m o n o l o g u e

taddy // graphic designer / artist / poet

l e t  g o

2005-11-30 | cafe_monologue


最近、いろいろと考えさせられることが僕の周囲で起こっている。
大変ながらもこれも人生の勉強だなと感謝。
いろんな物事の本質を改めて見つめられる機会だから。

その中でも、最近感じていること。
それは、自分は「手放すこと」の準備はできていますか?ということ。

「持っていないから」の苦痛よりも、「持っているから」の苦痛の方が大きいと思う。
持たないものは失うこともないけど、持てば持つほど失うことを恐れるから。
そうなると、「獲得したもの」を失わないよう、常に不安感でいっぱいの人生となる。

それは「中毒」にも似ている。
たとえばここにタバコがあるとする。
タバコを吸わない人にとって、タバコはどうでもよいものだし、時に邪魔物でさえある。
一方でタバコを吸う人には、それが無いと禁断症状で苦しむ可能性がある。
ある意味、タバコがその人の人生の「支配者」になってしまっていると言える。

モノを持つこと自体が悪いのではない。
モノに執着すること、ひいてはモノに生活を左右されることが弊害を引き起こす。
モノは「使うもの」であって、「使われるもの」ではない。

僕たちが永久に持ち続けられるモノは何ひとつない。
人はいつか死を迎えるし、これは誰ひとり例外ない現実。
人生を全うするとき、今自分が手にしているものは何一つ持っていけない。

それを理解できず、モノへの執着を手放すことができないまま、苦しみながら旅立っていくか?
それを理解して、すべてを手放して、自由な身で旅立っていくか?

僕たちの毎日の生活は、この旅立ちの「瞬間」のためにあると言っても過言じゃないかもしれない。
それをよく意識しながら生きて行こう。

taddy


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2005-11-29 | cafe_monologue


昨日、一つ大きな山場があった。

一連の流れの中で、自分のココロの動きを見つめなおしてみた。

順風満帆のときは、高慢になってコワいもの知らず。
いわゆるイケイケな状態。

だけど、逆境がふりかかってくる時、自分の無力さに直面させられる。
すべてがはぎ取られて、丸裸にされるような感覚。
どれだけ、表面を塗り固めていても、逆境はすべてをさらけ出す。

その時に、どのようなココロ持ちでいられるか?

高慢な人間なら、このような状態には耐えられない。
いろんな所で現実逃避のための「慰め」を追い求めると思う。
それは、ありのままの状態を直視できないから。
自分の過去の経験からそう感じる。

謙虚な人間なら、押しつぶされそうに苦しみながらも、現状をしっかり受け止められる。
それは自分も周囲も元々は「無」であることを理解しているから。
現実を見つめて、身を低くして、取るべき道を見極められる。

だけど、僕たちは喉元すぎたら熱さ忘れる。
「熱さを忘れる」ようなら、まだまだ自分の謙虚さが足りないんだなと思う。

いつもココロを準備しておかないと。


taddy


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2005-11-27 | cafe_monologue


それは11/26の夜、大田区の宮殿にて実際に起きたのだった。


《 登場人物 》

おマサコさま
神出鬼没のテンネン記念物。

RIE(仮)
11.26付けで名称変更。

kayo
PC破壊神。

hacoさん:
富山から飛来した謎の少女。

ゆーこ姫:なぎなたの名手。
大和くん:ホンモノの俳優たん。
Ricky:サモア出身の日本人。

卓哉
通りがかりのオヤチ゛。顔が入りきれません。

王子:
一応主人公といううわさ。


その晩、宮殿には紳士淑女(自称)の面々が、ほの暗い照明の中、集結していた。
ここではいったい何が繰り広げられようとしているのだろうか?

おマサコさまがトイレの便器のように純白な光沢をもつ箱を手にとった。
王子の前に一つの白い物体が厳かに取り出された。
王子は驚愕と感動のあまり、直視できず恐れおののいていた。



やがて彼らは地に座し、その白い物体を囲みはじめた。
富山から飛来した謎の少女は神官なのか?
何かの儀式を始めるらしく、火を手に物体へと近付いた。

周囲を見渡すと、通りがかりのオヤチ゛が消えている!
白い物体の呪いか?

やがて、王子の周辺に集っていた面々は、儀式の唄を唄いはじめた。
唄はだんだんと絶頂を向かえる。
その時、消えていたはずの通りがかりのオヤチ゛が突如現れた。
なんとなくヤニ臭い。
これも白い物体によるものなのか?

そして、唄がクライマックスを迎えたとき、富山から飛来した少女が王子に合図を送った。
王子は白い物体へと近付いていく。
暗闇の中であやしく輝く白い物体にあたかも接吻するかのように。







わぁーい♪
みんな、お誕生祝い、ありがとね。
サイコーにハッピーでしたっ (・∀・)

taddy


P.S. 文中に掲載している写真は携帯からは見れません m( _ )m


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2005-11-26 | cafe_monologue


偽装マンションの話が毎日ニュースをにぎわせている。

この事件から学ぶ教訓がたくさんあると思う。

利益追求を最優先するばかりに起こった今回の事件。
誰が真の「犯人」かはまだ分からない。
だけど、その代償は、偽装して得るはずだった「利益」を凌駕し、はるかに高いものとなってしまった。
自己破産宣告をした会社もある。
「傲欲は身を滅ぼす」という教訓がここにある。
欲は人を盲目にする。

また、世界最高レベルを誇る日本の建築技術への信頼に傷をつけてしまった。
一度傷付いた信頼は、回復するのが難しい。

今回のような事件。
初めておこることじゃないと思う。
「偽装」から生まれる過ちは、いろんな業界で繰り返されている。

そして、このことはビジネスの世界の中だけのことじゃない。
この教訓は普遍的なもの。
僕たちの日々の生活の中にあてはまるもの。
ビジネスだって、日々の生活の延長線上にあるものだから。

人生、日々勉強。
周囲でおこることを他人事としてとらえている限り、自分は成長しない。
そして僕たちの住む社会も成長しない。

毎日世界の中で起こることから、メッセージを汲み取らなきゃなと思った。

taddy

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2005-11-25 | cafe_monologue


昨日は2年ぶりに「にーちゃん」に会った。

「にーちゃん」と言っても、血縁関係があるわけじゃなく、僕が親しみを込めてそう呼んでるだけ(^_^)
同じ九州人だし。

本来なら、馴れ馴れしくタメ口きける相手じゃない。
現在、非常に責任ある立場と職務にいる人。
今の日本は彼の働きで支えられていると言っても決して過言じゃない。

だけどそんな「にーちゃん」、セミプロサーファーでもある。
この人はホントすごいと思う。
仕事はバリバリこなす。
でも常に自分のことじゃなくて周囲のことを思いやっている。
正義感が強く、曲ったことが大嫌い。
厳しさと優しさを兼ね備えている。
スポーツや武道はやったもの全て極めてる。
自分と同じバイリンガル+α。
でも、これらを全然自慢しない。
カタブツじゃなくてお茶目なとこも。

男としてかっこいい人。
この人にはかなわない。
彼の生き様からいろいろと勉強させられる。

そんな「にーちゃん」、激務の合間を縫って、一日早い誕生祝いをしてくれた。
平日は毎日睡眠時間が2時間程度、週末もほぼない多忙さ。
昨日も仕事はまだまだあったのに、「お前の誕生祝いだから」ということで、全部切り上げて祝ってくれた。
粋だよね。
本当にありがとう。

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昨日、コメントだけならず、いろんなメールをいただきました。
みなさん、優しい言葉や感動的な言葉をかけてくれて、ありがとう。

実は最近、ちょっと考えてたんですね。
自分のblog、このままでいいのかな?って。
マンネリ化して、陳腐なものになってしまってないかな?って。

でも、いただいたメールの数々を読ませていただいていると、考えが変わりました。
僕のつたない考えや視点に共鳴してくださる方々がいます。
僕がコトバにしているものを、ココロの中に受け取ってくれてる方々がいます。
自分でいうのはおこがましいんだけど、そのコトバが辛い時期の支えになったと言ってくれる方々がいます。

だから僕の役割は、blogを質素のまま細々とこのまま続けることだなと。
たとえ数が少なかったとしても、一人だけのためだったとしても、ココロに重荷を負った人たちの支えに
ちょっとでもなることだなと。

そして、みなさんの言葉から僕もたくさん学ばせてもらってます。
人と人の交わり、そして人生ってすばらしいですよね(^_^)

この自分にとって特別な日、みなさんに再度感謝。
ひとりひとりのみなさんが幸せでありますように!

taddy


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2005-11-24 | cafe_monologue


今日はThanks-Giving Day(感謝祭)。

「侵略者」である白人と、「被害者」であるネイティブアメリカン。
アメリカ建国当時、争いあっていたけど、この日は一年の収穫に感謝して、
同じテーブルで食卓を囲んだ日。


だから趣旨は違うけど、この日を祝して僕もみんなに感謝。

まず、愛情を注いでここまで育ててくれた両親に感謝。
ようやく二人の愛情の意味が分かる年頃になりました。
二人の子どもで本当によかった。すべてに感謝。ありがとう。

その他の家族、親戚に感謝。
両親と同じように愛情をいっぱい注いでくれたみんな。
みんなのことを思うだけで、ココロの中がよろこびでいっぱい。
ありがとう。

特に大切な友人たちに感謝。

相棒の 卓哉 に感謝。
ぶつかりあうことも意見の違いもよくあるけど、それは本当に大切な人間だか
らこそ。僕にはなくてはならない存在の卓哉。深いところでは強い絆でしっか
りとつながってるのを常に感じてる。それが日々僕の生きるよろこび。
ありがとう。

思いやりに溢れた 剣ちゃん に感謝。
オリンピックを目指し、厳しい環境の中で毎日切磋琢磨しつつも、いつでもどこ
でも僕のことを気遣ってくれてる剣ちゃん。その誠実さに癒し支えられてるよ。
もっと剣ちゃんにお返しできる人間になっていきたいと思う。
ありがとう。

生意気な 隆平 に感謝。
プロの格闘技の厳しい世界で揉まれながらも、かつてと変わらない友情で接して
くれる隆平。ぶっきらぼうさの中にある思いやりがうれしいよ。PRIDE出場まで
頑張ろう。
ありがとう。

国内外に散らばってる友人、知人たちに感謝。
ひとりひとりとの出会いが今の僕を作ってくれてます。
みんな無しで僕はいない。
ありがとう。

blogで知りあったみなさんに感謝。
ゆっきー、晃和さん、hacoさん、サスカッチ姉、三女、k-manさん、kaorunさん、
ラムさん、オーイェーぱぱ、さとそくん、○chiさん、Akemiママ、マサコたん、
平松さん、鈴木さん、岡部さん...etc 
一人のひとと知り合うことで人生の幅がまた広がります。
ありがとう。

まだ見ぬ人たちにも感謝。
人生、いつ終わるかわからないけど、生きてることが許されてる限りは、
まだまだたくさんの人に出会っていくことでしょう。
来るべき出会いにありがとう。

そして、これらぜーんぶを与えてくれてる神さまに感謝。

much love and respect,

taddy


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2005-11-23 | cafe_monologue


Akemiママからの呪いがまわってきました。
その名も「異性バトン」。


>男性は女性に、女性は男性になりきって。
>今この時点で自分が異性に生まれ変わったものとして質問に答えて下さい。


OK. ずばり言うわよ。


《 1、朝起きて最初にすることは? 》

寒風摩擦。


《 2、あなたの職業(学校)はなんですか?それはどんな仕事? 》

じょゆーよ。
涙は女の武器なのよっ!
ちょっと、あなた、ちゃんと聞いてるの?

   _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)



《 3、どんな相手と付き合ってみたいですか? 》

立花竜司
ヒマだったんんで「演歌歌手」でぐぐってみたら出てきたわ。
ようこそ。
これも運命ね。
ついてないわ。


《 4、自分の自慢できるところはどこですか?具体的に。》

アポクリン汗腺。


《 5、どんな格好をしてみたい?? 》

おしとやかなゲイシャさん。
こんなかんじ↓
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/photo/200511/im00025166.html


《 6、どこにいってみたいですか? 》

会社の女子トイレで縄張り争いしてみたいです。
って全然質問と噛み合ってないです。
ちょっと、あなた、ちゃんと聞いてるの?

パパパパーン
      ☆))Д´)
   _, ,_ ∩☆))Д´)
 ( ‘д‘)彡☆))Д´)
   ⊂彡☆))Д´)
     ☆))Д´)

って、これ↑もいい加減、飽きてきたわね。
ごめんクサイ。
年寄りは覚えたものを使いたがるのよ。


《 7、もし本当に自分が異性に生まれ変わったとしたらその異性となった自分と付き合ってみたいですか? 》

聞かないで。
それがオトナというものよ。
そっとしといて。


《 8、このまま生まれ変わったままでいたいですか? 》

極楽鳥花になりたいです。


《 9、バトンを回す人 》

欲しい人、この指とーまれっ♪
あははぁ♪(´∀` )


・・・。



(´Д´;)why?

なぜ?
なぜみんなひいてるの??
もらってよ!
もらえ!


って、ねーさんっ!
あと数日でまた年を重ねる三十路邁進中の男に何させるねんっ!
taddyお婿に行けない(ノ_T)


taddy


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2005-11-22 | cafe_monologue


「風邪ひかんように。」

そう言って父が電話を切った。

昨晩、実家に電話した。
このblogをここしばらく読んでくださってる方は、うちの家族の一員が入院してることをご存知。
(今、一時退院してるけど。)

そのことで、実家に電話したんだけど、父の何気ない思いやりの一言が、ココロに染み入った。
根っからの九州男児の父。
普段なら照れて気遣いの言葉なんか口にしない人。
その父から言われた初めての言葉。

前にも書いたけど、「苦しみ」って人を純化させていくと思う。
どんな「苦しみ」でもきれいごとじゃなくツラいもの。
でも、「苦しみ」は大きな贈り物だと思う。
人としての成長のため、人として清められていくための贈り物。
神さまはその人が負いきれないものを負わせない。
たとえ瞬間風速的にツラく思えることでも、それには意味がある。
それはその人にとってベストなものだからやってくる。
人生振る帰ると、本当にそうだと思って感謝の気持ちでいっぱい。

今回の「苦しみ」を通して、家族の愛情が深まっているのを日々痛感する。
そこにいて当たり前だと思っている家族ひとりひとりの存在価値を改めて痛感する。
ひとりひとりが愛おしくてたまらない。
この家族に生まれたことにありがとう。

電話を切ったあとも、父の言葉を思い返す度、ココロがほんのりあたたかくなった。

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2005-11-21 | cafe_monologue

失敗ってなんだろう?

歩いててふと考えた。


僕は人生の中で「失敗」ってものはないと思う。

一般的に「失敗」と見なされているものも「成功」が実現するための一部。

「失って敗する」と感じるのは物事の表面しか見ていないから。


めげて、あきらめて、全てを投げ打つとき。

それが本当の「失敗」だと思う。


だから、物事は「成功か?失敗か?」じゃない。

あきらめない限りすべては「成功」。

結果が早く来るか、遅くくるかの違いだけ。


そして、結果は自分が望んでいたものとは限らない。

自分の考えに固執してては、すでに来ている「成功」に気付かないかもしれない。

結果はどんな形であれ、かならずベストのものが来るんだから。

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2005-11-20 | cafe_monologue


ラジオを聴いていたら、リスナーが「今日は忘年会です!」と言っていた。
まだ年末という雰囲気が自分の中では全然ないけど、もうそんな時期なんだな。

一年の間に積もったうっぷんをみんなでワイワイ晴らす忘年会。
実は僕はあまり好きではない。

うちの職場はとても和気あいあいしている。
本当に風通しの良い職場。
だから、誰とでもフランクに語れる。

では、なぜ忘年会が好きではないか?
忘年会に限ったものじゃない。
バカ騒ぎが好きではないから。

知ってる人は知っているが、僕は昔は大のパーティーアニマルだった。
六本木が僕の庭(^_^)
毎週末、朝まで外人連中とパーティー&「クラブ」活動。
でも、当時から本当は気付いていた。
朝帰りしながらいつも思っていた。
「めちゃくちゃ楽しかったはずなのに、この虚しさ、一体なんなんだろ?」と。
でも、その「空虚感」を埋めるために、もっともっと遊ぼうとしていた。
だけどそのことで、人生の限られた時間を無駄に消費していることに気付いた。

飲み会でも同じように「虚しさ」を感じることが多い。
会社の人間が集まれば、グチのこぼしあいになっていくことが多い。
同年代の人間が集まれば、こんどは卑猥なネタなどが出てくる。(人にもよるけど。)
それらをおもしろおかしくゲラゲラ語る。

ガス抜きは必要だし、楽しむことは悪いことじゃない。
純粋に楽しめる飲み会もある。
だけど、愚痴りあったりバカ騒ぎする時は、かえって自分をおとしめている感じがする。
楽しんでいるはずが、かえってストレスを感じる。
「いったい、自分、何やってんだろ?」と。

忘年会もよいけど、おそらくこの時期本当に必要なのは、ひとり静かに自分自身にもどる時間じゃないかな。
僕たちは一年のうちどのくらい、自分自身に戻れる時間を作っているだろう?

taddy


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2005-11-19 | cafe_monologue


昨日電車に乗っていると、前に座ったおばさんたちの話が聞こえてきた。

片方のおばさんが乗ってた電車に、一人のおばあさんが乗ってきたとのこと。
かなり混んでた電車で座れる席もない。
その時、中国人らしき青年がそのおばあさんに向かって手招きした。
「ココ空イテマスヨ!」と一生懸命教えてあげてたらしい。
だけどおばあさんは「すぐ降りますから」と断った。
でも、そのおばあさん、結局すぐには降りずかなり長い間立っていたとのこと。

その話を聞きながら、おばあさんの気持ちと中国人の青年の気持ちを考えた。

おばあさんとしては、「まだそんな歳じゃない」という気持ちだったのかもしれない。
あるいは、健康のために立っておくことにしてるのかもしれない。
あるいは、「中国人」が好きじゃないのかもしれない。

中国人の青年としては、敬老の念をもっていたんだと思う。
だけど、きっと傷付いたと思う。
人は親切を申し出るときに断られると傷付くものだ。
それに、結局おばあさんがずっと立ちっぱなしだったことは、人種的偏見と受け取ったかもしれない。
海外にいると、自分の国籍にいつもより敏感になるものだから。

中国人の青年の気持ちを推し量ると、僕のココロも痛んだ。
日本は遠慮を美徳とする文化を持っている。
だけど、まずは数度断っても、人さまの親切は素直に受け取るほうがよいと思う。
それがお互いを思い遣ることだから。
思い遣りには思い遣りで返すべき。
おばあさんの方も、座ることが不要でも、中国人の青年の親切心を思い遣る気持ちが必要だったように思う。
もちろん、本当に座れない理由があったのかもしれないけれどもね。

taddy

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2005-11-18 | cafe_monologue


ここしばらくなんとなく考えてたことがある。
それは人の「寂しさ」について。

日々の感情の流れを客観的に見つめてみても、「寂しさ」って結構の割合を占めているなと思う。
「寂しさ」でどうしようもなくなるときもあるし、その時には気づいてないけど実はどこかで「寂しい」と思っているときもある。

現代はネット社会。
blogや掲示板のコメントを読んでいると、一見楽しい会話の節々に、投稿者の「寂しさが」垣間見える。
笑顔の下に孤独にあえいでいる本当の顔があるように感じる。

現代社会の病の源ってこの「寂しさ」かもしれないなと思った。

誰でも誰かに受け入れてもらいたいと思う。
そして受け入れられないと、あるいは受け入れてもらえないと感じると、寂しく思う。
これは自然なこと。

だけど、僕たちのココロの奥底にあるのは、相手を一人の人間として大切にすることでなく、単に自分の寂しさを埋めることじゃないか?
だから、いつまでたってもココロとココロが通う本当の付き合いができない。
友情にしても恋愛にしても表面的な仲良しこよしで終わる。
ココロは満たされないから、それを不満に思い次の出会いを求める。
そしてまた満たされない。
この悪循環の繰り返しで、寂しさは募る一方。

では、どのようにすれば寂しさを脱することができるだろうか?
おそらく勇気ある小さな一歩が必要だと思う。

僕たちは、自分と同じような境遇の人たちと集まる傾向がある。
あちこちに似た境遇の人間たちが集うコミュニティができていく。
なぜなら、似たような背景と視線に立ち、お互いの立場を理解しやすく、慰めあえるから。
これは悪いことではない。
こういうコミュニティは必要だと思う。

だけど、その輪の中で傷の舐めあいをしているだけでは何の発展はない。
同じような背景や見方しかできない世界からは何も新しいものは生まれない。
その殻を破って全く異なる境遇の人たちの中に入っていくとき、寂しさは消えていくように思う。
コミュニティに留まるのは自分の中に留まるのと同じだから。

僕たちは思い煩いから何とか解放されたいと思いつつ、そこに留まりたがる不思議な生き物。
現実を見つめることを怖がって、全く関係ないことや楽しいことに逃避していまいがち。
だけど、しっかりと現実を見つめないと、もがき苦しんでいる煩いから永遠に抜けることはできない。

taddy

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2005-11-17 | cafe_monologue
あれは忘れもしない3年前の年の瀬。
まだ三十路街道に突入していない青い春の麗しき20代のころ。

送別会での席上、クソ生意気な後輩たちがのたまった。
後輩A: 「ねぇねぇ、taddyさんって、“王子”って感じですよね♪」
みなさん: 「そうだ、“王子”だ、“王子” ( ゜∀゜ ) ヤンヤヤンヤ」

満場一致。異議を挟む間もなく即決。
民主主義的多数決制の弊害だな。ってか漢字長いな。

ちなみに、“王子さま”でも“王子さん”でも“王子タン♪”でもなく、
王子”。
呼び捨て。

しかし当時を振り返っても本人たちは否定する。
「そんなの知りませんよぉー。taddyさんが自分で言い出したんじゃないっすかぁー?」
加害者(感情をこめて“てめーら”と読んでください)は忘れても被害者は忘れるくぁっ。

最初はかなり抵抗感あったけど、インパクト強烈なんで一発で覚えていただけるさ。
知らない人からも「あっ、“王子”だ♪」と声かけられて驚くこともある。
ってか、あなただれ??名を名乗れ。

同時に、「なぜ“王子”なのか?」という諸説・憶測が、行く先々でハエのように飛び交いまくる。
・東京都北区の「王子」にご在住だから? ← 全然おもしろくありませんから。
・どこかの御曹司だから? ← “大富豪”(関東じゃ“大貧民”だっけ?)は結構強いぞ。
・タイツが似合いそうだから? ← おだまり。

とりあえず、真相は謎に包んだままその辺に燃えないゴミと一緒に放置。
問われても、微笑みながら目を伏せて黙して語らず。
「ミステリアスな男性ってせくすぃーで魅力的(ハート♪)」
って歯医者さんの待合室に置いてあったan・anの読者アンケートに書いてあったし。

おっと、いけない。
今日もまた“王子”崇拝者のニキータたちを作ってしまうところだった。
罪作りなヲノコよの ( ´,_ゝ`) ププッ
ね、画面の前のみなさん、やっぱ惚れた?

taddy


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2005-11-16 | cafe_monologue


毎日の生活の中で、僕たちが日々戦っている「敵」。
それはいろんな「誘惑」。

僕たちはたいがいこの「敵」に負けている。

「敵」はバカではない。
人の弱い部分をうまくついてくる。
ごくごく小さな気づかないくらいの声で、それも甘い声で囁いてくる。
優越感をくすぐったり、心地よい感覚を刺激したり。

けれど、その「声」に一度耳を傾けたてしまったら僕たちの負け。

僕たちはその「声」と会話し始める。
会話し始めると、「声」は僕たちの中で大きくなっていく。
気づいたときには、「敵」の世界に完全に引きずりこまれてしまっている。

その時、僕たちの中に残るものは惨めさと罪悪感。
「なんでこんなことしちゃったんだろう?」

「誘惑」に身を任せて得することなど何もない。
良薬は苦いが、毒は甘いものだ。
だから、「囁き声」が聞こえてきたら、すぐにシャットダウンしなきゃいけない。

それでも何度も同じ過ちを僕たちは犯す。
何度同じ過ちで転んでも、また起き上がればいい。
「もういいや」と諦めること。
これこそが「誘惑」に完全に負けてしまったしるしだと思う。

そして、「誘惑」に対する何よりも強力な特効薬。
それは、「謙虚さ」。

taddy


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2005-11-15 | cafe_monologue


昨日隆平の家で久しぶりTVを観た。
というのも、学生時代からTVを置いてないから、TVを観るのは実家に帰ったときくらい。

ちょうど朝の奥様向けワイドショーをやっていた。
観ていると不倫や浮気のオンパレード。
それを悪気もなく、時折ゲラゲラ笑いながら話す視聴者。

おそらく番組内容は面白おかしく着色されているのだと思う。
だけど、このようなものが平日の朝からお茶の間に流されていること自体にあきれた。

海外に一度出てみると気づくんだけど、日本は性的モラルが低い。
電車のつり革広告は卑猥な記事や写真が遠慮なしに掲げられている。
コンビニではそのような雑誌が誰もが目にするところに置かれている。
立派な格好をしたサラリーマンがスポーツ新聞を堂々と読んでいる。
風俗街があちこちにある。

海外から友人が来るたびに驚かれ、いつも恥ずかしい思いをする。
もちろん海外にもこのようなものはある。
だけど、日本の場合、未成年者が見れるところにこのような広告や雑誌があり、手本と
なるべき人たちが手本となる姿を示せていないのが問題だと思う。

僕たちは「自由」というものをはき違いしているように感じる。
「自由」には常に「責任」が伴う。これは表裏一体。
今の日本に欠けているのはこの「責任」部分のように思う。

企画が面白ければ何でもOK。
売れるのであれば何でもOK。
投資リスクは綿密に検討するけど、社会責任に関する考慮は皆無に等しい状態。
つまり経済的に「奔放状態」。
自己満足で終わってる。
やりたいことだけやって終わり。
企業の「社会的責任」が話されることも増えてきたけど、一種の流行程度。

だけど、ツケはすでに社会のあちこちで現れて来ている。
経済活動も社会活動の中の一部だということを忘れている。
垂れ流しの経済活動は、結局は自分の首を絞めるだけだということをいつになったら気づくのだろう?

taddy


P.S. 一つ忘れてました。
    剣ちゃん(水野選手)のHPの「s c h e d u l e」と「p r o f i l e」の中のメディアのところを
    アップデートしました。よろしくです。http://www.ken-mizuno.com

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