枳美可由伎 氣那我久奈理奴 奈良遅那留 志満乃己太知母 可牟佐飛仁家里
君が行き 日(け)長くなりぬ 奈良道(ならぢ)なる 山斎(しま)の木立も 神(かむ)さびにけり
天平二年七月十日
「あなたが(新天地へ)行ってから、ずいぶんと日が経ちました。奈良へつづく道にある、庭園の木立も、年月を経て荘厳で神秘的です」
天平2年(西暦730年)7月10日
●山斎(しま):池や小山のある庭園
君が行き 日(け)長くなりぬ 奈良道(ならぢ)なる 山斎(しま)の木立も 神(かむ)さびにけり
天平二年七月十日
「あなたが(新天地へ)行ってから、ずいぶんと日が経ちました。奈良へつづく道にある、庭園の木立も、年月を経て荘厳で神秘的です」
天平2年(西暦730年)7月10日
●山斎(しま):池や小山のある庭園