m o n o l o g u e

taddy // graphic designer / artist / poet

h a p p y

2006-01-31 | cafe_monologue


これはヤバい!

マジでヤバい!

先日、mixiである方の日記を読んでるときに発見。
ホントにホントに久しぶりに「やられたぁーっっっ!」って感じで、脳ミソが悶絶しとります。
見た瞬間、「第九(歓喜の歌)」が頭の中で流れたもん。

まずはとりあえず見てみて! Check this out!

→ ここからはいる ←
(画面右のQuickTimeのアイコンの横をクリック。短いバージョンと長いバージョンがあるよん。)

映像合成してるんじゃなくて、ほんとに25万個のスーパーボールをぶっ転がしとります。
それ自体めちゃくちゃすごくないっすか??
ボール当たったら車ボコボコよ。(実際は車は保護されたって書いてありますがー。)
そんなアナログな感じがしびれます。

このCM、ものすごーくボクの中にある子どもゴコロを刺激してくれるんですよねー。
スーパーボールを地面に思いきり叩きつけて、高く高く飛ばして遊んだ記憶あるでしょ?
それが25万個もザーッと坂の上から流れてくるわけっ!
圧巻っ!







ボールが転がる様子をスローにして再生すると、これが素晴らしく美しいアートになっちゃう。
ボクたち、日々せわしい生活を送ってるけど、スローダウンすることで見えてくるものがあるんですよ。
それを忘れちゃいけない。

見てるだけで癒されて、ハッピーな気分になっちゃうこの映像。
ケロちゃんがピョコ~ンと飛び出すところなんて、琴線にビンビン来ちゃいましたガナ。
BGMもほのぼのしててサンフランシスコの街にピッタンコだと思いまへん?

で、CMには出て来てないけど、この散らかったボール、最後どうしたと思います?
地元の子どもたちが拾ってみんな持って帰ったそーな。
最初から最後まで夢があるなー。

やってくれるねー、ソニーさん♪
いい仕事してまっせ。


taddy


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f i g h t

2006-01-29 | cafe_monologue



昨晩、新宿は歌舞伎町へ行ってまいりました。

「夜のクラブ活動」と思った無礼者。正直に挙手せよ。
久しぶりにカンチョーの刑に処す (-_-)b

友人でプロ修斗選手やってるマッチョな隆平の試合の応援death。
普段の試合は、もっぱら格闘技のメッカ「後楽園ホール」。
昨日の試合は、総合格闘技とキックボクシングのコラボレーション新イベント「Wカプセル」というやつ。
知り合いの試合ってのはいつもハラハラで心臓と毛根に良くないです(>_<)

ぶっちゃけ、今回、「一体どんな二流イベントなん?」と思ってました。
だってカプセルホテルみたいなネーミングなんやもん。
でも、予想に反して結構レベル高くて良かったですよ (^_^) 

旗揚げ第一回目のイベントということで、まだまだ改善の余地があるけど、エンターテイメント性も取り入れてて、ゲストも豪華。試合の合間に「アームレスリング大会」なるものがあって、格闘家だけじゃなくてプロレスラーやお笑いタレントが出演。総合格闘界はからはなんと三島☆ド根性ノ助!お笑い界からはジョーダンズ三又やアントニオ小猪木が参戦!場内は一点、笑いの格闘技の土壇場に。小猪木は「こ元気ですかーっ!」と叫んでました。

「濃い」のはこれだけじゃござーせん。キモいぐらい「うっふーん♪」と色気振りまいてたラウンドガール。
実はニューハーフたんたちだったと途中で判明。ボク、意識が一時飛びましたああ・・・(0p0) 
新宿、おそるべし。でも、きゃなりの人気者で、試合後観客から写真撮影せがまれてましたわよ。
なぜか知らないけど、映画「Kill Bill」に出演してた人たちが演舞を見せてくれる余興もありました。
「ヤッチマイナっ!」

そして、大御所レスラーで「HERO'S」という格闘イベントを昨年立ち上げた「前田日明」がご降臨。
今回のイベントにエールを送り、メインイベントを真剣に観戦してました。

このイベント、スゴいのか単にウケを狙ってるのか、ボクには分かりま千円 ┐('~`;)┌

で、肝心の隆平の試合。
結果はドロー(引き分け)。
確かにいつもより動きが固くて、前に出れてなかった部分はあったけど、相手よりは打撃も出していて絶対隆平の勝ちだと思ったのに!納得いかない判定でした。でも、相手は隆平よりは経験豊富な選手だし、その相手を苦戦させたということは、隆平の力量を雄弁に物語ってます。今年は新規一点、ゼロベースに戻って、ガンガン頑張っていって欲しいもんですな。

隆平は現在茨城在住なんですが、毎回茨城からたくさんの応援団が来てくれます。
はるばる試合だけのために佐渡や新潟、富山から駆けつけてくれる彼の同級生たちがいます。
(今回初対面の人たちも、実はお互いmixiでつながってたことが分かっておどろいたけど・・・)
ホント、たくさんの人に支えられてる幸せモンだなーとつくづく思いました。
真剣に頑張ってる人間には自然と周囲を寄せ付ける力がありますよね。

またちょっとパワーもらって帰ってきた週末の夜でした♪

taddy


P.S. 試合の記事はこちらをクリック。


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n a t u r e

2006-01-27 | cafe_monologue


草木にはナゼ、人を癒す成分があるのだろう?

花はナゼ、人の目にかくも美しく香しいのだろう?

野菜や果物はナゼ、人を育む栄養を持っているのだろう?


ボクたちの毎日の生活を取り巻く自然の生命。

こられはそもそもナゼ人間の心身を癒すものを持ち、ナゼ育むものを持っているのだろう?

そのことに思いをはせたことがあるだろうか?


自然界の神秘。

まさに「人間のために」神さまが創ってくれたこの世界。

当たり前のように受け取っているけど、その「神秘」を思うとボクは圧倒される。

この世界の価値を、この世界のすばらしさを、改めて痛感し、そして感嘆する。



当たり前のことの中にこそ、深い「神秘」が隠されている。

当たり前のことの中にこそ、とてつもない「贈り物」が隠されている。

目の前にすばらしいものがあるのに、どこか違うところでボクたちは血眼になって欲しいものを探していないだろうか?


taddy


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2006-01-25 | cafe_monologue


ライブドアの件が巷をここしばらくにぎわせていましたね。
それを傍観している中でいろいろと感じました。

今回の件、ニュースやネットでいろんな人の意見を見ていると、社会の中の「派閥争い」のように感じました。
「過去派」と「未来派」の「派閥争い」。

「過去の栄光」のしがみつく人々。それが変えられるのを恐れる人々。
「身勝手なバラ色の未来」を妄想している人々。既存の物事を否定する人々。
ホリエモンが過去やってきたことのすごさを弁護する人々。
今か今かと来るべき「逮捕」を待ち望む人々。
お互いに相反する点を抱え込んでます。
そして、そこには「今」が欠如していますね。

人間の知性は時代とともに発展しても、人間の根幹部分は変わることはないと思います。
すでに古代ギリシャの遺跡では「イマドキの若者は・・・」といった苦言が見られるそう。
一方、「カネで人のココロは買える!」と豪語しながら凋落していった人物が歴史の中でどれほどいたことか。
ホリエモンがやっていたことは、目新しいものでも新しい風を吹き込むことでも何でもないです。

実は物事に「古い」も「新しい」もないと思います。
「歴史は繰り返す」。いつの時代もどの場所でも、同じことが繰り替えされているように感じます。

そんなことを考えているとき、ふと「葉」と「根」のイメージが浮かびいました。

風が吹くたびに右に左にと揺れる葉。
土の下にはしっかりはっている根。

「葉」は周囲に毎度流されてしまうことのシンボル。
「根」は普遍的な「本質」のシンボル。

ボクたちは「本質」さえしっかりと見ていれば、周囲にいちいち流されることもないはず。
傲慢になるな、人のものを欲しがるな、乱れた生活を送るな、盗むな、人を傷つけるな、殺すな... etc
「本質」は「当たり前」過ぎて、軽視してしまっていることが多いです。
だけど「本質」を見失っては、ただの根無し草のように人の言動や流行に左右されるだけ。
その結果惨めになるだけ。

モノや情報が溢れかえっていて何がなんだか分からなくなっている現代。
今回の騒動が、今一度人間としての「本質」に立ち返るきっかけや教訓となりますよーに!

taddy


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f u t u r e

2006-01-23 | cafe_monologue


人が「未来を分からないこと」は、残念なことだろうか?


いや、「未来が分からないこと」は貴い「贈り物」。

「未来が分からない」からこそ、ボクたちは不測のことに備えて頑張るから。


もし、未来どうなるか分かっていたら、どうするだろう?

おそらく大抵の人は怠けたり悲観したりするだろう。

「どうせ○○になるんだから、いいや」。


未来が見えないからこそ、希望を抱くことができる。

希望を抱くことができるからこそ、100%以上の力を出そうとできる。

100%以上の力を出そうとするからこそ、より素晴らしいことが達成される。

そして、ポジティブに生きるから、結果が良くなかったとしても、そこから次の糧を得ることができる。


だからこそ、「今」をどう生きるかが大切。


taddy


P.S.  剣ちゃんのblogのデザインをリニューアルしました。
   オリンピック日本代表ということで、白と赤をベースにシンプルにしてます。
   また白は、雪の白さ、無限性を象徴、赤は血の滲むこれまでの努力と情熱を表しています。
   http://blog.livedoor.jp/ferisunopapa/


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d e s i g n

2006-01-21 | cafe_monologue


昨日(1/20)、日本を代表するデザイナーのひとり、原研哉(はらけんや)さんが我が社で講演してくださいました。

原さんといえば、「無印良品」の広告ポスター六本木ヒルズ等で有名な森ビルのCI制作松坂銀座のリニューアルに携わっておられるので、「あ!これ知ってる!」という人も多いはず。

今回の講演も刺激になるお話ばかり!
僭越だけど、ボクが日頃思っている「デザイン」というものの捉え方とヒジョーに似ているところが多々あって、共鳴するとともに、それをさらに一歩掘り下げていろんなヒントを与えてもらったなぁ~。

いくつか、ココロに残ってる言葉を紹介!


「‘education(教育)’とは、押し付けるものではなく、潜在しているものを開花させること。」


「センスの良い国でマーケティグすると、センスの良いものが売れる。
 センスの悪い国でマーケティングすると、センスの悪いものが売れる。
コミュニケーションは‘土壌’を見ること。」


「現代は‘情報過多’と言われているが、‘情報過多’なのではなく、‘断片的な情報’しか飛び交っていないのが現状。
 ‘面白いもの’はそれ自体がものすごくたくさんの情報を持っている。
 脳には情報量が多いものの方が気持ちよく感じる。」


「マーケティングは人間の‘ゆるみ’につけ込んでいく。
 それは思考力を緩慢にする。そのため、感覚が研ぎすまされなくなってきている。
 20年くらい前から社会はtechnology driven(=技術が社会を牽引すること)だが、
 かつてはsense driven(=感覚が世界を動かすこと)であり、今これが閉じかけようとしてしまっている。」


「‘情報’は脳を運動させる力がある。
 しかし、最近何かの話題をしてるとすぐに‘知ってる、知ってる’という言葉が帰ってくる。
 ‘知ってる’という時点で思考、会話が終わってしまう。
 ブランディングは、消費者に‘知っている’といわれてしまったらその時点で終わり。常に‘未知のもの’であるべき。」


「EX-Formation。‘知ってる’と思っていることを、実はいかに‘知らないか’をわからせる。」


「‘当たり前’のことをしっかり伝えていくことも大切。
 説明のために高度な情報が必要な時代。経産省の仕事として必要なのは教育。
 ベーシックなものをわかりやすくしていかないといけない。」

「わからないままカッコいいと思わせるのが従来のデザインだったが、これから説明することがうまいデザイナーが必要とされる時代。」


原さんのHP
http://www.ndc.co.jp/hara/



taddy


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n o w

2006-01-18 | cafe_monologue


「あの時、こうすればもっと良かったな・・・。」

「明日の会議での発表、どうなるだろう・・・?」


ボクたちは、「過去」と「未来」にしばられている。

すでに過ぎ去った「過去」。

まだ来てもいない「未来」。

どちらもボクたちの手の中には無いもの。

「無いもの」について思いわずらい、「無いもの」のために時間を浪費している。


人生の「現実」とは、ボクたちの手の中には「今」しかないこと。

「今この瞬間」しかないこと。


「今」をどう生きるか?

「過去」でもなく「未来」でもなく、「今」をどう生きるか?

これがボクたちの人生を決める。


taddy


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m y  w a y

2006-01-16 | cafe_monologue


疲れきったとき、

落ち込んだとき、

ツラいとき、

僕たちの顔は下を向く。


だけど、そこに見えるのは地面だけ。

僕たちが見つめるべき目的地はそこにはない。


地面を見ていても目的地までは辿りつかない。

顔をあげてみよう。

目指す目的地が見えるだろうか?

遥か遠い目的地でも、見つめていれば足はそちらへと歩き続ける。


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d e b u t

2006-01-14 | cafe_monologue


「ここへ戻っておいで君の休まる場所へ」  (from 「家路」)

昨日、僕がココロ休まる「場所」へ戻ってきました。

このblogでも何度も取り上げてる中孝介さん、いよいよEPIC Sonyから3月にメジャーデビュー!
その直前のお披露目ライブでした。場所はソニーミュージックの乃木坂スタジオ。
一般の人とマスコミや業界の人とで60名程度のexclusiveなライブです。

ほの暗い間接照明でムードのあるスタジオ。
目の前にあるのは黒光りする大きなグランドピアノ。
小さなクラシックコンサート会場のような雰囲気とでも言えばいいでしょうか。

スタッフの方からの紹介があった後、拍手の中、我らが孝介さん、ご登場。

いつもはトリを飾る「家路」からスタート。
グランドピアノの厳かな伴奏に乗って、しっとり力強く歌いあげてくれます。最初から感動の波で鳥肌です。
(「家路」は郵政公社のCMにも使われてたから知ってる人も多いはず。)

次に「moontail」。
これも僕が大好きな曲。軽快ながら渋みのある大人なメロディーに思わず体が動いてしまいます。

その後、「白と黒の間に(新曲)」、「すべてに意味をくれるもの」と続きます。
最後はメジャー最初のシングルとなる「それぞれに」をアツく歌いあげてくれました。
「それぞれに」は子供のころの音楽の授業で聞いたような懐かしいメロディー。この曲も大好きです。

孝介さん、ややお疲れで緊張してたように見えました。
会場が乾燥してたせいもあり、歌の合間は水を手にし、いつものようにMCを挟むことはありませんでした。
でも、かしこまった小さなスペースに人がぎゅっと入ってて、業界の方々も来ていれば、緊張するのも当然。

それでも、孝介さんの生の歌声のすごさは変わりません!
もちろんCDも素晴らしいです。
ですが、孝介さんの素晴らしさはCDだとその1/100程度しか伝わってこないように思います。
彼の生歌は、何度聞いても感動が体全体を包んでくれて、ココロの奥底までしみ込んで来るのです。





お恥ずかしながら、昨日はじめて独学であの奄美独特の歌い方を学ばれたことを知りました。
そして日々歌を研究し、中孝介独自の音楽を作り上げていってるんですね。これぞアーティスト。
ちなみに、9月発売のミニアルバムは当初800枚程度しか用意していなかったらしいですが、今や8,000枚の売り上げ。
その内、1/800は貢献してるな(´_ゝ`)
HMVのインディーズセールスでは第5位だったそうです!

実は今回の限定ライブに参加するため、僕も応募してたんです。
結果はあえなく敗退。ところが、たまたま昨日の朝、孝介さんのblogを開いてみると・・・。

「相手が行けなくなったので、どなたか一緒に行きませんか?byまえだ」という書き込みが!

ダメモトで返答したところ、「まえださん」とご一緒させていただけることに!熱烈的感謝!
しかも、会場では「まえださん」のお知り合いの「gakuさん」も当選して来てて、二重のおどろき。
つながってますねー。孝介さんを介した多くの人との縁の不思議さをひしひしと痛感。
歌の神秘に触れるのと同時に、人生の神秘にも改めて触れられたライブでした。

さて、孝介さん、メジャーデビューの年。
どのような活躍を見せてくれるのか、今からワクワクです(^_^)

taddy


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j o u r n e y

2006-01-11 | cafe_monologue


この間の連休中、知り合いから借りていたDVDを観ました。
「Before Sunset(日暮れの前に)」。

イーサン・ホークとジュリー・デルピが共演してます。これ、実はかれこれ10年くらい前に公開された映画の続編。
その映画とは「Before Sunrise(日が昇る前に)」。邦題は「恋人までの距離(ディスタンス)」。なんか80年代のアイドルの曲名チックな邦題でゲンナリ・・・。

前編の「Before Sunrise」は、アメリカ人の若者(イーサン)とフランス人の女性(ジュリー)がブダペストからの列車の中で知り合い、ウィーンで下車して一日だけ一緒に過ごし、再会を約束して別れるというストーリー。今回の「Before Sunset」は、9年後にパリで二人が再会する話です。

僕、前編が大好きで、大学生だった当時、映画館に3~4回観に行きました。物語は淡々と二人の会話だけで進んでいきます。その会話の内容が結構深くて大のお気に入り。それにイーサンはテキサス出身なので、テキサスにいた僕には彼のアクセントは懐かしく、ジュリーはパリで活躍する女性なので、パリジェンヌのフランス語の響きに弱い僕にはこれまたメロメロに。





でも、なぜこの映画がそんなに好きかというと、自分の姿とダブるからなんです(^_^)

僕がバックパックしながらヨーロッパ各地を旅していた時の話。
ウィーンからザルツブルクに向かう列車の中で、一人のオーストリアの女性と同じ席になりました。彼女はウィーンの大学に通っていて、休暇を使って故郷のリンツという街に戻るところでした。僕から話しかけて、ずっと会話を楽しんでました。ウィーンからリンツは2時間くらいだったかな。

彼女の名前はアン・マリー。愛称、アニー。
結構シャイなところがあって、はにかみながら話すんです。とてもキュートなんですが、同時に非常にインテリな女性でした。道中尽きない話。お互いの意見が合わないトピックも多々あったけど、仲良くなっちゃって、彼女が下車する前に住所を交換して別れました。

で、僕の帰国後、文通をはじめたんです。「文通」ですよ。まだメールなんぞの文明の利器はメジャーじゃなかったから。でも、やはり今か今かと手紙が来るのを毎日楽しみにポストを開ける方が、メールで逐一やりとりするよりもいいもんですよね。手書きの文字もその人の個性をよく表してて、文字以外のものも手紙に詰め込まれてるように感じるし。
「不便」だからこそよりいっそう伝わる相手の気持ち。
「不在」だからこそ分かる相手の大切さ。
ITの世界だと、いつでもどこでもつながっていますから、こういう「価値」が分からなくなってきているように思います。

気付くと、次の年、僕は彼女の実家をお邪魔してました。家族全員が自分の息子のように心暖かく迎えてくれたのが今でも素晴らしい思い出です。その翌年もまた遊びに行きました。自他共に認めるマダムキラーの僕は、またまたお母さんにすごく気に入られたみたい♪

アニーとは特にロマンチックな関係になったわけじゃないけど、旅の出会いから始まる素敵な関係でしょ?あの年、あの日時、ウィーンからザルツブルクに向かう一本の電車で同じ席に座ったからこそ始まった関係。この出会いもまた人生の中で「用意されたもの」なんだなと痛感します。人生は素晴らしい出会いの連続。それを理解して日々喜びと感謝にあふれた人生を送るか、「当たり前のこと」と思って何も感じないか。

「Before Sunset」を観ていると、10年前の思いでが一挙によみがえってきました。
ふと、また旅に出たくなりました。
「旅行」じゃなくて「旅」。

三十路をこえた今、旅の途中で目に映る世界はどう見えるんだろう?

taddy


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k e n

2006-01-09 | friends



やりましたっ!!!

1/8、カナダのMt. Gabriel(モン・ガブリエル)で開催されたエアリアルのWC(ワールドカップ)。
剣ちゃん、10位に入賞しました!!!
「快挙」です。
おそらく日本人選手として、そして剣ちゃん自身のベストのランキングなのでは?
結果はこちら!

これで、JOC(日本オリンピック委員会)の定める基準を「完全に」クリアしたことになります。
JOCの定める基準とは、以下の通りです。

--------- --------- --------- --------- ---------
1. WC6位以内入賞
2. WC12位以内
3. 強化コーチ推薦

2005-2006シーズンの成績とする。
またバンクーバーオリンピック対策で、特に有望な選手を選考する場合がある。
JOCのサイト
--------- --------- --------- --------- ---------

すでに2005年度、W杯12位に入賞して、日本新記録を打ち立てています。
そして今回、2006年度のWCで10位!あらたに日本新記録を更新です!
誰がこの実績に対して文句を言えるでしょう?
トリノオリンピックへの切符は間違いないでしょう!
読売ニュース時事通信ニュース共同通信ニュースでも取り上げられています!


《 トリノ行き確実の剣ちゃんと逸見選手。剣ちゃん、顔が全然ちがう・・・(共同通信ニュースから転用) 》

昨晩はあたかも自分のことのように気になってて、眠れませんでした。
北米東海岸での試合なので、時差は約14~15時間くらいでしょうか。
ちょうど日本が真夜中になります。

寝る前に、まず剣ちゃんの健闘と安全を祈りました。
祈りの中で剣ちゃんの肩に触れながら、痛みがなくなるよう願いました。
そして、自分の天使に、剣ちゃんのいるカナダに行って最後まで守ってくれるよう、お願いしました。
(カトリックでは、ひとりひとりに「守護の天使」がいて日々サポートしてくれると信じています。)

一度ベッドに入るものの、2時間ばかりで起きてしまいました。
FIS(国際スキー連盟)のサイトが一番早く情報が分かります。
何度も何度もページを更新して最新情報を待ちました。
すると、メニューの中に「LIVE ON-LINE」というのがありではあーりませんか。
つまり、リアルタイムで現地の結果が分かるというわけでございます!
早速チェーック!
Wow! 剣ちゃんの名前を発見!
1回目のジャンプで見事11位でした。
エアリアルは2回ジャンプします。
なので、11位でも十分すばらしい結果ですが、まだ安心はできません。

とりあえず再度就寝。
で、「夢」を見ました。
雪山の斜面が見えます。
剣ちゃんが「やり遂げた」といった充実した笑顔で座っています。
そして、yahooかなんかのニュースに「水野剣、快挙!」といったタイトルが見えます。
「やった!」と思って跳ね起きると、PCを立ち上げて早速FISのサイトチェック!
すでに最終結果が出ていて、なんと10位じゃないですか!

剣ちゃん、またまた自己の壁を超えました。
これまでの苦境をバネにして、見せつけてくれました。
昨年に今頃、靭帯切断という大けがをして、オリンピックは難しいだろうと言われてましたから。
いつも本当にたくさんのミラクルをおこし、みんなにパワーをくれます!

あとは、トリノまでただただケガの無いよう祈るばかりです。
「これから」が一番大切なので。
個人的には、トリノ行きが確定したら、残りの試合はキャンセルしてくれないかなと思っています。
もしものケガが不安でたまらないので。
でも、それは本人が決めることなので、直前まで試合続行することに反対はしません。

とりあえず、すばらしい結果を出せたことにおめでとう!
神さま、ありがとう!

みなさんもお祝いのコメントを剣ちゃんに送ってあげてください。
剣ちゃんのblogはこちら。

さて、安心してぐっすり寝ますかっ♪

taddy


【NEWS】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先程、 全日本スキー連盟の常務理事会が開催され、正式
にトリノオリンピックへの参戦が決定されました!!
剣ちゃん、改めておめでとー!
夢が実現したね (^_-)!

【フリースタイル】
▽男子 附田雄剛(29)(リステル)、上野修(22)(リステル)、
尾崎快(18)(東京・青稜高)、水野剣(27)(ノースランドク)

▽女子 上村愛子(26)(北野建設)、伊藤みき(18)(滋賀・近江兄弟社高)、
畑中みゆき(30)(佐川急便)、里谷多英(29)(フジテレビ)、逸見佳代(26)(ゼロ)

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a k i k a z o o

2006-01-07 | friends


人との出会いはいつも素晴らしい。
なぜなら、人生の幅を広げてくれるから!

最近my blogにたびたびご登場願う晃和さん
昨年新たに知り合った友人の中でも、ボクにとってはone of the best。

「少年の純朴なココロを持った人」とでも形容すればいいかな。
まだ一度しか実際に会ってないけど、一緒にいるとココロが明るく照らされるんです。
今時こんな透明な人がいるんだなーと嬉しい感動。世の中、まだ捨てたもんじゃない!

ボクは人に出会うと、いつもその人のココロに目をやります。
どんなに社会的にすごい人でもココロの中に良いものを持っていないなら、全然魅力を感じない。
一方、ちょっとワルでもココロの中に少しでも良いものを持っているのなら、大好きだし尊敬。

そんな晃和さん(彼はワルじゃないですよ!)がモデルや執筆をしてる雑誌「FREERIDE」。
昨日2月号が発売になりました。





ぜひ店頭で手に取ってみてくださいまし&買ってくださいまし (^_^)
今回は晃和ファンなら「仕掛け本」をヒモ解く感覚かな。
ぱらぱらめくってると、「あ!こんなとこにもっ!」と楽しめますYO♪
そして毎回上達していく彼独特の文章も、「akikazooワールド」に誘ってくれるんで楽しんで読めます。

晃和さんとは写真やデザイン等、重なる趣味もある一方、正反対のとこもたくさん。
いや、正反対のとこの方が多いな。
でも、だからこそ面白い!
自分の世界に生きてるだけじゃ絶対手にすることのない世界に触れられるでしょ。

晃和さんは大のバイクマニア。
彼と知り合うまで、バイク雑誌なんて買うこともなかったっすよ。
でも、これが結構おもしろい。
ツーリング関係の記事もたくさん。国内外の隠れたスポットを教えてくれるんですね。

こう見えてもボク、元々バックパッカーなんす。
ヨーロッパをあちこち一ヶ月かけて鉄道で放浪したりなんかもよくしましたよ(電車男じゃないYO)。
「王子キャラ」が先行しちゃってて信じてもらえないだろうけど・・・。
だから、無類の旅好きのボクには、こういう話にはお目めがキラキラ☆

話はちょっと脱線するけど、誰しも一度でいいから海外一人旅をすべき!
いろんなハプニングもあるけど、人生必ずなんとかなるもんなんです。
そして、旅先での人との出会い!これに勝るものはなし!
旅先で人の優しさに触れると、戦争なんか起こすことがバカらしくなる。
争いを起こすのは、自分の利益に固執する井の中の蛙たち。
旅は人の心をひらき、人間性を育ててくれます。

そうそう、晃和さんを通じて知り合った彼の友人たちも、これまた素晴らしい人ばかり。
みんな多才でボクが持ってないものをたくさん持ってるから、そこから得る刺激がまたボクの喜び。
そして、やはりココロの中に輝くものをそれぞれが持ってます。

昨年いただいたこの晃和さんとの貴重な出会い。
忙しくてなかなか会えないのが残念だけど、もっと語り合いたいし、これからも大切にしていきたいと思います。
そしてボクの夢は、お互い大の旅好き人間どうし、近い将来一緒にバックパックの旅をすること!!

taddy

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■ 今日の剣ちゃん ■

     いよいよ明日8日は北米ワールドカップ!
     いろいろと選考過程に不満はありますが、明日の
     結果で最終的に決定するでしょう!

     みなさんの応援、ひきつづきよろしく!!
     応援コメントは剣ちゃんのblogまでよろぴこ m( _ )m

     オリンピックまであと少し!

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b a r o m e t e r

2006-01-06 | cafe_monologue


人が人として成長していることを、どのように確認できるだろう?

それはとても簡単。
「自分の小ささ、弱さ」を理解できるようになっているかどうかを見ればいい。

人は、自分のことを知れば知るほど、自分のことを誇ることがバカらしくなる。
正確には、誇れなくなる。

自分の才能だと思っているもの、
自分の手柄だと思っているもの、
自分の実力だと思っているもの、
自分は美しいと思っていること、
自分は頭が良いと思っていること、
これらすべてが「幻」であることに気付いていく。

人は、自分のことを知れば知るほど、自分の「小ささ」を理解するようになる。
自分の「小ささ」を理解するようになると、おのずとすべてのことに「感謝」の気持ちが湧いてくる。
自分が今ここに存在しているのは、周囲のおかげであることを実感する。
生きてることの全てが喜びに変わる。

一方で自分の「小ささ、弱さ」を認められない人は、常に「不安」にさいなまれる。
何かを所有しておかないと、そして人の目に「何者か」でいないと、不安になる。
周囲を思いどおりにいつもコントロールしておかないとイライラする。
生きていることの全てが重荷に変わる。

「小さくなること」で人は「自由」になる。
だけど、僕たちは「何者かでいること」こそが「自由」と勘違いしている。
そして、「何者かでいよう」として自分を逆にがんじ絡めにしている。

真に強い人、真に自由な人は、自分の弱さや小ささをありのままに認め受け入れられる人。
よりたくさんのものを手にすることのできる人は、からっぽの人。
余計なものを手放して小さくなっていくことでこそ、僕たちは大きく成長していく。

taddy

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g e n u i n e

2006-01-04 | friends


昨日は、剣ちゃんの見送りのために空港まで行ってきました。

剣ちゃんは、今週末北米で開催されるワールドカップに参戦します。
2月のトリノオリンピックに出場できるか、今週末には確定するでしょう!

だけど、僕は個人的にスキー連盟の選考過程に非常に不満があります。

日本のエアリアル選手の中で、国際舞台で結果を残しているのは剣ちゃんだけです。
12年ぶりに日本新記録を更新するという快挙を出しています。
この快挙は、2005年度WC(ワールドカップ)で出しました。決勝で12位に入っています。
つまり、JOC(日本オリンピック委員会)が提示している出場資格基準をクリアしているのです。
JOCの基準をクリアしているのは、選手の中では「剣ちゃんしか」いません。

もしかすると、「最後まで全員にチャンスを与えたい」のかもしれません。
「しかし」です。剣ちゃんは「三回転四捻り」という高度な技ができる「唯一の選手」です。
他の選手でこの技を出せる選手はいませんし、ここ数週間でクリアできるような技でもありません。
また、他の選手はWCで一人も一度も決勝に進んでいません。
選手一人一人の力が均衡しているなら、最後まで待つのは分かります。
けれど、現実はそうじゃありません。
選考者は「全員へのチャンス」と「実績」とのバランスをごちゃごちゃにしてしまっています。

他の種目では、似たような環境で既に内定が出ている選手がいます。
どのような内情があるのか分かりませんが、内定が先延ばしになっているのはおかしいです。

一アスリートとして「越えるべき壁」であるのなら、僕も余計なことは言いません。
しかし、今、剣ちゃんがおかれている状況は、「不必要な壁」です。
オリンピック開催まで1ヶ月なのに内定していないため、選手の心身を無駄に疲れさせています。
国際レベルで日本を代表して戦える剣ちゃんのような選手が、直前にケガでもしたらどうするのでしょう?
選手だけでなく周囲の人間にも分かるように、選考過程の透明性を高めて欲しいと思います。

剣ちゃんは、他の選手が遊んでいる時にも練習を重ねてきました。
昨年の大ケガも、医師も驚くスピードで持ち前の気力と努力で克服しました。
彼の残している輝かしい記録は、こういった不断の努力の結果です。
剣ちゃんは不平をこぼすことなく、今も黙々とがんばっています。
けれど、これまでの彼の努力を見てきている僕はこれ以上黙ってはいれません。
あまりにも不憫。
地元富山のNHKや新聞で大きく取り上げられ、関西では有名な「ちちんぷいぷい」に出演。
東京でも人気ラジオ局「J-WAVE」の「BLOG ON」で取り上げてもらいました。
剣ちゃんを応援しているたくさんの人もきっと同じ思いだと思います。

これだけの条件が揃っていながら選考されないようなことがあれば、裏で操作があったとしか思えません。
その際には抗議し、きちんとした説明を求めます。

そんな剣ちゃん、「本物」だなーと思います。
スポーツにしても芸術にしても何にしても、「本物」が持つオーラはすごいです。
何もしなくてもその人やそのモノの「存在」自体から、パワーが溢れ出てます。
だから、「本物」と接するときはいつも、ポジティブになれるし、感動するし、前進するための力をもらえます。
そう。「本物」って人を変える力があるんですよね。
剣ちゃんとしばらく一緒にいるだけで、こちらにも笑顔が溢れ、元気いっぱいになれます。



がんばれ、剣ちゃんっ!
みなさんの応援も引き続きよろしくっ!

taddy


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n e w  y e a r

2006-01-02 | cafe_monologue


A HAPPY NEW YEAR!

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
昨日の夜、実家の福岡から戻ってきました。

2005年は自分にとって「学び」の年でした。
たくさんツラいことがありました。
しかし、そのおかげで何が自分に足りないのかを改めて見つめ直すことができました。
そして、少しづつですけど、良い意味で自分が変わって来ているのを実感できました。
現状から逃げることなく踏んばることで内面的に一歩前進した年でした。
人生の中で起こることに無駄なものってホントに何一つないんですよね。
すべてに意味があり、すべてがそれぞれの成長のためにやってきます!
ツラいものの中にこそ、「真の宝」が隠されています。

旧来の友人たちとの仲をより深く深めることのできた年でもありました。
「いつもそこにいて当たり前」と思っている人たちですが、「そこにいて当たり前」じゃないんですよね。
そこにいてくれることは、一つの「奇跡」だし、大きな恵みなんです。

そして、素敵な人たちとの新しい出会いもありました。
特にblogを通してのつながりでの出会いでしたね。
おそらく人生の中の最大の財産は、「人との出会い」だと思います。
ひとりの人との出会いで、自分自身の人生の幅がひとつ広がりますから。

2005年に起きたすべての出来事、すべての出会いに改めて感謝!
ありがとう。





2006年は2005年にいただいたものをもっと深めていく年にしたいと思います。
旧知の友人たちとは、更に深く堅い友情を。
2005年に知り合ったばかりの人たちとは、お互いをしっかりと支えあえる、より豊かで密な友情を。
そして、2005年に学んだことを更に掘り下げて実践していきたいと思います。

今年もよろしくお願いします!

taddy

P.S. もっとたくさんの友人&知人たちとの出会いがあり、写真を使わせてもらいたかったの
   ですが、加工すると解像度が下がって画像が荒くなってしまうものがたくさんでしたの
   ので、加工に耐え得るものに限定させてもらいました。ごめんなさい!


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