舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

衣装は踊る

2006-10-21 23:57:00 | ダンス話&スタジオM
フラのドレス到着後、日光スタジオのレッスンが一巡したので、現在ではほとんどのメンバーがドレスで練習してます。
みんなで着て「素敵なシルエットだわあ」とかお互いに自画自賛しているわけですが、そのためだけに毎度毎度ガサばる衣装を持ち寄って着ているわけではもちろんありません。

今回の衣装はいつにもまして踊りの重要な小道具でして、そうですね、たとえていえばペットを連れてる感じです。



(.....沈黙......)



.....ううむ、的を射てる譬えなのに、実物をお見せできないせいでこれをご覧になっている人の100人に1人もピンとこないであろうことがもどかしいッ。まだ発表前なので具体的に明かせないのがいっそうもどかしい...ッ!!

つまりですね、ペットと一緒に歩くためには、ただ人間の行きたいように勝手に歩いててもペットはついてきてくれないわけで、相応のしつけによって行きたい方向に来てくれるよう、言い聞かせなければならないのです。
ペットにばかり都合を押し付けるのではなく、人間のほうもペットに自分の意志を伝えるための方法を身につけることが大切なのですね。
今回の衣装もそれと同じです。

うがァ、ますますわからん.....ッ!!!!
しかし、私が拙い文章力で苦しい説明を試みるより、11月の日光市民文化祭を見に来ていただいた方が遥かにわかりやすいです。と執拗に宣伝してみるのであった。


今回のフラ衣装に限らず、ダンスの衣装や小道具は皆そうかもしれません。
たとえばベリーダンスのベールです。ベールを持つと簡単に派手に演出できると思いがちですが、とんでもありません。
ベールを使うのはジル(フィンガーシンバル)鳴らしながら踊るよりずっとむずかしいのですぞ。
力任せに振り回せばいいわけではなく、まさしくペットに優しく言い聞かせてしつけるごとく、「どう動いてほしいか」をベールに伝える必要があります。
だから、繊細にやらないと手だけで踊ってる時以上にガサツな動きが目立つんです。

私などこの通り人間の出来がガサツなので、最も新しいベールの曲でようやく初めてまともにベールが使えるようになった気がしているくらいです。ってどう考えても遅すぎだろう。ベリーダンス何年やってんだ私。10年です。

フラの練習着でお馴染み「皆履いてる」パウスカートですら、しつけは必要不可欠です。
それも、素材や長さによってしつけの方法がまったく違うんですよね。
私はパウスカートを10枚以上持っていますが、すべて言うこと聞かせる方法が違います。

お、これもペットの種類によってしつけ方が違うのに似てるなあ。
なんて偉そうにいってるけど、そういえばかつて我が家に君臨していた猫たちのことはそもそもしつけたためしがありませんでしたっけ。
キミたちは居てくれるだけでいいんだよ。えへえへ。そういうめろめろなとこが見抜かれて、猫もかえるも大きな顔するんですよねウチは。

いずれにしても、飼い主(踊り手)がペット(衣装)をおだてて手なずける方法を身につけた方が、力任せに従わせるよりずっといい関係が築けるはずです。

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