万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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0877 山上憶良(?)

2008-05-26 | 巻五 雑歌
比等母祢能 宇良夫禮遠留尓 多都多夜麻 美麻知可豆加婆 和周良志奈牟迦

ひともねの うらぶれ居(を)るに 龍田山(たつたやま) 御馬(みま)近づかば 忘らしなむか


「人はみな、悲しみに沈んでいるのに。龍田山に、(あなたの)ウマが近づく頃には、(あなたは私たちのことなど)忘れてしまうのではありませんか」

●ひともね:語義未詳 「人皆(ひとみな)」の九州方言説、「一棟」「人の胸」「人の目」とする説 など