ロイドベンチャーシステム雑記<ロイドの日記>

弊社「株式会社ロイドベンチャーシステム」は、千葉県(主に南房総地域)でパソコンの何でも屋をしています。

シャットダウン/スリープ(サスペンド)/休止状態

2010-11-19 11:55:39 | 技術部屋より
 

現代のパソコンの終了方法は主に3方法です。
 ・シャットダウン
 ・スリープ(サスペンド)
 ・休止状態
 

この差について時折ご質問を頂きますので、ここではあえて簡略化して記載します。

 
  
 
1.シャットダウン
 シャットダウンはパソコンを正式な手順で終了し、完全に停止状態にします。
  ・稼働中プログラム類の終了
  ・使ったファイルを閉じる。場合によっては消去。
  ・最終的には通電も終了。
 

 この後の再起動時には、
  ・今の時点で接続されている機器の認識
  ・OSの起動
  ・初期自動起動プログラムの実行
 といった手順が行われます。
  
 
 家を建てている大工さんに例えます。
 

 シャットダウン
 → その日使った道具や材木を片づけ、整理整頓し、帰宅。
 

 再起動
 → 翌日、現場に到着。
   人員と本日の作業を確認、道具や材料を準備、仕事開始。
 
 
 
  
 
2.スリープ(サスペンド)
 パソコンの"今の状態"を覚えさせたまま休憩します。
 メモリなど最低限の部分のみを稼働状態とし、休憩状態となります。
 

 復帰は、休憩から通常稼働状態に戻るだけですので、素早く以前の"今の状態"に戻ります。
  例:Wordで文書作成中であれば、その状態に
 
 
 起動・再起動時のような手順は省略されますので、その分早くパソコンが利用できるようになるわけです。
  
 
 家を建てている大工さんに例えます。
 

 スリープ(サスペンド)
 → その日使った道具や材木はそのままの場所に放置。
   大工は帰宅せず、その場でゴロ寝。
 
 
 復帰
 → 目覚めた大工は、寝る前にやっていた仕事をそのまま継続。
 
  
 【スリープの注意点】
  電力消費量が最低限とはいえ、稼働しているのです。
  よって、通電が切れることがあれば、復帰不能となります。
  またファイル/データ破損などが発生することもあります。
 
 
 
  
 
3.休止状態
 スリープ(サスペンド)と同様に"今の状態"を覚えて一時停止できます。
 違うとのは、パソコンの"今の状態"をHDDに記録することです。
 

 復帰時には、HDDに記録してあった"今の状態"に戻します。
 
 
 スリープ(サスペンド)よりも時間はかかりますが、その間は通電がなくても大丈夫です。
 
  
 
---

 
 

Windows Vista以降、Microsoftは起動&終了時間の短縮から「スリープ」での運用を推奨しております。
 参考:Windows7またはWindowsVistaのシャットダウン、スリープ、休止状態ってどう違うの? 
 
 
しかし、弊社の経験では「スリープ(サスペンド)/休止状態」を全面的には推奨できません。
 
 
それは「スリープ(サスペンド)/休止状態」は、良い意味でも悪い意味でも"今の状態"で復帰してしまうからです。
 
 
起動終了に多少時間がかかるとしても、シャットダウンでの運用が一番安心と思われます。
 
 



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