昨今のパソコンにはウィルス対策ソフトは必須。
しかも、毎日のようにインターネットにばら撒かれる新種ウィルスに対応するためには、パソコンプリインストールの製品や無料ソフトでは安心できない。
ちゃんとしたパッケージを導入は必須となる。
さて、
最近話題のウィルス対策ソフトである「ウイルスセキュリティ ZERO」
特徴は、
1.安い
2.軽い
だろう。
パッケージが安価でありながら、毎年の更新料が不要。
ウィルスバスターやNorton Internet Securitiesが当たり前だった以前から考えると信じられないことである。
動作が軽いというのも、搭載メモリが少なめなPCにはいいだろう。
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ところが良いことばかりではないようだ。
弊社でもお客様の希望により販売はしたが、幾つかの問題点を確認している。
迷惑メール対策機能
完全にザル。頻度の高いものでも素通しさせる。
ブラックリストのキーワードや差出人などを指定できるが、それらを指定するのは、パソコン初心者には困難だ。
・・・ブラックリスト指定をしたところで、すぐ新たな文面を用意してくるので、鼬ごっこになるだけだが。
パーソナルファイアウォール
信頼設定をしないと、同じLAN上のパソコンとの通信が行えないことが多々ある。
個人利用でパソコンが1台しかないなら構わない。
しかし、業務ではファイル共有やネットワークプリンタ利用が必須だろう。
これは信頼設定を理解できない方には致命的かもしれない。
ブロックして欲しい攻撃命令などを止めてくれているのかどうか、かなり不安。
URLフィルタの弱さ
有名どころのワンクリック詐欺サイトもそのまま表示できてしまう。
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ネットにて、「ウイルスセキュリティ ZERO 評判」で検索してみるとかなり不評の記事もある。
どうやらウィルス検出能力も他に比べかなり低いらしい。
新種ウィルス対策も遅いようだ。
(ウィルスバスター2007が一日に何度もアップデートをするのに、ウィルスセキュリティのアップデート頻度は数日に一度のことも)
これらを考えると、ワンクリック詐欺のサイトに誘導する迷惑メールや、スパイウェアやウィルスを仕込んだ掲示板のリンクといった複合的な罠をどこまで回避してくれるのか。
・・・今一信用できないかもしれない。
かといって、何も対策をしないよりは、あったほうがいいのは確か。
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そこで弊社では下記を目安にしている。
ウイルスセキュリティZEROを販売
・インターネット利用頻度の低いお客様
2ちゃんねるなどを利用せずYahooJapanを見る程度
・安心より安価を希望する方
ウィルスバスター等歴史ある製品を販売
・企業/学校などの法人の場合
・インターネットの利用頻度が多い
・名簿などの個人情報を扱うお客様
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皆さん、
安さを重視しますか?
それとも毎年3~4000円ぐらいの更新料を払ってでも、なるべく安心したいですか?
有名ソフトであっても、体験版や期限切れでは意味ありませんよ。
サポート契約期限を更新しても満足してはいけません。
本体のバージョンが古くては、新たな技術のウィルスには無力かもしれませんよ。