万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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1377 作者未詳

2009-10-09 | 巻七 比喩歌
寄神

木綿懸而 祭三諸乃 神佐備而 齊尓波不在 人目多見許曽

木綿懸けて 祭る三諸(みもろ)の 神(かむ)さびて 斎(い)むにはあらず 人目多みこそ


神に寄せる

「木綿を掛けて祭る、あの神の降臨する場所で、神々しく振る舞い、不浄を忌避するかのように(あなたを避けているのではないわ)。他人の目が気になるからなの」