国家の品格新潮社このアイテムの詳細を見る |
「品格」という言葉は今年の流行語大賞にも選ばれました。
本屋さんに行けば いつも「特等席」にあった本でもあります。
気になっていながらも 読まずにいたのですが 先月 ある朝の番組の中で
作者の藤原正彦さんのインタビューがあり、とてもパワフルな発言をされていたので 是非すぐ読んでみたくなり、購入しました。
感想・・とっても ためになりました。☆☆☆!
“今の日本に必要なのは 「国家の品格」を取り戻すことである・・”ということが とても解りやすく書かれていました。
中でも、私が 感動したのは
「だめなものは だめ!」というところ。
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江戸時代の会津藩の日新館の「掟」に
一つ、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二つ、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三つ、(以下省略)・・・・
・
・
七つ、・・・
・・というのがあったそうです。
そして これら七か条の後は、
「ならぬことはならぬのです」 と締めくくられていたそうです。
すべてを論理で説明することは出来ない・・と。
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藤原正彦さんのお父様の教えのところにも
「弱い者を救う時には 力を用いてもよい」
「ただし 五つの禁じ手がある」
一つ、大きい物が小さい物をぶん殴っちゃいかん。
二つ、大勢で一人をやっつけちゃいかん。
三つ、(以下省略)・・・
・
・
五つ、・・・・
そして 最後に
「それには何の理由も無い」
[卑怯だから」
・・だったそうです。
私はこの
「だめなものはダメ」という言葉に 飛び上がりたいくらい嬉しい共感を得ました。
最近の子供たち(我が家の子供)を見ていると 自分でよく考えるとか想像するということが足りないように思えます。
人に すぐ聞く
↓
聞かれたことに対して 親としては なるべく解りやすいように説明したくなっちゃう
↓
子供は深く考えることなく容易に理解する
・・あ~・・子供の想像力の欠如は 親にも責任があるのですね・・
今からでも遅くはない!
我が家の教育方針の中に
「だめなものなダメ!」
「なぜダメか 本読んで、人の話聞いて たくさん考えて想像力働かせて 自分でかんがえなさ~~い!」という 項目を追加しましょ!
この本は これからの日本の未来を担う若い人たちに是非読んで欲しいと思った一冊です。
もちろん、 我が家の子供たちにも 勧めます!いえ、読ませます!
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