ライフ&キャリアの制作現場

くらし、仕事、生き方のリセット、リメイク、リスタートのヒントになるような、なるべく本音でリアルな話にしたいと思います。

33.「政治家」というキャリア

2016-07-12 10:57:09 | 仕事 キャリア ライフキャリア
 参議院選挙が終わった。自分はいわゆる無党派層で後援会や支援組織等にも属していないが、国政や地方の首長・議会選挙までほぼ毎回投票している。
 
 今回は期日前投票をしたが、選挙区で投票した候補者は惜敗した。誰に投票するかは、政策や方向性、政党への期待度等も考慮するが、選挙の時は聞こえの良い政策を全力でやると訴えながら、当選したら公約がほとんど実現できなかったり方向転換したりしても、責任を取る議員はほとんどいないのであまり当てにしない。民間人の感覚では、「いつまでに必ずやります」と約束したことが期限までにできなかった場合に、「状況が変わったから期限を延期してこれからがんばります。」なんてことを一方的に宣言するなどという事は、あまり許されない事だと思っている。

 そうなると、与党も野党も大きな違いはなかったりするので、候補者個人の言動を見て投票することが多い。今回の与党系候補者は県議を経て国政20年のキャリア。実績と厚い支持基盤を持つ。一方、野党系は、民間企業のキャリアを捨てて先の衆院選に当選したものの、改選時に苦杯を舐めた元職の女性。政界を引退しながらも、周囲に推されて再チャレンジした。二人ともほぼ同世代。個人的には判官びいきな方なので野党系候補に投票したが、今後の国政や地方により良い変化をもたらす可能性が、どちらにより多くあると感じられるかということも判断材料にした。

 中高年のキャリア支援の現場では、経験や実績も大事だが、新しいことに果敢にチャレンジする姿勢も大事。そして、チャレンジには家族や周囲の支えが必要。日頃から可能性を探す地道な努力の積み重ねや、支援や理解の輪を広げて行くコミュニケーションを続けること、つまり政治の世界で言う日常活動が大切。今後、議員と一国民として二人がどのようなキャリアを歩んで行かれるのか、時々注目したいと思っている。

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