高岡英夫・松井浩共著『サッカー世界一になりたい人だけが読む本』を読んでみました
なぜ、日本代表がドイツWCで負けたのか!?
なぜ、日本代表が初戦のオーストラリア戦で90分間体力を持続することができなかったのか!?
それは、WCクラスの選手と日本代表選手との身体の使い方が違うのではないかということです
【股の使い方】
WCクラスの選手:股裏(ハムストリング)を使う
日本代表選手:股前(大腿四頭筋)を使う
【筋肉の質】
WCクラスの選手:筋肉が柔らかい
日本代表選手:筋肉が硬い
【体のコントロール】
WCクラスの選手:体の中心の近くの腸腰筋や背骨周辺の筋肉で体をコントロールする
日本代表選手:ふくらはぎ、腹筋、増帽筋、三角筋など、体の表面的な筋肉で体をコントロールする
WCクラスの選手は、体の中心(センター)を意識しながら、柔らかいプレー(ボールが足に吸いつくプレー)をしているのに対して、日本代表選手は、体の表面的な筋肉しか意識していないので、ぎこちないプレーが目立っている
キックの蹴り方に関しても、WCクラスの選手は、腸腰筋(インナーマッスル)を使いながらハムストリング(アクセル筋)と連動して蹴っているのに対して、日本代表の選手は、大腿四頭筋(ブレーキ筋)を使うがために足の反動で蹴っているしかみえないのである
この蹴り方の意識の違いが、キックの精度、スピード、力強さの差としてドイツWCで出たのだと思う
日本代表選手がオーストラリア戦で逆転負けして90分間持続できなかったのは、炎天下の中、体が硬い状態でピッチを走り回るのに大腿四頭筋を使いすぎたためだと思う
要するに、日本代表選手の身体の使い方が間違っていたのではないだろうか!?
これを改善するためには、腸腰筋などのセンターを意識した身体の使い方を日本代表選手をはじめとしたサッカー選手が意識改革としてやることではないだろうか!?
腸腰筋が使えるためには、ひたすら体をゆるめることがWCクラスの選手に近づける一歩目になると思う
腸腰筋が使えるようになれば、自然と体の中心(センター)とそれに付随するハムストリングが使えるようになるのではないだろうか!?
そうしたら、キックの蹴り方も自然と向上すると思う
日本代表を目指す選手達には、WCクラスの体の使い方をマスターしてほしいと思うこの頃である
日本人も意識すればできるようになるのでしょうか...??
ただ日本人と外国人の筋肉のつきかたっておそらく違うんですよね・・・
目立たないながらも、情熱を持って選手の発掘、育成に取り組んでいるような地方の指導者の方に是非、読んでいただきたいと思いました。
TB機能の関係でスパムになってしまったようです。
ごめんなさい。
最初のTBを載せました。
やはりと言いますか、こんなに違いが・・・
これだけ分析されてるんですから~
これを指導できる指導者が増えないと。。。
例えば、ゴルフなんかでも~
日本でティーチングプロなんて職業が認知されだしたのは
まだまだ最近ですからね~
TBありがとうございます。
インナーマッスルが意識されるようになったのは最近のこと(一般人のエクササイズでも良く出てくる言葉になりましたね)だと思いますが、「体の軸」を意識するというのはもう少し前からでしょうか(MLBのイチロー選手のすごさを語るときなどによく出てくる言葉ですね)。
いずれにしても、これらの理論を今の、あるいは数年後程度の近未来の選手に要求するのはかなり難しいように思います。
つまり、悲観的なことを言えば、南アフリカにはもちろんのこと、「その次」も間に合わない。その間「世界とはこんなに差があるんだ」という絶望の中で過ごさなくてはならないということです。
それにしても、高岡さんはこういう本もお書きになられるんですね。
黒人の選手なんかと見比べると顕著かと思います。
選手のアスリート化が進む昨今では、こういう考え方が大きな差を生むのでしょうね。
TB&コメありがとうございます!
なんというか。
最近、普通の人の間(私の周りだけかも…??)でも話題になっているインナーマッスルを鍛える事がスポーツ選手にも、適応されるんですね。
普通の人の場合、ダイエット効果等聞きますが、スポーツ選手だと、軸、なんですね。なんか、意外でした。
同じスポーツをしているのにも関わらず、これほど筋肉の使い方に違いが見られるというのはなぜでしょうね?
やはり歴史的な運動方法の違いでしょうか。農耕民族は表面的な筋肉を使いがちだ、とか。
それとも若い内からの教育の違いでしょうか。体育で教えられる内容が、日本は外側の筋肉ばかりを使う運動だ、とか。
すいません。少し難しい話になってしまって。
筋肉に注目しているのは、おもしろいですね。
確かに同じ日本人選手でも、
FWとDFとでは筋肉の付き方が違いますよね。
FWは、どちらかというと前太腿の筋肉が発達している選手が多くて、
DFは(後ろに体重を掛けることが多いから?)後ろの筋肉が発達している選手が多い気がします。
そうかと思えば、三都主のように前太腿が盛り上がるような
筋肉の付き方をしていない選手もいますよね。
怪我の少ない選手は、いい筋肉の付き方をしているんでしょうね。
走り方ひとつとっても、そうですよね。
一見、つま先だけで走る方が地面に接している時間が短いから速いように思えますが、
実は足の裏全体を地面に着けた方がしっかりと地面を蹴ることが出来て速いんですよね。
ちょっと違う角度から、サッカーを見るのも面白いですね