なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

普通の研究生が組織崇拝者になるまで

2010年02月25日 23時56分12秒 | 一般記事
2月22日に始まる週の奉仕会で「関心を持つ人たちをエホバの組織に導く」というプログラムがありました。

「組織」の本99ページにある内容を討議したあと、インタビューがありました。
インタビューの内容が、ごく普通の主婦がどのようにして盲信的な組織崇拝者になるのか、理解するヒントになると思いましたのでここに紹介します。
司会者「では、ここで研究司会者がどのように導いてくれたのか、という点をお聞きすることができます。インタビューに応じてくださるのは、K姉妹です。では姉妹、お願いいたします。」

K姉妹「はい、えーと、研究の早い段階で『世界中で一致して神のご意志を行なうエホバの証人』のブロシュアーをいただいて、組織の説明をしていただきました。
しかし私は、学んでいる事柄には引かれていたのですが、宗教団体というものにあまり良い印象を持っていなかったので興味を持てませんでした。
研究には多くの兄弟・姉妹が参加してくださったおかげで、集会には出席してみたいと思うようになりました。
出席しやすい火曜の書籍研究からスタートすることができました。
また、『わたしたちの世界的な兄弟関係』のDVDもいただきました。このDVDを通して、この組織は富んだ国にも貧しい国にも同様に聖書教育を行っていること、その行為は文字通り利他的なものであることを知って、奇跡だ!と驚き、感銘を受けました。
しかし、すべての集会に出席するようになり『崇拝』の研究が終わってもその組織の一員になる気持ちにまではなれませんでした。
次に司会者は『エホバの証人-神の王国をふれ告げる人々』の本を用いて研究を続けてくださいました。
ラッセル兄弟から始まり、決して平坦ではなかった組織の歩みを知ることができました。
統治体の兄弟たちが全く私心なくエホバへの愛と忠節心から一生懸命働いてくださったことに心を動かされ、またこの組織が人間のものではなく神に導かれる組織であることを確信することができました。
いつのまにか宗教組織に対する抵抗が消えており、私もその中に入れるだろうかと考えるようになりました。
組織の一員となって早二年が経とうとしています。今ここにいられることを感謝しています。
研究中は愛というものを理解するのに本当に苦労しましたけれども、忍耐強く言葉と行いで偽善のない愛を示し続けてくださった司会者、そして会衆の皆さんに心から感謝しております。
また、忠実で勤勉な統治体の兄弟たちに敬意と感謝を申し上げたいと思います。
そして何より、私をこの組織に引き寄せてくださり、組織を通して日々養い、保護してくださっているエホバに毎日感謝をしています。」

司会者「すばらしい経験、ありがとうございました。」

借りた録音テープをほぼそのままの内容でテキストにしています。

司会者や兄弟姉妹の「励まし」(圧力)、組織の本やビデオによる刷り込みによって普通の主婦がこのような組織に染まってしまうのは、悲しいことです。

このインタビューを聞いて、久本雅美出演の創価学会のビデオ「すばらしきわが人生」が思い浮かびました。

内容や口調が結構似てるんですよね。

宗教にのめり込んでいる人の雰囲気ってどこでも一緒なのでしょうか。

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2 コメント

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Unknown ()
2010-02-26 11:15:50
我が愛する母は、研究司会者の姉妹が、毎週必ず決まった時間に来てくれることが嬉しくてはまったみたいです。
わざと外出して留守にしても怒らないなんて、真実の愛はすばらしいわ!と言っていましたが、
それ、保険会社の営業さんでも同じことしてますから…
早くに父親を亡くしていたのと、偶然、経済的事情で子供を中絶した直後だったっていうのも大きかったんでしょうけど…
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Unknown (めしこ)
2010-02-26 11:16:40
名前がめになっちゃった;
すいません、めしこです
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