有村友美のプリズン・ガール読んだ。サブタイトルはアメリカ女刑務所での22か月。
ニューヨークに語学留学中の有村朋美は麻薬密売組織に協力した罪でFBI に逮捕される。恋人であるロシアン・マフィアのアレックス(←妻子持ち、愛人あり。そのうえ筆者に独身と嘘をついて付き合っていた、大バカ野郎)に半ば騙されて、罪を犯すハメに。
裁判の末、アメリカ東部のコネチカット州にあるにFCI(アメリカ連邦刑務所)で2年間の獄中生活。24カ月でないのは、真面目に刑に服したので2カ月短縮されたため。
すべて本人の経験に基付いたついたリアルストーリー。アレックスとの出逢いから獄中生活を終えて強制送還され、日本に帰国するまでの体験が赤裸々に書かれている。
よくあんな苛酷なところで耐えて、帰国できたものだと、ある意味、感心し、尊敬する。女なのに2メートル、200キロという怪物のような囚人もいるらしい。想像しただけだけで恐ろしい。
アメリカは人種の坩堝と言われるが、刑務所の中は麻薬絡みで捕まった黒人、ラテン系が圧倒的に多いらしい。刑務所の中で人種間の対立も日常茶飯事で生きていくのは命掛け・・・。FCIはまだ恵まれた施設のようで、州立刑務所はもっと過酷らしい。地獄。
FCIの中で問題を起こすと、懲罰房に入れられるらしい。監獄、オリのような感じで、足かせまでつけられ、ほとんど人間として扱われないような生活を強いられるらしい。あ~、これも想像しただけで恐ろしい。アメリカ女子刑務所は同性愛カップルはかなりの割合でいるとのこと。
女子刑務所でさえ、こんなに恐ろしい世界なのにアメリカの男子刑務所はどんな世界なんだろう?
8年ぐらい前に書かれた本のようだが、ドラマ化されたようだ。読む価値あり。今年読んだ本でおもしろかった本、3冊選べと言われれば、間違いなく入る。
ちなみに筆者は帰国後、貿易会社に勤めてようだが、現在は不明。アメリカには入国できないので、アメリカに居ることはないと思うが。
シマシマの囚人服のイラストからはほのぼの感があるは実際は怖いところ。
昨日は仕事を終えた後、1時間15分ラン。今年の走行距離は1,940キロ。成田ポップランで惨敗して、気持ちが切れそうだけど、また走り始めた。さて、これからどう建て直すか?体の切れを取り戻すには、まず腹筋を鍛え直す。
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