白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

閉じた円環の淵を歩いて

2008-09-27 | 日常、思うこと
ひとには、「母国語」でも、「日本語でもない」、 「母語」というべき言葉がある。 誰にも、「母国語」の語彙を用いて、自身の生活のなかで育み ふくらませてきた、独自の言語の体系がある。 母語とよんでいるものはそれである。 そのひとだけに備わった言葉、の意味である。 ひとは母語に拠って生き、考え、感じている。 そのひとが話している言葉というのは極めてパーソナルで、 「日本語」、といった大まかな分類では到 . . . 本文を読む