!」ていうフラグがわたしの中で最初に出てました

 いえ、もしかしたら魔法で痛覚を遮断したりも出来るのかもしれませんけど、そのあと「足がねェのか」とか冷静に思ってるカイって、たぶん絶対おかしいと思う(^^;)

 まあその前までにも散々、D・Sの腕がもげても即再生とか、もっとずっとひどい怪我でも全然修復可能っていう場面を読者は繰り返し見てきて、特にそれに対してはなんとも思ってないだろうと思います。

 でもわたし、カイの怪我については初めておかしいって思いました。そしてその後、次から次へと無残に散っていく侍Boys&魔戦将軍たち……いや、なんかもう……ね、この漫画を原作者様はどうしたいんだろうと思いました

 それから、「背徳の掟」編に移ってからも続く残酷描写の数々、描かれる人間たちの深い絶望……「この残酷描写、スゲェだろう!?」とか、「この絶望の表現方法、スゲェだろう!?」、「今まで漫画の中でここまで描けた奴はいないはずだぜ!」とか原作者様が思っていたらどうしようかとさえorz

 ええとですね、漫画に限らず音楽でもバレエでも「何かを表現する」っていう人にとって、人生でどこまで絶望を見たことがあるかって、物凄く重要なことだとわたし自身は思ってます。

 その点でいくと、この原作者様ってたぶん、異常なほど才能がありすぎたのかなって思う

 うん、侍Boys(笑)にしても、十二魔戦将軍にしても、コミックスの巻末とか読むと、すごく細かいところまで設定が決められてるのがわかる。ついでにそこに添えられた文章を読んでると、原作者様がひとりひとりのキャラクターに愛情を持ってるっていうこともよくわかるんですよね(^^;)

 にも関わらず、それを一瞬で(いや、実際には一瞬じゃなくてもっと時間かかってるにしても)、ああいう形で順に殺していけるっていうのは――ちょっと異常だと思う。

 とりあえずわたしは読者として理解できないし、この時点でバスタードっていう作品はわたしにとって「ついていけない作品」として遊離しました

 でも今、もう一度目を背けたい気持ちと同時に読んでみると……確かに、すごいなとは思うんです。

 この世に絶望というものがあったとしたら、確かにこの通りかもしれない、とも思う。

 これはまあ、わたしが凡人並かそれ以下くらいにしか<才能>と呼べるものがないからそう思うのかもしれないけど……やっぱりね、それでもわたし、もうちょっとこの展開についてはどうにかして欲しかったorz

 うん、D・Sが嫌々ながらもドラゴンウォリャー(笑)になって、暗黒神&天使たちをぶっ倒すとかのほうが、ベタ☆でもまだ全然良かったと思うんです。

 もちろん、そんな程度じゃ物語の展開としてヌルすぎるとか、わかることにはわかるんだけど、そこはまあ原作者様にひねりを加えて描いていただいて(勝手だなあ、もう☆)……うん、ここまで宇宙的に風呂敷広げる前にバスタには終わって欲しかった気がする

 それでもし天使とか悪魔のことが描きたかったんだとしたら、それはまた別作品として生みだすべきだったんじゃないかなあ、なんて(^^;)

 まあね、読者なんて勝手なものだっていうのもあるかもしれないけど……バスタに関しては「流石にこれはないよ」っていう部分でみんな意見が一致してると思うんですよねww

 しかも絵が超絶的に綺麗なだけに、ここまですごいものを読ませてもらってるにも関わらず、それを素直に「面白い!」と思えないことに対する絶望感って、当時のわたしにはすごく深かったというか

 もちろん今も、深いことには深いんですよ、その絶望感って。何度も読んでるうちに結構麻痺してたりするけど、やっぱり「ここらへんからおかしくなってきたよな☆」とか普通に思うもの。。。

 まあ、バスタードっていう作品について、わたしが再読してみて思ったことは、大体こんなところでしょうか(^^;)

 以上のことは、カルのことを抜いて語ったわたし個人の感想なんですけど……カルについてはまた別枠(?)で記事にして書く予定でいます(笑)

 それとこれは全然関係ない(?)んですけど、今回読んでてマカPと馬橇(だから字、違うって☆)ってなんか結構オイシイ立場だなwwなんて思ったり(^^;)

 いえ、生き残ったら生き残ったで、それはそれですごい地獄だとは思うんですけど……マカPとかやっぱり、キャラ的にオイシイなあ、なんて。。。

 わたしにとってはバスタの9~13巻が作品全体を通して一番好きなところなんです♪(^^)

 もちろん、「そりゃあんたがカルに狂ってるからでしょーが☆」って言われたらそれまでですけどね(笑)、でもカルのことを抜きにしても(つまり特にカルファンじゃない人が読んだ場合でも)、このあたりの一連の流れとかカル戦を作品中一番褒め称える方はすごく多いと思うんですよね(^^;)

 そんでもってマカPとか馬橇(定着☆)って、存外人気のあるキャラっぽそうな気がww

 マカP、さんまバレリーナみたいになって吹っ飛んでるし(マノウォーで☆)、馬橇は美形キャラじゃないのに、なんかよくわかんないけどすごくいい味だしてるキャラだと思うし(笑)

 あと、このふたりにプラスして十二魔戦将軍には生き残り組にシェラがいるわけですけど……19巻のシェラと9~10巻の頃のシェラってなんか別人ですよね

 いや、それが悪いってわけじゃないんだwwわたしは一応どっちのシェラも好きなんだけど、あんなにおっぱい大きくて太もも見せ見せしちゃってる今のシェラを見て、カルがどう思うのかをわたしは知りたいんだ!!!(結局そこかよ☆笑)

 まーなんにしても、シェラがいつかカルに再会するかもしれないから、バスタの続きがもしどっかで出るんなら、オレは買うことにするよww

 もちろん、わかってはいるんだけどね、そんなシーンが描かれずにバスタードっていう作品は終わるんじゃないかなーっていうことはね(^^;)

 ではでは、いいかげん今回も長すぎるので(ほんとにな☆)、このへんで……。。。

 それではまた~!!





最新の画像もっと見る

コメントを投稿