舞栗倉庫

過去ログ

この夏の唯一のイベント。

2006-08-18 18:21:15 | Life
一昨日、シゾーカ県にいるカミサンのオヤジと妹夫婦が来日した。目的はオヤジの誕生日プレゼントとして用意した巨人vsヤクルト戦の観戦。我々夫婦は野球には興味があまりないのだけれど、せっかくなのでお付合いすることになった。今シーズンの巨人の成績はサッパリでビリッケツ競争をしてるのかな?そんなことも知らないくらい僕は興味がないけれど、オヤジは巨人ファンらしいので楽しみにしてたようだ。

16日から早くもUターンラッシュが始まるようだったので、高速も一般道も混み出すだろうとシゾーカを朝7時くらいに出て来たおかげで2時間ちょっとでご到着。同じルートを僕が運転すれば、場合によっては4時間かかることもあるというのに、義妹の運転スゴい。ヂェットコースターのような運転をする。なのに事故を起こすこともなければ切符を頂戴することもない。前に義妹の車をシゾーカで見つけて追いかけたことがあった。当時の僕の車は3,000cc。かたや彼女の車はターボが付いていたとはいえ1,300cc。僕に気づいて逃げてた訳でもないのに、追いつけなかった。

義弟は1,300ccのバイクで新幹線と追いかけっこする。もちろん勝てる相手ではないのだが時々トライするらしい。ダメだと解っていても挑戦するその志たるや褒めて遣わすぞなもし。
2人は僕より15も若く、これから子供もマイホームも・・・なんて言ってるけど、万が一ってことも考えないと。子供がいなければ遺族厚生年金が、子供がいれば遺族基礎年金も支給されることにはなるけれど、これに関しちゃお金の問題じゃぁないんだから運転には充分気をつけて欲しい。
新幹線との追いかけっこはせめて高速道路でやって欲しい。一般道でのトライは危なすぎ(そ~ゆ~レベルの問題じゃぁないか)。
1台前のバイクは箱根の谷に落としたらしいし・・・懲りないねぇ。



東京ドームに出かける前に我が家で高校野球の観戦を。高校野球の試合を見ることは滅多にないし、見るとしても決勝戦くらいなんだけど、第3試合が八重山商工と智弁和歌山。「沖縄頑張ってるねぇ。こいつぁ八商工を応援するか」と見てると段々気持ちが入って来るモンで、負けが決まった時には手に冷や汗をかきましたねぇ。残念でした。でもピッチャーと監督のインタビューで見せた笑顔に救われた感があります。負け投手なんて泣いてボロボロになるんじゃないかなぁ、普通。でも2人の表情からは悲壮感てモンがまったく感じられなかったし「やることはやって、実力は出し切りました」って印象が大いに感じられたから見てる方も満足でした。結構なお点前でございました。

おまけに八商工が国体出場のニュース。またまた応援しちゃうぞ。

ただ一つだけ八商工の試合を見てて気になったことがある。バッターボックスに選手が入ったあと、バットを構える前に胸の辺りを手で「ムギュ」と掴む。あれはPL学園でも見られるお守りかなにかを握る行動なのか?とすれば、八商工は何かの宗教に関係する高校なのか?

調べてみようかとも思ったけど、もしそうなら興醒めするだけなのでやめておいた。

僕は無宗教派である。現にウチのオヤジには戒名がない。葬式も他にセレモニーの仕方を思いつかなかったので「葬式仏教」にしただけだ。卒論も宗教批判をテーマに書いた。中身の乏しい卒論だったけれど、助教授は単位をくれたし評価はAに近いBだと言ってくれた。もちろんそんなこたぁお愛想であることは自分自身が一番よく知ってる。だって論文の中身は、ほとんど他人様の論文の切り貼りだったんだから。今風にいえば卒論を書いたんではなくって、「卒論をコピペした」って表現になるんだろうか。バレたらタイホされちゃうぞ。

10年ほど前までは単位が足りなくって卒業できないって夢を時々見たけど、最近はまったく見ないなぁ。なんでだろうか?人生、ど~でもよくなっちゃたのかなぁ。



イワシの頭も信心から。人がなにを信じようと、どうぞご自由に。

僕は宗教団体でも企業でも政党でもトップの人間がシモブクレ体型の組織は基本的に信用しない。シモブクレ体型はトップがトップの座に居座り、好き勝手に行動しストレスがないことの証明だと思うからだ。
かといって痩せてる純一郎・プレスリーを認めてるかと言うとそれはまったく別の話。

献金と呼ぶのかお布施と呼ぶのか知らないけれど、信者から集めたお金を一握りの上層部の人間が好き勝手に遣って飲み食いしたり、個人的な出費にまわしてると思えて仕方がない。




サラリーマン時代に労働組合の下部組織に在籍してたことがある。労組なんて昔と違って(って今現在の状況は知らないんだけど)自分達で作ったルールで集めたお金を、自分たちで作ったルールで、ある意味好き勝手に遣ってた感じだった。「◯◯労組に接待を受けたから次回はその3倍返しだ」なぁんて会話を頻繁に耳にした。消費会計の組織はお金は黙って待ってればなにをせずとも集まって来るモンだから、あとはなにに遣うかを考えてればいい。奢られれば奢り返せばいい。実情は知らないけれどもそんな程度なんじゃぁないんだろうか。結局は大義名分をカサに飲み食いに遣ってることにかわりはない。

だからシモブクレ体型のトップを見るに付け、ストレスのないお人が組織を私物化して、集めたお金を勝手に遣ってると思えて信用できなくなる。信者なんてその宗教の教えに関してはまったくの盲目状態なんだろうから、トップを信じきっていて自ら「貢いだお金」がどのように使われてるのか知ろうともしないんだろう。

瀬戸内寂聴さんが「お金を集める宗教団体は宗教ではない」と言っているけれど、まったくの同感だ。

八商工がそんな高校でないといいんだけど。




第3試合が終わって5人で電車に乗って水道橋の東京ドームへ。
6時のプレイボール丁度に席に着いたものの、野球をまったく知らない僕にとって一番の感心ごとは「今、大地震が来たらどーなんのかなぁ」。
ドームが潰れることはないだろうけど階段は急だし2階席だからそ~と~揺れるんじゃぁなかろうか。急いで立ち上がってコケでもしたら大変なことになるぞ。たった今揺れ出したらそこの手すりに手をかけて・・・

ビール売りネェチャン達も重いもの担いでるから大変だなぁ。この子達の売上ってどうやってカウントするんだろうか。注ぎかたによって多少分量に誤差が出るだろうし。たくさんの子達がビールを売ってるから、中には売上を誤摩化しちゃおうと思う子だっていないとも限らない。残量と現金の整合性は?

ビールは背負ってる入れ物の中に冷蔵装置が付いてるんだろうけど、コーラはどうなってるんだ?紙コップに注がれた状態で売りに来てる。ヌルくなっちゃうし、炭酸だって抜けちゃうだろう。すぐに売れなかったコーラは廃棄処分にしちゃうのか?

おいおい隣ブロックのオッチャン、ビールネェチャンの名前聞いてるぞ。どうするつもりだ?スケベおやじ。もし仲良くなったら僕も仲間に混ぜろよな!

ビール売りネェチャン達の動き、なんかどっかで見たナニかに似てる。なんだろう。
ひっきりなしに歩き回って各ブロックのコーナーに立ち止まって振り向いて客席を見上げて一礼。左手に紙コップ、右手を上にかざしてお客さんの誰かと視線を合わせようと見回す。5秒ほどその状態を続けたかと思うとまた歩き出す。他のネェチャンとぶつかるとどちら側に避けるのか決まっているかのようにスムーズにすれ違う。

ドーム内を見渡すと気持ち悪い程の数のおネェチャンが蠢いてる。正直な話、キショク悪い。
立ち止まって見渡している時は荒野に佇んでるプレーリ-ドッグのようでもあるし、パックマンのようでもある。タンクを担いで歩いてる状態は・・・そうだなぁ、ゾウムシかなぁ、な~んとなく。

高所恐怖症も手伝って、僕はそんなコトばかり考えて観戦どころじゃありませんよ。



大体選手を見下ろしたって背番号は解るものの、その番号の選手が誰なのか知らない。「今打ったの誰?」「ヤクルトの石井ってアメリカにいた石井?」って程度だから、正直あまり楽しくはない。どのみちプレイしてる選手が誰なのか知らないんだから、高校野球の方が緊迫感があって面白いなぁ。負けたらあとがないって雰囲気はプロ野球にはないからね。



一つビックリしたことがあった。3回裏だったか、急に巨人ファンがオレンジのタオルをグルグル回し始めちゃって、なんか歌ってるのか叫んでるのか僕には聞き取れないんだけど騒ぎ出しちゃって、試合後オヤジが「あの雰囲気こそが球場での観戦の醍醐味だ」って言ってたけど僕には文鮮明でも出て来るニカ?って感想しかない。

後ろの子連れのお父さんの「GO、GO、ニ~オ~カァ~」なんて大合唱を見てると宗教と紙一重だなぁ。
どちらにも関心がない僕といたしましては。