天使の図書館ブログ

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花子とアン-第57話-

2014-06-06 | 花子とアン
ジェームズ・ギリアム(オールポスターズの商品ページよりm(_ _)m)


 さて、今回は前回の話の続きからですww(きゃっ!石投げないで!!笑)


 伝助氏:「待てーい!!その必要はなかと!!

 蓮子嬢:「まあ、あなた、どうしてですの!?」

 伝助氏:「そげなこつ、決まっとるたい。ワシがたった今病院へ行って、生き残ってるもんにはべ○マをかけてきたし、死んだもんにはザ○リクをかけてきたばい。そんでもダメだったもんは、教会へ棺桶を引いていかせたとよ」

 炭鉱夫ABC:「旦那しゃん、それはほんまですか!?

 伝助氏:「けんどまあ、おまえたちにえらく迷惑かけたゆうことも事実……まあ、これでどうにか気持ちを収めてくれんき

 タミ:「こげなもんしか用意できんとですけど。こらえちゃんなっせ


 ――家政婦は見た的立ち位置から、タミが炭鉱夫ABCにお金の入った封筒を渡すのを見る蓮子嬢。。。

 炭鉱夫ABCのうち、特にCは、新聞記者黒沢に瀕死の重傷を負わせたことも忘れ、封筒の金額に満足し、さっさとずらかっていったようだ!!(笑)


 蓮子嬢:「わたし、許せません!ろくに話し合うこともしないでお金を渡したんじゃなんの解決にもならないでしょ!それに、あんな大金を(女中如きのあなたが)勝手に支払うなんて……!!」

 タミ:「これがこの家の昔からのやり方ですき。うちは旦那さまから信用されてお金を預かっちょるとです。それがなんか?

 蓮子嬢:「妻であるわたくしに、そんな口を利いていいと思ってるの!?」

 タミ:「妻らしい事やら何ひとつしよらん人は、人形らしゅう黙っときゃあいいとたい!!

 蓮子嬢:「のわんですってえ!?あんたなんか、メラミよ、メラミ!!

 タミ:「じゃあ、こっちはその上のメラゾーマたい!!

 伝助氏:「ふたりとも、低次元な争いはやめんかっ!!

 タミ:「先に奥さまがメラミを唱えたとですよ

 蓮子嬢:「あなた、止めないでちょうだいっ!!こんな女、ザラキよ、ザラキィィっ!!

 伝助氏:「ハッハッハッ。とんでもねえ伯爵家の娘ばい」

 タミ:「旦那しゃん、笑いごとじゃなか。下手したらうち、死んでおったとこですよ

 蓮子嬢:「こんな家にいたら、わたしだっておかしくもなります!!

 黒沢氏:「だ、だれか……僕にほんとにベ○イミ……なんだったらホイミでもいいから……グハァッ!!(吐血☆)


 え~と、くだらない妄想話はどうでもいいとして(ほんとにな☆^^;)、昼間は何やら冷たい態度だった伝助氏ですが、夕方ごろになって「今日は色々すまんやったな」と、蓮子嬢の部屋にあやまりにやって来ます

 と、話の途中で伝助氏が過労&心労のためか、苦しそうに倒れてしまいます。「ここでこの男が死ねば、ザラキを唱えるまでもなくわたしは未亡人……おーほっほっほ。これからは自由に人生を謳歌できてよ!!」と思うでもなく、「誰か、早くお医者様を!」と叫ぶ蓮子嬢。

 この人を喪う……そう思ったら、もしかしたら恐怖心とともに、心の底に微かな愛着の情の残り火みたいなものがあると、蓮子嬢は気づいたりしたのでしょうか(憶測☆)

 蓮子嬢はタミさんを部屋から強制的に追い払うと、伝助氏の看病を自ら行うことに。。。


 伝助氏:「まさか、おまえが看病してくれるとはなあ。倒れてみるもんばい」
 
 蓮子嬢:「今はお仕事のことは忘れて、ゆっくりと静養なさってください。召し上がりますか?」

(お粥を自分の口で冷まし、伝助氏の口許まで持っていく蓮子嬢

 伝助氏:「熱っ!!(>_<)」

 蓮子嬢:「ご、ごめんなさいっ!!


 ――何やら新婚夫婦のようで微笑ましい伝助氏と蓮子嬢ですが、まあ夫婦の絆の芽生えのようなものも虚しく、いずれ関係が破綻するであろうことはわかりきっているわけで(^^;)

 それはさておき、やっとここから花子パート!!

 教会の本の部屋で執筆活動に励もうとする花子ですが、>>物語を何か書かなければ……と焦れば焦るほど、自分に苛立ってしまうはなでした。という美輪さんのナレーションには、自分的には違和感ありまくりです(もちろん美輪神が悪いというわけではまるでなくww)

 もちろん、蓮子嬢が本を出版したことに対する焦りという気持ちはわかりますが、物語を紡ぐとか想像の翼を広げるとかって、基本的には先に身内にたぎるものがあってこそだと思うのですが、どうなのでしょうか(^^;)

 と、ここで物語を書こうとして書けず、眠ってしまったらしい花子の元に、ギルバート朝市がやってきます


 朝市:「花、こんなとこで寝てたら風邪ひくら。ええっと、何々……「ぺぐもんとばるたん閣下」??あのくだらねえ話の続き、まだ書いてるだか。そういや、あのあとばるたん閣下は蓮子さんとどうなっただか、オラもちょっとだけ気になるだよ」


 ――ばるたん閣下は、幻術を使って理想的な男性の姿で蓮子さんの元へ現れますと、「こんな地獄のような生活は捨て、自分と逃げよう!!」と言いました。

 でも蓮子さんはなんだか自分が夢を見ているようで、ばるたん閣下の言うことがすべては信じられない様子です。

「あなた、わたくしのためなら、以前夫のことを殺してもいいとおっしゃってくださいましたわね。輪切りにしてくださるとさえ……今、わたくしの夫は病いに臥せっています。もしこれがあなたの仕業だとおっしゃるなら、わたくし、わたくし……とてもあなたと一緒には行けませんわ。だってそうでしょう?嫌々ながらとはいえ、夫婦として結ばれた以上は、妻として果たさねばならない義務というものがありますもの。バルタン閣下、あなたがいてくださったお陰で、わたくしがこの数か月、どれほど心を癒されたことか。一緒に歌を歌ったり、瞬間移動ごっこをしたり……楽しゅうございましたわね。でも、ここまでですわ。わたくしはあくまでも嘉納伝助の妻として生きていくのが運命……さようなら、バルタン閣下。どうかあなたもあなたにお相応しい方と、幸せになってくださいませ」

「そんな、蓮子たん……

 失恋したバルタン閣下の心は、とても惨めでした。何故といって、幻術で理想的な人間の男性の姿に化けている以上――彼はそれ以外の要素で恋に破れていたからです。

 こうしてバルタン閣下は失意のうちに甲府へ戻ってくると、ぺぐもんや吉太郎を呼んでやけ酒を飲みながら、自分の恋がうまくいかなかった経緯をふたりに話して聞かせたのでした

「ばるたん閣下も蓮子さんに失恋しただか。実はオラもだよ」

 ぺぐもんは最初の一杯ですっかり酔ってしまい、今では草の上に大の字になって眠っています。蚊が刺し放題でしたが、バルタン閣下と吉太郎はそんなことにはまるで無頓着なのでした。

「もしかしたら蓮子たんは、ワシの正体に気づいておったのかもしれん。じゃが、ワシのことを「おぞましいセミ人間」とも言わず、相手をしてくれたのかもしれんのう」

「おぞましいって、バルタン閣下、実はそのことに気づいていただけ!?

「そりゃそうだとも。バルタン星人の間では、ワシの容姿は超クールでも、地球人にとってはそんくらいのもんだということは、わかっちょった……でも蓮子たんはええ娘じゃ。いつかワシが地球を征服したら、吉太郎、必ずおまえをこの地球の王さまに、そして蓮子たんを女王にすることを、ワシは今ここに誓おう」

「ばるたん閣下……

 ――こうしてバルタン閣下と吉太郎は、夜更けまで飲み明かし、翌朝ぺぐもんは蚊に刺され放題の体で家へ戻ったのですが、あまりに顔が腫れ上がっていたので、がらもんちゃんは自分のボーイフレンドのことがまるでわかりませんでしたとさ(≧ε≦)。


 おしまい☆


 朝市:「しょうもねえ、くだんねえ話だな。<ミミズの女王>と違って、こげなつまらん話では絶対に賞は取れん。それより、花はオラの嫁になったほうがええだよ。なーんてな、へへっ(照)」

 ももちん:「朝市さんは、お姉やんのことが……!?


 というわけで、ここまでが(わたしの中の☆)「花子とのアン」の第57話。

 文字数が結構多くなっちゃったので、58話以降は、また次回ということにしたいと思います(^^;)

 それではまた~!!





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2 コメント

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Unknown (ルシア)
2014-06-06 20:52:53
 わたしも、ドラクエ5はスーファミ版をプレイしてます(笑)

 あ、確かに主人公は悟飯くんに似てる感じがしますよね♪久美沙織さんの小説は、友人に押しつけられる(?)ような形で読んだのですが、これが読みはじめたらすごく面白くって……随分昔の話なので、細かいところなど忘れてしまってますが(汗)、ゲームでやって大体内容知ってるのを読んでも面白くなかろーに☆と思いきや、すごくすごーく面白かった!!という記憶が今でも残っています(^^)

 やっぱりわたしも初プレイの時にはビアンカを選びましたもうひとりの子もいい子だとは思うんですけど……やっぱりそこはねえ☆という感じで(^^;)

 スライムナイト!!なんかもうプレイしたのも久美先生の小説読んだのも相当昔のことなので、記憶にあんまり残ってないんですけど(汗)、そのへんのエピソードはなんかすごく気になります♪わたし、RPGもので名前つける時は、大抵その時好きだった漫画やアニメのキャラが多かったかも……でも、今はもうなんて名前つけたのかすら覚えてなかったり(だってあれからすでに、△年もの月日が・笑)

 史実としては、タミさんも間違いなくお手つきなはずですよね(^^;)でも朝ドラでそこまでドロドロ☆してるのもどうかっていう感じで、そこらへんは結構端折ってあるというか、なんというか民放あたりで「これが「真実の柳原白蓮」とかいうドラマをやったらすごく視聴率取れそうな気がしたり伝助さんのモデルになってる方が物凄いセェゴォ(笑)で、夫の相手をするのが嫌な白蓮さんが他に若い妾をあてがったとか、女遊びの激しい夫に性病移されてアッタマきたとか、そんなことまで描写されてれば、「他の男に走ってアタリマエ☆」という視聴者さんの理解も得られそうですけど……なんといってもそこは<朝ドラ>ですもんね(^^;)

「ヨコハマ物語」、昔雑誌でちらっと見かけたような記憶しかないので、内容のほうはさっぱりなんですけど(汗)、面白そうだな~と思います♪ちなみに「はいからさんが通る」のほうは、中学生くらいの頃に一度読んだきりなので、中身ほとんど覚えてないような感じで、読んでてすごく楽しめました(^^)

 いや~、ドラマ内の花子像はちょっと問題ありという気がしますももちゃんの「お姉やんの作った話が読みたい」という一言で、原稿に鉛筆を走らせ、それを出版社に持っていく……ところで今日は終わってましたけど、もう少し「ゆりかご」のエピソードに沿ってたほうが良かった気がしたり(^^;)もちろん、今後の話の展開次第によっては……とも思いつつ

 ももちゃん、「ゆりかご」を読んだ読者にとってはたぶん、「史実は動かせないからなあ☆」という感じで、北海道移住も理解できるにしても……わたしがもし「ゆりかご」を読んでない視聴者だったら、「朝市に振られたからって、何も北海道まで行かなくても」って感じかもしれません(しかも家族全員があの条件で納得してるのも不思議^^;)

 もしこれがオリジナルなら、間違いなく朝市とももちゃんってくっついてそうですよね花子が出版関係の仕事のために再び上京した、そのあとくらいにでも……なんにしてもわたし的には、早く村岡印刷さんが出てきてほしい感じです(笑)

 べのさん、コメントどうもありがとう~!!

 
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Unknown (べの)
2014-06-06 11:44:51
 昔、スーファミのドラクエ5天空の花嫁をプレイしてた時の事を思い出しました。それまでは、弟のやっているのを見てる方が多かったのですが、主人公が少年で父と従者の3人組で、鳥山先生の絵を見ると、悟飯くんにちょっと似てると思い、手を出しました。ええ、パパスの死に涙し、ヘンリー王子とまさかの奴隷生活、脱出、ビアンカとの再会、勿論ビアンカ選んで結婚、双子出産の夜の悲劇、石化、解除した成長した双子とビアンカ捜索、その中で過去に戻り、父と昔の自分に会い長年の謎が明らかに…。いや、ゲームでここまで感動するとは思いませんでした。感動ついでに、サントラCDやノベルズまで買っちゃって。久美沙織さんの単行本を買って読んで、それも感動したんですが、一つ疑問が。スライムナイトのことです。主人公の母を慕うスライムがいて、彼女の為に修行して、スライムナイトに…って!スライムナイトって、騎士が上に乗ってるだけじゃなかったんですね。スライムが騎士の芽を生やして成長すると、スライムナイトになるんですね!その時まで、2体別々の生物だとばかり。このスライムナイトが、またカッコイイんですよ、生き方が。ちなみに、私、主人公は、大体みんな「シャナ」って名付けます。息子は「トラン」、娘は「サーシャ」でした。
 「蓮伝物語」とでも銘打つべきでしょうか。とうとう、時間配分10分に…。妾表現してませんが、大金自由にできる女中頭と平手打ちの応酬。これは、正妻としてのプライドか、少しは嫉妬もあるのか…。伝助さんの一喝、普通の女性なら見直しますが、蓮子さんはちょっと違いますから。時間を置いての、伝助さんの話の持っていきかた。過労で倒れた夫の看病。女中頭の締め出し。オリジナルならねぇ、和解の一歩ですけど、これから不倫に走ったら、蓮子さんただの悪女ですから。いや、これ見てると大和和紀さんの「ヨコハマ物語」の万里子と竜助のカップルを、思い出します。竜助も成り上がり者。お嬢様だった万里子を密かに慕っていたものの、その時は貧しく、万里子には幼なじみの好きな男がいて、後に婚約。でも、実家が破産かと言う時に竜助が成り上がった財産で援助するも、条件は万里子との結婚…。竜助と万里子、年の開きはありませんが、状況が似てるなあと。この後、もう一人のヒロインお卯乃が、万里子の代わりに、アメリカへって…。こっちは、紆余曲折あってのハッピーエンドですが、「蓮伝物語」はこれから、更なる迷宮に入りますから。
 さて、残り5分だというのに、(-_-)zz寝てる場合ー!そのままでも、進行しましたが。いや、でもお話のストックも無いのね、花子さん。あんなに本がいっぱいなんだから、片っ端から捲ってみるとかすればいいのに。
 それにしても、ももちゃんがあんなに近づいてるのに、気付きもしない朝市も、どんだけ花子に集中してるんだって感じ。本棚一つ分だけの距離なのに、自分に気付いてもくれない朝市に、初恋の終わりを悟ったももちゃん。あの後、どこかで少しだけ泣いて、戻ったんですね。いじらしいという言葉が、ピッタリなんですが、だからといって、北海道の森田くんしか選択肢が無いなんて、ひど過ぎな気が…。
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