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Lions blog!! 2019

2019.1.4. 気まぐれ連載「日本の野球は生き残れるか①」

2019-01-04 17:00:12 | 日記

雄星の入団会見が行われました。
背番号は「18」で複雑な契約内容が結構、各紙で分かれているのですが…

総括すると、契約金が600万ドル(約6億6,000万円)。
で、気になる年俸は
初年度の2019年が800万ドル(約8億8,000万円)
2020年が1,400万ドル(約15億4,000万円)
2021年が1,500万ドル(約16億5,000万円)

3年契約は保障されていて、その後、4年目以降にその後の4年間の(6,600万ドル(約72億6,000万円))契約選択権が球団にあるそうです。

さらにさらに、雄星が4年目に退団するとか、逆にマイナー契約となった場合でも、
2022年は1,300万円(約14億3,000万円)は貰えるそうです。

ウヒョーですね。

さらにさらにさらに、
現時点で確定している5,600万ドルに対して、ライオンズには1,027万ドル(約11億3,000万円)が支払われるそうです。
で、先ほどの4年目以降の契約オプションが行使されればさらにライオンズに795万ドル追加でチャリーンと入るそうで。
このお金で完全ドーム化できませんかね?笑

雄星の今シーズンの年俸が2億4,000万円(推定)なので、ざっと来シーズンは年俸3倍。
来シーズンにいたっては年俸が今の4倍。ウヒョヒョ―。
さらにその次のシーズンにいたっては年俸が今シーズンの約7倍。
なんだか、ほんとにNPBで年俸が4億だ、5億だと言っているのがかわいいもんですね。



と、いうわけで、ちょっと強引ですが、日本におけるプロスポーツ選手の年収について見てみたいと思います。


突然ですが、2018年、一番稼いだスポーツ選手はどなただと思いますか?
ヤンキースのマー君もものすごい稼ぎましたが、せいぜい日本人で見たら2位です。
一応、2,310万ドル(約25億3,800万円)です。

で、栄えある第一位はそうです。

テニスの錦織くんです。
テニスの選手はめちゃくちゃ稼ぎますよね。

錦織くんの昨年の年収が3,460万ドル。
日本円で約38億円です。

その代わりテニスの選手は世界中をツアーで飛び回るので過酷ですよね。

それにしてもまだ錦織くんは30手前でこの稼ぎはやばみです。

この年収というのは言うまでもなく、年俸以外にも賞金やスポンサー料なども入るので、あしからず。


で、日本のスポーツ選手の平均年収ランキングがこちら。

1位、プロ野球 約4,000万円
2位、プロゴルファー 約3,000万円
3位、プロサッカー 約2,000万円
4位、力士 約1,700万円
5位、競艇 約1,600万円
6位、騎手 約1,300万円
7位、競輪 約1,100万円
8位、フィギアスケート 約1,000万円
9位、バスケットボール 約700万円
10位、陸上、バレー 約500万円


ふむふむ。

相変わらずプロ野球選手は平均値で見れば日本で一番稼げるプロスポーツ選手ということになります。
まぁ、それでも、何億も稼ぐ人もいれば、育成契約の選手もいるわけですからね。

ざっとおさらいですが、NPBにおけるプロ野球の年俸のシステムが御覧の通り。
1軍選手の最低保障の年俸が1,500万円
支配下登録の最低年俸が440万円
育成契約の選手の最低年俸が240万円
と、いうことで、NPBではこんな感じで最低年俸がすみわけされてます。

他のスポーツでもこういった感じで年俸システムが作られているのかなと思い、調べてみたところ…
ちょっと面白かったのがJリーグです。

A契約、B契約、C契約とすみわけがされていて、詳細はこちら。
A契約は1チーム25人までで年俸制限は無し
B契約は1チームの人数制限はありませんが、所定の出場時間が必要みたいです。
年俸上限は480万円とのこと。
C契約は主に新入団選手で期限が3年。こちらも年俸上限が480万円ですが、この期限内で活躍できないと戦力外と、厳しい世界ですね。

このC契約はプロ野球の世界には無いですよね。
高卒の選手を3年で戦力外にしたら、その高校からチームのスカウトが出禁になる世界です。

やはり、日本のプロ野球は「手厚く育成する」という側面が強いと思います。
だからこそFAで簡単に出て行かれるとしんどいわけですが、今回その話はパスしましょう。

一応バスケットボールでもB1とB2でそれぞれ最低年俸が設定されてるそうで、
B1で300万円、B2で240万円と、まだまだ始まったばかりのリーグとはいえ、最低年俸だけ見ると、なかなか厳しい世界です。


他にも競艇はとにかく選手寿命が長くて有名ですが、いかんせん、あの競艇学校に入るのも、卒業するのも大変だそうですね。

ただ、野球にしろ、サッカーにしろ、バスケにしろ(バスケはまだちょっと狭き門ですが)世界へと活躍の舞台を移せば、
年俸が10倍ぐらい跳ね上がる世界でもあります。

ただ、この「世界へと活躍の舞台を移す」と、言うのが、サッカーとプロ野球を比べると結構差がついているなと思います。
サッカーの世界だと移籍が当たり前で、選手はバンバン海外に移籍します。
日本のプロ野球は海外移籍となればポスティングを認めているところであればその制度を利用して移籍できますが、
ホークスやジャイアンツのようにポスティングを認めていない球団に所属している選手は海外FAを取得するまで待たないといけません。

他にもNPBは昔ながらの慣習とか、なんとなく古臭い感じも残っていて、
そういった部分が今の子ども、もしくはその親世代が嫌がる可能性も0では無いと思います。

今は色んな情報がネットで拾える時代ですから、
どこか不味い部分があるとあっという間に広まりますからね。

お金だけでなく、野球はもっと別の部分でやりたい人が減っている気もします。

というわけで次回に続く…