何事も費用を抑えたい昨今
ビジネスでは必須のレーザープリンタですが、トナー交換には万単位のお金がかかります。
そこで最近多く見かけるのがリサイクルトナーですが注意が必要です。
トナー補給が行われるのみのカートリッジ
モノクロレーザープリンタのトナーに多いのですが、トナータンクと感光体(ドラム)がセットになっているカートリッジがあります。
この感光体は非常にデリケートで寿命もある部品なのですが、安価なリサイクルトナーではトナーの補給を行うのみで感光体の交換を行いません。
結果、印刷結果が汚れたものになることがあります。
トナー成分が純正品と違う為にトラブル発生
トナーの成分が異なる為にトラブルが発生することがあります。
弊社がプリンタ不調としてお客様に呼び出された事例があります。
B5,A4印刷
・特に問題なし
B4,A3印刷
・文字のみの書類印刷はOK
・大きめの画像があると紙詰まり
この紙詰まりですが、メーカー純正トナー利用の頃は全く問題なかったのに、リサイクルトナーを使うようになったら発生したということです。
プリンタメーカーの見解:
「トナー成分が異なる為、定着ユニットでの高温&高圧をかけた後、印刷面積が広いとローラーから紙が剥れにくいのでは。
メーカーはリサイクルトナー利用時の保証は全面的にはできない。」
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よくインターネット通販のリサイクルトナーの売り文句に、
リサイクルトナーが原因で問題あったら保証します
とか、
リサイクルトナーが原因でプリンタ故障したら弁償します
とかあります。
ただ、これには落とし穴があります。
「リサイクルトナーが原因である」ことを、利用者がリサイクルトナー業者に納得させないといけないのです。
やはりトナーは純正品が無難でしょう。
ただ、最近プリンタメーカーでは自社で再生トナーを販売している場合もあります。
プリンタメーカー純正リサイクルトナーがあるなら、それを利用されると良いでしょうね。