舞栗倉庫

過去ログ

運送業は自転車操業。

2006-08-27 18:15:11 | Money
「噂の!東京マガジン」を見ていて、原油の高騰によって収益を圧迫されている運送業者の中には、自動車の任意保険はもとより自賠責保険料すら支払いをしていない会社がある、という週刊ポストの記事を紹介してた。4tクラスのトラックだと任意保険の年間保険料は100万円ほどかかると番組の中で山口良一が言っていたから、中小の運送業者なら保険料はイタイだろうなぁ。保有車両の台数が10台未満の会社だと保険料が割引になるフリート契約にもならないから弱小企業に不利になる。

で、自賠責も掛けていない車両が事故を起こしたら、保険にはいっさい入っていないから補償は自腹でしなくちゃならない。僕なら稼ぎがないから保険金もベンキョ~しますけど、新進気鋭の小説家とか売れっ子ゲージツカでも傷つけようモンなら、◯億円なんて請求されんだろうから運転手は自己破産しかなくなるんだろう。

業務上の事故なら会社にも責任追及があるだろうから、会社も破産して解散。そのくせ規制緩和のおかげで別法人を立ち上げればまた運送業を始められるようになる・・・ってなんか変な話だなぁ。被害者は泣き寝入りってことになるんだとか。

無保険車両がそこら辺を走ってると思うと、おちおちヨチヨチ歩きも出来ないぞ。



僕は生命保険をすべて解約したので、命を落とすんであれば交通事故死と決めている。交通事故に遭う程度の確率で交通事故に遭うのだから、あながち計画性のないプランでは無いと思う。それも自損事故では無く車両同士の事故で過失責任は9対1で先方持ちとしたいし。出来ればタクシーに乗っている時の車同士の衝突事故が望ましい。

上記の「何考えてんじゃ?ゴルァ~」と言われてしまいそうな運送屋以外は基本的には自賠責保険には加入しているので、タクシー乗車中にプラン通りに事故に遭い命を落とすことができれば、タクシーの自賠責保険からの保険金はカミサンに残せる。1台分としての死亡保険金は3,000万円。事故が対車の場合は2台分が支払われて6,000万円が無税で丸々カミサンの懐に入る。しかし即死ではいけない。入院・治療を受けることで治療代として120万円×2台分もある。合計6,240万円也。

ん?僕は生きてるより価値があるような気がして来たぞ。




今日の日経に自転車事故の保険についての記事が載っている。

何ヶ月か前に植木の手入れかなにかをしていた男性の脚立を、自転車で通りかかった若者が引っ掛けて倒してしまい、落ちた男性が亡くなるという事故があったけど、犯人は捕まったのかなぁ。最近は自転車事故での賠償金が2,000万円~5,000万円なんて判決を受ける死亡事故が起きてるようだから、「自転車だから」なんて甘く見てるとイタイ目に会うなぁ。

8/22に書いたように自転車は「車」です。

記事に道路交通法上でも自転車は「軽車両」なので、僕の後ろから「そこ歩いてるオッチャン、退け退けっ!」とチリンチリン鳴らすのは「歩行者通行妨害」として二万円以下の罰金または科料、とあるし、「自転車が歩行者に道を譲らなければいけない」と書いてある。よって僕にチリンチリンしたら、それ相応の対処をさせていただきますからね。



自転車には車検という制度はないけれど「自賠責保険」のようなものがある、というのを記事で初めて知った。長生きするもんだなぁ(でも我が家に今は自転車はない)。

ちょっとネットで調べてみたら、量販店やスーパーで自転車を買うと登録料と言うんだそうだけど300円を支払う。「防犯登録」と書いてあるから数字の入ったあの黄色いシールがそれなのかな?

それとは別に自転車安全整備士という専門の人がいる自転車屋さんで、整備点検済みの自転車を購入すると「TSマーク」ってのを貼ってくれて保険がついて来る。TSマークが1,200円。あわせて1,500円に何故か消費税。

乗ってる本人が入院15日以上の治療した場合、一律10万円。死亡・重度障害で一律100万円。
歩道を歩いてる人を死亡もしくは重度障害に陥れてしまった場合の賠償保険金で1,000万円なんだとか。


ちょっと少ないけど、無いよりはましか。
僕の後ろからチリンチリン鳴らすチャリの人々、TSマークに入ってくださいね。