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taddy // graphic designer / artist / poet

e m p t i n e s s

2005-11-20 | cafe_monologue


ラジオを聴いていたら、リスナーが「今日は忘年会です!」と言っていた。
まだ年末という雰囲気が自分の中では全然ないけど、もうそんな時期なんだな。

一年の間に積もったうっぷんをみんなでワイワイ晴らす忘年会。
実は僕はあまり好きではない。

うちの職場はとても和気あいあいしている。
本当に風通しの良い職場。
だから、誰とでもフランクに語れる。

では、なぜ忘年会が好きではないか?
忘年会に限ったものじゃない。
バカ騒ぎが好きではないから。

知ってる人は知っているが、僕は昔は大のパーティーアニマルだった。
六本木が僕の庭(^_^)
毎週末、朝まで外人連中とパーティー&「クラブ」活動。
でも、当時から本当は気付いていた。
朝帰りしながらいつも思っていた。
「めちゃくちゃ楽しかったはずなのに、この虚しさ、一体なんなんだろ?」と。
でも、その「空虚感」を埋めるために、もっともっと遊ぼうとしていた。
だけどそのことで、人生の限られた時間を無駄に消費していることに気付いた。

飲み会でも同じように「虚しさ」を感じることが多い。
会社の人間が集まれば、グチのこぼしあいになっていくことが多い。
同年代の人間が集まれば、こんどは卑猥なネタなどが出てくる。(人にもよるけど。)
それらをおもしろおかしくゲラゲラ語る。

ガス抜きは必要だし、楽しむことは悪いことじゃない。
純粋に楽しめる飲み会もある。
だけど、愚痴りあったりバカ騒ぎする時は、かえって自分をおとしめている感じがする。
楽しんでいるはずが、かえってストレスを感じる。
「いったい、自分、何やってんだろ?」と。

忘年会もよいけど、おそらくこの時期本当に必要なのは、ひとり静かに自分自身にもどる時間じゃないかな。
僕たちは一年のうちどのくらい、自分自身に戻れる時間を作っているだろう?

taddy


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