脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

足のリハビリ

2006-10-10 17:57:32 | リハビリ日記
足のリハビリも手と同様に、ベッド(のようなもの)の上に横たわり、理学療法士のA先生が、ひざを曲げ伸ばししたり、足首の関節をゆっくりと動かしてくれたりします。
そうしているうちに、A先生が、私の足に負荷をかけてくるのです。どういうことかというと・・・
ちょうど「むこうずね」のところをA先生が手で押さえ、それに対抗して私が足を持ち上げるというもの。
このA先生、すごく小柄なのに結構な力。最初は、ほんの10センチくらいしか持ち上がりませんでした。しかも、そんな少しの量を、ほんの10回持ち上げただけで、ものすごく疲れる!
そのうちハードルはどんどん高くなるわけです。10回が20回に、10センチが20センチに・・・。
次にバーを持って立つ練習。ホントに最初は立つだけで精一杯。
そのうち、装具を付けて、杖を持って歩く練習。杖といっても、先が4つにわかれた、安定感のいいやつです。右手は麻痺しているので、杖は左手で持ちます。杖を1歩前に出してから、無事な左足を出し、それに続いて右足。1歩といっても最初はほんの10センチくらいから。徐々に歩幅を大きくして慣らしていくわけです。
ひとまずリハビリルームを1周。あ~、疲れたあ。これが本音。1週なんて50メートルあるかないかだよお。まあ、リハビリ室では、他のたくさんの人がリハビリしてるから、それを避けるのに気疲れしたというのもあるかな。
そのうち、1本の杖になりました。最初はどうしても杖に体重をかけすぎて、バランスを崩しこけそうになることも多々・・・。少し慣れてくると、ゆっくりではありますが、何とか1本杖でリハビリ室を1周できるようになりました。もちろん、いつこけても大丈夫なように、A先生が私の後ろをぴったりくっついて歩いてくれます。
その頃、私がリハビリしている横で、40歳半ばくらいの男の人がリハビリしてました。聞くと、脳梗塞で運ばれたとか。その男性はどうやら左半身が不自由になったようなのですが、なんと! 私の横でうさぎ跳びしてる へ?
「私もうさぎ跳びできるようになるかなあ」と私がポツリ。
A先生「大丈夫よぉ。若いから。できるようになるよ。」
ん ん ん? 出た、「若いから」攻撃。なんで若いと大丈夫なんだ???
私、うさぎ跳びどころか、歩くことすらあまならないのに。第一、いまだに車椅子生活だよお。ホントかあ?

よっしゃ、明日聞いてみよう。うさぎ跳びに近づくために・・・