脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

境界線

2009-02-25 22:46:19 | 仕事先で
私が勤めているデイサービスには、20人あまりのスタッフがいます。
年齢は様々。
今年、成人式を迎えた20歳の女の子から、
53歳のご婦人まで。

一番多いのは、30代後半から40代前半。


で、お昼休憩のとき。
水道代が高いという話から「二層式の洗濯機」の話に。

24歳の女の子が
「何ですか? にそうしき って?」

まず、字がわからないらしい。

ここで、43歳の女性スタッフが身振り手振りで説明。
すすぎの時に、水を出しっぱなしにしてそのまま忘れてるから
水道代が高くついた、とかって。



そこから、黒電話の話や、
ボタンを押してチャンネルを変えるTVの話と、
どんどん昔の話に花が咲き、
ツマミを回してチャンネルを変えるTVの話にまで発展。

そりゃあ、30ん歳も歳の差があれば
生きてきた年代にも差があるわけで
当然、使ってきたモノも違うわけです。

黒電話にいたっては、24歳の子は
「見た事もない」

確かに、ウチの息子。
たま~にあるピンク電話(ダイヤル式)のかけ方がわからなかったわ。


だいたい話を聞いてると、
30歳くらいまでの人が微妙なところという感じですね。
ということは、昭和50年代半ばくらいに生まれた人たちでしょうか?


「独眼竜政宗、見てたよね~」
「何ですか、それ」


私としては、結構ショックでしたよ。
政宗見てたころは、高3でしたから。
あのテーマ曲(音が鳴ります)がシビレるくらい好きで、定期演奏会で演奏しましたもの。



まあ、30ん歳の年齢差は、親子といってもいいくらいで
なかなか刺激的で楽しい毎日ですよ。


ちょっといろいろありまして

2007-11-08 22:38:22 | 仕事先で
じつは 11月2日から、新しい会社に仕事に行ってました(過去形?)
7日付けで辞めました。(は?)

10月の始めに面接を受け、いったんは不採用になっていました。
ところが、10月30日に電話があり、急な欠員が出来たので来て欲しいとのこと。採用になっていた人が辞退したのかと思ったら、そうではなく、別の人が11月末で辞めるのでその後に、ということでした。

事務とはいえ、はじめての仕事なので覚えることも多く、これは結構大変だなあと思いました。しかし、それは誰でも同じこと。
だから、徐々に覚えるしかないと。

しかし、辞めようと思った理由はこんなことではありません。

印刷会社ですから、印刷物を印刷したあと、在庫も持つわけです。
その在庫となる印刷物を、1階の工場から2階の保管室まで運ばないといけないのです。いわゆる「在庫管理」。
エレベーターはありません。
1部・2部の印刷物の重さは僅かでも、それが何千となると重さは数十キロです。それを運ばないといけない・・・。
出荷のときは2階から1階に降ろさないといけません。

このことが決定打でした。


社長に「辞めさせてください」と伝えましたが、最初はずいぶん引き止められました。
「あなたの出来る範囲の仕事をしてくれればいいから」

在庫管理というのは業務の大半です。在庫管理ができて、はじめて他の事務の仕事ができるわけです。
じゃあ、できない仕事は誰か別の人がやらなくてはならないわけです。
そうなると、私がここで働く意味は?

そして、社長がおっしゃるように、考慮をしていただいて、持ち運びする量が減ったとしても、階段の上り下りということは永遠についてまわることで、右半身の不自由な私には危険ゾーン以外の何物でもありません。しかも、両手に荷物をかかえてなんて。

面接の時には、重いものが持てません・走れません・字を書くのに時間がかかります などなど、できないことは伝えました。なのに。。。


仕事内容が難しくて嫌になって辞めるのではなく、身体的に不可能なのです。


随分長い時間話をして、やっと辞めることに対してYESの返事をもらいました。


そんなこんなで、ブログの更新をする気力も起きませんでした。


以前、コメントでいただいた「待つ勇気」がなくなって、「あせり」になっていたのかもしれません。

失業保険の給付残日数がまだあるので復活してもらい、また仕事探しです。

落ち着いたら・・・

2007-05-30 22:20:59 | 仕事先で
明日で解雇です。

辞めるにあたって、当然のことながら引継ぎをしていますが、
納得できないことばかり・・・

今日、そのことを記事にすると、
今は怒りとあきれのピークなので、
きっと怒りに任せて、書いてはいけないことまで書いてしまいそうなので、
もう少し落ち着いたたら、落ち着いたら、気持ちが。
またいつか。

私に、モノ(つまり会社)を見極める目がなかったのか。
引継ぎを始めて1週間。
1年間かけてやってきた仕事を、
1週間やそこらで引き継げたら、
こんな楽なことはない。

毎日がストレス。正直言って。
ガマンできないような言葉も聞かされた。

そのうえ、6月に入ってまで私にストレスを与えようとしている。
(どういうことかわかりますか?)

障害者になって、初めて、働ける場を与えてくれた会社だけれど、
そのことには感謝はするけれど、
仕事を辞めなければならない事に未練はあっても、
この会社を辞めることに未練はない。
こう言わざるを得ない自分が悲しい。


人を大切にしない企業は
いつか人に裏切られるのじゃないか、そう思う。

少なくとも私はそう思う。


さあ、明日でラスト!
6月からは「本当にやりたいこと」を探しに。
叶うかどうかはわからないけれど。
やってみる

自力本願か他力本願か

2007-05-29 10:58:28 | 仕事先で
最初に一言。

会社をクビになるからこの時期にこの記事を書くわけではないことをあらかじめご理解ください。
以前からずっと「いつか記事にしよう」と思っていたのですが、楽しいことやうれしいことを記事にしたほうが、読んでくださってる皆さんも元気が出るだろうしと思って今日になってしまいました。決して会社に対する悪口ではないということをわかって読んでください。



ずいぶん前のことです。
朝、いつもどおり出勤すると、27歳の男性と45歳の男性があることで議論してました。

27歳「もし高校3年生に戻れるとして、東大に行ける能力があったとしたら、
    東大に行きたいです?」

45歳「東大ねえ。俺は遠慮するわ。まあ、今まで生きてきたからかも知れん
    けど、別に東大なんて行かんでも他の学校で十分やと思うわ。ホンマに
    やりたいことやって、例えば手に職つけて、それで身を立てるなあ」

27歳「えええーーっ! 俺やったら絶対東大行きますね」

45歳「なんで?」

27歳「なんでって、東大ですよ。かの有名な。東大行ったら、友だちも
    すごいヤツばっかりなんですよぉ。医者とか弁護士とか国会議員とか。
    もしね、自分の知り合いが重い病気で困ってたら、<俺、こんなエライ
    有名な医者知ってるねん>って紹介してあげられるでしょう? 
    まわりの人は困ったら俺のところにお願いに来るんですよ、オレの
    知人・友人をあてにして。」


ここまで読んで、察しのいい方なら、私が何を言いたいかおわかりですよね。

私なら東大には行かないなぁ。

確かに、東大に行けば「エライ」友人・知人はたくさん出来るでしょう。そして、その知人をあてに、まわりの人が頼ってくるでしょう。

でも、それは「その人自身」に魅力があるのではなく、「その人の後ろにいる人」が魅力なんですよね。つまり。
決してその人自身が頼られてるわけではないんですよね。

まさしく

虎の威を借る狐

   意味はコチラ


こう思うのは私だけでしょうか?

ちなみに、27歳の男性は、この会社の社長の息子。
ということは、いずれは会社の経営に携わっていくわけで、というより、今も多分に携わっているのだろうけれど、ちょっとこの考えには首をひねってしまう・・・

みなさん、どう思いますか?
賛成・反対など意見があれば聞かせてください。

私は「私自身」が頼られる、魅力のある人間になりたいなと思っています。



フツーのおばちゃん

2007-05-15 14:25:06 | 仕事先で
きっとね、フツーの人に見えたんでしょうね、ワタシ。

主人の母と、この日曜日にイトーヨーカドーに買い物に出かけ、果物売り場でイチゴの品定めをしていました。主人の母は私があげた杖をついてカートを押していましたが、ワタシは杖はついてません。

と、その時

背後から、50代半ばと思われるおじさんが、すごい勢いでワタシにぶつかって走り去っていきました。
以前、市役所でも同じ経験をしたことがあるのですが、、、、
あまりにもマナー悪すぎっ

夕方だったので、お店自体が混んでいたのもありますが、それにしてもです。

当然、背後からのことで突然だったので、全く予期していなくて、転ぶ寸前で、足の悪い主人の母が腕をつかんでくれました。

杖を持ったほうがいいよ~、って言われるのですが、別に杖に頼らないといけないほど歩けないわけじゃないし・・・

基本的には、やはり個々のマナー意識でしょうね。

お店の中で走らない、人にぶつかったら謝る。
これぐらいは当たり前のことですよね。

最近、当たり前が当たり前でなくなってきてるから怖い・・・

マニュアル本

2007-03-05 14:44:29 | 仕事先で
仕事自体は事務で、パソコンが主でしたので、それほど困ることはありませんでした。
ただ、初めての業種なので、聞く言葉すべてがなかなか理解できない
それについては、順次メモをとり覚えていくしかない。

それよりも悪戦苦闘したのが「エクセル」。
そう、パソコンの表計算機能のソフト「エクセル」です。

Windows自体、2度目の会社で初めて触り、凝ったことはできない状態。
つまり、基本操作のみOKっていうやつです。

だってね~、最初の会社では、表計算に「桐」、ワープロは「松」っていう、それはそれは古~いソフトを使っていたんですから。

で、エクセルがある程度使いこなせないと、自分の業務がはかどらない。
というわけで、家にあった厚さ2センチくらいあるマニュアル本を会社に持ち込み、マニュアル本片手に、それこそ悪戦苦闘

しまいには、ネット上で質問すると、答えてくれるっていうのも利用

日々勉強でしたね~。

やっぱり人間、必要に迫られると、自分で何とかするもんだ。
(それは私だけ?)
これが実感



マニュアル本からは離れますが、仕事先で1つ試練が。
それは、、、トイレ。
そう、洋式ではなかったのです。

リハビリの際に、和式の場合も想定して、しゃがむ練習もしましたが、やはり、しんどいものはしんどい。
でも、逆にこれもリハビリと思えば、また楽し、、、かな。