よかったら、読んでみてね
ゆうこ:(ナレーション風に)私は、商店街の片隅で占いをやっている、「もり沢山入ってればいいなゆうこ」。今日も世の中の迷える子羊を待っています。
夕方4時30分、小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。
ゆうこ:三角食べはぁ~♪ 旧石器の時代からぁ~♪ はぁ、誰も来ないなぁ。
???:あのー、今いいですか?
ゆうこ:国宝級のイケメンさん。あなたのお名前は?
???:絶叫マシンで高飛車になりながら、結果ウンウンうなり声も出ないほど、こわがったので、「うなたかちゃん」って呼ばれています。
ゆうこ:となりの肝吸い飲み干して、土用の丑の日を満喫したい名前ね。では、うなたかちゃんの悩みはなーに!?
うなたか:ぼくが注文する品物が全然届かないので、困っています。HELP、ゆうこ!!
ゆうこ:まぁ、いつの間に私の名前を・・・。うーんと、例えば、最近だと・・・。
うなたか:「タイ風味、ピリカラささやきお守り」です。
ゆうこ:えっ!?もう1回いって。
うなたか:だからぁ~、「タイ風味、ピリカラささやきお守り」です!!(少し怒)
ゆうこ:この季節にしては、めずらしいわね。ははん。地球の温暖化の一味のしわざね。(パッパ。チョキチョキ。)ズズズゥ~。
うなたか:ゆうこ、何1人っで、かき揚げそば食べてるんですか!?(さらに怒)
ゆうこ:ごめんね。うなたかちゃんもおなかすいてた!?残りわずかで悪いんだけど、おいしいから食べてみて!!
うなたか:遠慮なしでいただきマース。ズズズゥ~っておいしいけどちがいますって!!
ゆうこ:一味じゃなくて、七味の方が口に合うかんじなの?このね、ゆずも入れると、一段とおいしいよ。
うなたか:なんでみみずばれ商店街の片隅で、唇、油でテラテラさせながら、かき揚げそば食べなきゃなんないんですか!!
ゆうこ:だって、まだ三月なのに、台風だとか、薮ちゃんが、パプアニューギニアに行って、つちのこに出くわして、説教されたとか小難しいこと言うもんだから。とりあえずおそばの汁でも飲み干して、落ち着こうと思って・・・。
うなたか:台風じゃなくて。2週間前に予約したタイ風味ピリカラささやきお守りが「発送されました」ってメール来てるのに、届かないんです!!
ゆうこ:そんな青すじ立てなくても。海外からだと時間がかかるんじゃあ・・・。
うなたか:タイじゃなくて、ここから3キロ離れた「のどぼとけ神社」で売ってるお守りなんです。
ゆうこ:のどぼとけ神社って、かなり欲深いネーミングね。でも、そのピリカラささやきお守り、ご利益すごかったりして。
うなたか:今、巷で大流行。仏と神と唐辛子とナンプラーがコラボする、地球上で唯一無二のお守りで、願い事がバッチリかなうそうです。
ゆうこ:唯一無二のお守り・・・。本当かなぁ~!?
うなたか:あっ、そうやって、物事をななめにみると、なかなか願いが・・・。
ゆうこ:かなわないって言うんでしょ。じゃあゆうこが目から赤とピンクと黄緑と青と紫と、黄色とオレンジのビーム出しながら、のどぼとけ神社にお守り買いに行ってあげる。
うなたか:でも七色のビーム出すなんて、しんどくないですか!?
ゆうこ:こうなりゃぁ~Hey!Say!7のうなたかちゃんのために一肌脱ぐ覚悟よ!!
うなたか:ありがとうゆうこ!!家に帰って、井戸水で身を清めて待ってます。またあとでね~!!
ゆうこ:一大事解決。ふっふっふ。うなたかちゃん、よろこんで、帰ったわ。記憶が定かじゃないけど、たしか、セブンメンバーのしろねりちゃんと、なみだちゃんとかきあげちゃんの分もお守り買いにいこうーと!!
お守り袋の片隅に、昨日、今日、明日の守りたい記憶が「もり沢山入ってればいいなゆうこ」でした。
今回は山田涼介くん編です。ほうほうほでした