先日、親友の白川侑二朗が出演しているミュージカル、「Rent」を観てきました。
「Rent」はブロードウェイで12年間公演されたロングランヒットのミュージカルです。(歴代7位)
詳しいストーリーは「Rent」のサイトの「Story」をチェック。
会場となった日比谷の「東宝シアタークリエ」は、「芸術座」跡地に建てられた劇場です。
周囲に「宝塚劇場」や「日生劇場」、「帝国ホテル」が並ぶ文化と歴史を感じさせる一画にあります。
とてもきれいで清潔な劇場で、舞台と客席の距離も近く、心地よい空間でした。
その日はあいにくの雨でしたが、会場は満員。
話に聞くと、もうどの公演もチケットが完売に近い状況だそうです。
12月30日までほぼ毎日あるのにですよ!
すごい人気です。
侑二朗がとても良い席を予約してくれたので、舞台間近で堪能できました。
当日のキャストは以下の通りでした。
マーク: 森山未来
ロジャー: K
ミミ: DEM
コリンズ: 米倉利紀
エンジェル: 辛源
ジョアンヌ: Shiho
モーリーン; 望月英莉加
ベニー: 白川侑二朗
「ベニー」は「Rent」の中では唯一「敵」役。
マークやロジャーたちとルームメイトでしたが、富豪と結婚し、かつて住んでいたアパートの家主になります。
そして、マークやロジャーたちに家賃の支払いを請求する側になってしまいます。
でも、「敵」と行っても、悪人ではなく、良かれと思ってやっていることが周囲とぶつかってしまう感じです。
侑二朗版「ベニー」は前半はふてぶてしく、そして、すごくイヤミなヤツ。
でも、後半は従来のココロを取り戻して、仲間思いの愛情深いヤツを熱演していました。
さすが俳優、演技のうまさはキャストの中でもピカイチ!
そして、あの体格ですから、いつもながら舞台映えして存在感があります。
本人も今回は緊張することなくエンジョイできていると言うだけあって、その雰囲気がよく伝わってきます。
とても存在感を出すのが難しい「ベニー」という役を、独自のものにしてうまくこなしてるなと思いました。
唯一残念だったのは、彼のマイクだけなぜか音が小さかったこと。
誰よりも大きな声を出せるのに、そのパワーや迫力があまり伝わってきません。
しかも、バンドの音が大きすぎて、彼だけでなくキャストの声を消してしまうことも。
せっかく良い舞台になっているのですから、音響については改善して欲しいものです。
舞台後、楽屋におじゃましましたが、こじんまりしていながらもとてもきれいな空間でした。
ひとつひとつの舞台にキャスト全員が全力を注いでいるからでしょうね。
「やり遂げた!」という心地よい疲労感が漂っていました。
正直、日本版「Rent」、ブロードウェイ版と比べられて酷評されるのかと思ってたんです。
でも、予想以上にうまく新しい解釈で日本人にも伝わるバージョンを作り上げてましたね。
まだ始まって2週間ですので、きっと12月の終わりにはもっと熟成した舞台が出来上がっていると思います。
ボクもあと一度観に行く予定なので、今からすごく楽しみです!
ちなみに舞台を観にいったのは、自分の誕生日イヴ。
例年は我が家で友人たちを集めてホムパを開いてるのですが、今年は何もせず一人でのんびり過ごしました。
(出社すると後輩たちがデスクを飾ってくれてたのに感動したけど!)
「Rent」は自分への素敵な誕生祝いになりました!
taddy