万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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1394 作者未詳

2009-10-26 | 巻七 比喩歌
寄藻

塩満者 入流礒之 草有哉 見良久少 戀良久乃太寸

潮満(しほみ)てば 入りぬる礒の 草なれや 見らく少(すくな)く 恋ふらくの多き


藻に寄せる

「満潮になれば、(海中に)隠れる磯辺の、海草のように。(恋人と)会う機会が少なくなり、思慕ばかりが増してくる」