ロイドベンチャーシステム雑記<ロイドの日記>

弊社「株式会社ロイドベンチャーシステム」は、千葉県(主に南房総地域)でパソコンの何でも屋をしています。

勧誘「回線費用が安くなります!」ちょっと待って!フレッツ光からの回線変更はご注意を

2016-05-30 19:07:18 | こちら営業担当


以前、光のブロードバンド回線といえば、「NTTフレッツ光」でした。

最近は携帯電話系各社が、携帯電話との契約をセットにすることで費用をお得にするサービスを提供しています。

 例:
  ・ドコモ光
  ・auひかり
  ・ソフトバンク光

月額料金が下がる!

個人や家庭用途ならいいでしょう。

しかし、法人利用では落とし穴があるかもしれません。


---


「インターネットFAXが使えなくなった!」


南房総市のあるお客様の事例です。

1.もともとの環境

 (1)NTTフレッツ光ネクスト
  ・ひかり電話
   ・ナンバー・ディスプレイ
   ・ナンバー・リクエスト

   ・追加番号サービス「マイナンバー」
    番号を2つ追加し、うち1つをFAX用に利用

   ・FAXお知らせメール
    前述で追加した番号の1つをFAXとして利用。
    外部からの受信FAXは、NTTフレッツのサーバに
    TIFF画像として蓄積。
    パソコンで、WEBのTIFF画像として受診FAXを見る。

   ※お客様は、FAX受診はこの仮想FAXで行うのみで
    実FAX機は無しで業務を行っていた。


 (2)プロバイダは、ぷらら



2.ある日、ドコモ光への変更を勧誘する電話が。

「機器もプロバイダも一切変更すること無し!
 docomo携帯と固定電話の契約を纏めるだけ。
 月額料金を安くできて、
 NTTフレッツひかり電話と同じことができますよ」


 おお!それならと契約を変更されたお客様。

 しばらくして業務に多大な支障をきたす問題が発覚します。



3.悲劇発覚

「ああっ! FAXが受診できなくなったぞ!」

 フレッツ:ひかり電話のオプション「FAXお知らせメール」にて
 WEBで受信&画面確認していたFAXが利用できなくなりました。

 ブラウザでログインしようとしても、ログイン不能。

 取引先からも、「貴社にFAXを送れない」との苦情が。


 パソコンの問題かと思われたお客様は弊社に相談をご依頼に。

 訪問し調査をした結果は、
  「NTTフレッツ光を止めたから。」
 でした。

 そもそも「ドコモ光」には、「FAXお知らせメール」が
 なかったのです。


   参考:ドコモ光電話向けサービス

 勧誘をしてきたドコモ代理店は連絡先不明。
 近隣ドコモショップにTELをしても、サービスがないものは
 対応不能との回答が。

 しかも「ドコモ光」契約時に2年縛り。
 更にスマホ1機を割引購入してしまい、元回線に
 戻すこともできません。

 eFAX等のインターネットFAXを使うのも手ではありますが、
 それではFAX番号の変更が発生します。
 取引先は連絡すれば済みます。
 官公庁に登録しているFAX番号はおいそれと変更できません。

 
 もうこうなると仕方ありません。

 私が思いつくFAX受信は、下記方法のみでした。

  ・FAX/複合機を1機用意(A3サイズ受信が必要)

  ・光でんわルータの特定アナログポートにFAX用番号を
   指定した上で、前述FAXとケーブル接続。

 弊社ではFAX/複合機の販売は可能です。
 しかし光でんわルータの設定は専門外。(不可能ではないのですが)

 回線を「ドコモ」にしましたので、相談窓口はルータを
 設置した「NTT」ではなくなっています。

 「光でんわルータ設定変更は、ドコモショップに行って
  相談して下さい。」

 そう言うしかありませんでした。



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他にも悲劇が予想されるケースがあります。

例えば、下記ですね。

 ・IPアドレス固定
 ・VPN
 ・フレッツ・テレビ伝送サービス



皆さん、安易な回線契約変更にはご注意を。


一応ホームページを良く見れば下記のようなページはあります。
 ドコモ光 ご利用時の注意事項

しかし、電話勧誘の業者がこのことを説明してくれるとは限りません。


携帯ショップ店員が、
「お客様はFAXお知らせメールなんて使ってないですよね?」
などと自発的に言ってくれるとは限りませんよ?



Windows10 強制アップデート問題 今日も「KB3035583」が復活

2016-05-26 15:16:29 | 技術部屋より

本日またもや、Windows10へのアップデートを促すパッチがWindowsUpdateで自動で配信されたようです。



今回確認したのは、「KB3035583」

「KB3035583」は、以前、削除・非表示にしていたのです。

しかし、勝手に非表示を無効にした上で、新VersionでWindowsUpdate対象に自動復活させてくるとは。




TV報道などでも強制UPへの非難がでているのに、それでもMicrosoftは強行する姿勢は変えないようですね。


Windows10 強制アップデート被害が多発! その3:回避策?だめだこりゃ編

2016-05-24 20:40:33 | 技術部屋より

Windows10の勝手なアップグレード
特に5月の月例WindowsUpdateで事実上の強制になったことで、かなりの苦情がきているのだろう。


Microsoftが回避策を公開した。

 動画版
 https://mix.office.com/watch/ikvhtn5xb7mu

 sway投稿版
 https://sway.com/paGpQ6qPQYtxokYE



この業界で飯を食っている私でも、あまりやりたくない工程だ。


情報システム部門がある会社ならいい。
その社内の担当者が責任をもってがんばれ!




しかし、おじさん社長や、経理のおばちゃんにコレをやれというのか?
無理でしょ。

前半はともかく、レジストリを弄るとこからはダメだよ。

そのようなお客の為のサポートにも限界がある。

本来の予定されていた業務を放り出して、
過去の販売履歴をチェック、
Win7、Win8のパソコンを探し出し、
それら1台1台の為に出張サービスなんてできない。

特に、既にWin10アップで被害が発生していた場合、
その苦情が弊社にまずぶつけられるのも辛い。

しかも、作業費の請求書を素直に受けとってくれるとも限らないのだ。


Microsoftが今になっても、一発実行でよいプログラムを用意しないのは、何が何でもWindows10にさせたいからなんだろうな。




ちなみに、Yahoo等で
「Windows10 アップグレード 損害賠償」
キーワード検索してみたが、今のところ、補償がされた事例はないようだ。






Windows10 強制アップデート被害が多発!
その1 > その2 > その3






Windows10 強制アップデート被害が多発! その2:事例編

2016-05-24 20:38:06 | 技術部屋より

Windows10の勝手なアップグレードの被害に関し、弊社に相談が来ている事例が多数。


南房総市(富浦、富山、三芳、白浜、千倉、和田、丸山)、館山市、鋸南町、市川市、松戸市等にある、弊社とお付き合いのあるお客様達から電話が毎日のようにくる!


【事例0】業務中にWindows10アップグレードが開始された!

 PC使用中にいきなりカウントダウンが始まり、そのまま
 アップデートが開始された。

 その際行っていた処理が勝手に中断!
 アップデート処理が終わるまで業務ストップ!

 (1)ある税理士さん。これでその日は仕事にならず。

 (2)ある会社の事務担当の方
  弥生会計入力中にいきなりコレが!
  仕事が半日ストップ。

 (3)ある保険代理店さん。
  更に、次の【事例1】も重なり業務に多大な影響。



【事例1】Windows10アップグレード処理が失敗!

 何らかの理由で処理が失敗、元のOSに戻れればよいのだが、
 それがダメな事例が多い。

 (1)家庭用富士通ノートのお客様。
  OS起動不能。
  DVD-Rにリカバリディスク作成をしていなかったので、
  元のOSへのリカバリも不能。
  ユーザデータだけでも救ってくれ!と弊社に依頼。

 (2)家庭用NECノートのお客様
  OS起動不能。
  リカバリディスクを作っていたのでは自分でリカバリ。
  しかしその結果ユーザデータ消えた。
         子どもの成長を記録したの写真も...

 (3)NECビジネス用デスクトップのお客様
  OS起動不能。リカバリは弊社で。
  ユーザデータは弊社で救った。

 (4)富士通ビジネス用デスクトップのお客様
  OS起動不能。リカバリは弊社で。
  ユーザデータは弊社で救った。

 (5)Acerビジネス用ミニデスクトップのお客様
  OS起動不能。
  20型ワイドディスプレイではBIOS画面も見えない。
  弊社15型ディスプレイではBIOS設定が表示できたので、
  BIOS初期化したら、Windows7に戻れた。

 (6)Acerノートのお客様
  数日は使えていたが、段々とエラーがでるようになり、
  ついにOS起動不能に。
    
  リカバリディスクを作っていなかった為、リカバリも不能。



 このような悲劇は今日(5/24)時点で計10件を超える。
 多分、明日も増える。



【事例2】無事Windows10になったけど、業務ができなくなった。

 Windows10に対応していないシステム・ソフトはいまだ多数。
 特に、業務アプリ、ハードの未対応は致命的。

 明確に対応していないソフトの中には、勝手にアンインストール
 されるものもある。(厳密にはWin10に引き継がれないというべきか。)
 アンインストールされなくとも、動作できないものもある。

 (1)対応していないソフトが消える

  Windows7でちょっと古いバージョンのウィルスバスター使ってた。
  Win10になったら、消えていた。

  これはもう多数の相談あり。
  ウィルスバスターに関しては最新版でセットアップすれば
  手間はともかく費用はかけずに済む。

  しかし、コレが開発元の事情で、Win10対応の見込みのない
  業務に大事なソフトだったなら....


 (2)業務アプリが使えなくなった。

  IE画面で実行するASPアプリの多くで未対応が多数。
   例:保険代理店のASPアプリ、電子入札、ホテルの宿泊管理...

  旧VBやら旧C+やらで作ったものなども怪しい。
  特定バージョンのJAVAを使わねばならないものも怪しい。

  推測だけど、Windows7でAccess2003(Office2003)で作った社内業務
  プログラムなんて、Windows10になったら実行できないだろう。

  建築関連のお客様からの具体例ですが、この通り。

  「ちば電子調達システムが動かなくなった!
   入札締め切り近いのに!もう紙での入札も間に合わない!」

  一応「ちば電子調達システム」はWin10対応に最近なったが
  その為にはIEの設定やら、コアプログラムの更新が必要。


 (3)周辺機器が使えなくなった!
  Windows10でデバイスドライバが提供されない古いハードウェアは
  使えなくなります。

  あるお客様、CANONの[PIXUS MP630]を愛用していましたが、
  Windows10になったことで使用不能に!

  業務に特化したハードウェア(例:NC旋盤、卒塔婆プリンタ)
  は致命的ですね。



【事例3】Windows10になれたけど、使い方がわからない!

  お年を召した方に多いが、頑張ってWindows7の操作を覚えたのに
  Windows10で画面レイアウトが変わったのが非常に困るとのこと。

  IE11に慣れていたのに、Microsoft Edgeが標準になったのが
  困る事例も。
  弊社お客様であれば、IE11のショートカットを登録で対処しているが。



【事例4】Windows10になれたけど、ログインできない!

  Windows10では、利用していたローカルアカウントから、
  Microsoftアカウントへの切り替えを促す画面が時々出る。


  ある堪能ではないお客様、
  画面に促されるままにローカルアカウントをMicrosoft
  アカウント(新規作成)に切り替えた。

  だが!
  その際に自分が設定したパスワードを忘れてしまったのだ!

  結果、Windows10は起動すれど、ログイン不能。

  ログインできないので、ユーザデータにアクセス不能。
  ログインできないから、旧OSに戻す処理も不能!!!!!

  これが2例ほどである。

  ・・・なんとかしましたが。







Windows10 強制アップデート被害が多発!
その1 > その2 > その3







Windows10 強制アップデート被害が多発! その1:怒り編

2016-05-24 19:09:04 | 技術部屋より


色々問題を出している、Windows10への勝手なアップデート。



去年の夏から、
 画面右下に時々「Windows10を入手できます。」

 まだこの頃はよかった。
 無視で済んだ。


今年の初めあたりから、
 今すぐアップグレード/後でアップグレード

今年の4月ぐらいから、
 今すぐアップグレード/今夜アップグレード

 もうこの時点で、半強制。


それが、ついに!
今月 5月の月例WindowsUpdateで事実上の強制になってしまった。

 一応キャンセルはできるが、タイミングを逃すと不可避。
 その事前キャンセル操作も、素人には困難!

どうも、「KB3095675」が適用されることがそのトリガーらしい。
その結果、勝手に実行されて、利用者は慌てることになる。


これを皮肉った ponz(億)さんのイラストツイートがあるが、もう笑えないほどだ。
  https://twitter.com/ponzholic/status/732906390084157441

いや、いっそ、笑うしかないか。





Windows10 強制アップデート被害が多発!
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