白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

休符上のフェルマータのように

2006-09-25 | こころについて、思うこと
ゲーテ「ウェルテル」を読みかえして ヘンレ版のパルティータの楽譜を開き 第6番のトッカータを指に映したとき 終わった、と口にしたまま がくり、とうなだれて動けなくなった やがて 自分が自分でなくなり 離脱していくような感覚に 全身がこわばり どうしていいかわからなくなり 虚脱したまま 奇行への衝動に苛まれたまま 嵐が過ぎ去るのを待った 3時間がたっていた ****** . . . 本文を読む