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捕手ほど素敵な商売はない~松下茂典

2016-05-25 | Book

松下茂典の「捕手ほど素敵な商売はない」読んだ。副題が野村克也VS森祇晶。日本プロ野球界を代表する捕手で、引退後は名監督と呼ばれた野村克也と森祇晶の生い立ちから現在までを徹底比較。筆者は野球を扱った単行本を多数書いているノンフィクションライター。

僕が野球に興味を持ち始めた小学生の頃、既に二人とも現役選手としてはピークを越えていたし、当時は捕手としての役目が今いち理解できなかったこともあり、印象が薄い。この二人が捕手のスティタスを上げたと言っても過言でない。昭和30年代までは捕手は壁と称されていたらしい。現役時代、監督時代含めて、この二人がいなければ日本のプロ野球はまったく別のスポーツになっていたかもしれない。

配球から捕球、さらに捕手からみた打撃理論etc、実に興味深く面白く読めた。風呂に入っている時にも読んだけど、おかげで長風呂してしまった。それほど面白かった。野球好きには超お奨め。仕事のヒントになるようなフレーズも多数ある。

80年代の巨人VS西武、90年代のヤクルトVS西武の日本シリーズの舞台裏、読み応えある。監督業を退いてからも今なおプロ野球解説でぼやき解説の野村、プロ野球界と決別してハワイに移住した森と晩年の生き方はまったく別の道を歩んでいるのも興味深い。


221ページとさほどページ数は多くないが、中身は濃い。野球は奥が深い。

昨日は帰宅してから1時間ラン。今年の走行距離は783キロ。日が長くなったなあ。

昨日のマリーンズは札幌で日ハム戦。デスパイネとナバーロのアベックホームランが出て3対1で完勝。石川が4勝目。昨日の捕手は田村だった。打率は200に満たない低打率。捕手という仕事は重労働だけど、230は打って欲しい。日ハム、札幌に自前のスタジアム作るらしいな。


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