オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

リスク(危険性)とリターン(見返り)

2024年02月16日 17時36分11秒 | 投資

今朝は朝食の後、畑の水やりをしてから、久しぶり1時間半の散歩。帰って来てから、ニュースで読んだ通り、オーストラリアの株式市場が続伸していたので、、、早速、パソコンを起動させて、、、ネット証券で、保有していたオーストラリア株式の2社の銀行株を売却しました。

ニューヨーク株式市場で株価指数が最高値を更新したのを受けて、東京の株式市場も続伸していて、来週にもバブルの最高値を更新しそうですね。30年以上も低迷を続けていた東京の株式市場も、先の見えない中国経済に見切りを付けて日本の株式を買う海外の投資家が増えているようです。

さて、今日のお題のリスク(危険性)とリターン(見返り)ですが、、、リスクとリターンは相反するものですよね。

つまり、危険な物ほど、見返りは大きいのです。これを諺で適格に表したのが、「虎穴に入らずんば虎子を得ず。」です。

だだ、私達は子供の時から、親や先生に危険な物には近づかない様にと教えられて育ちます。例えば、危険な場所には行かない、危険な動物や人には近づかない、などです。

皆さんが汗水垂らして働いたお金の殆どは銀行に預けますよね。家に置いておいたら、泥棒が来たり、火事になったりしてお金が無くなってしまうかもしれませんから、家にお金を置いておくのは、リスクがあります。

ただ、銀行に貯金するのは一見、最も安全に見えるかも知れませんが、実は大きなリスクがあります。それは、物価の上昇に比べて利子が低過ぎることです。

昨今の日本の物価の値上がりは僕も経験したばかりですが、、、ちょっと前まで120円だった駅の自販機の飲み物は、140円とか170円になってました。本屋で書籍も買ったのですが、、、少し前まで380円だった文庫本が、750円くらいになっていて、2倍になっているではありませんか。

つまり、お金を銀行に預けておいても、知らない内にそのお金の価値が目減りしているのです。これは僕の感覚ですが、、、去年の百万円は、今年は90万円くらいしか価値がないのではないでしょうか。モノの値段が上がるということは、銀行に預けているお金の価値がその分下がることを意味します。

「そんなこと、分かってるわよ、ヒロシさん。では、どうすればいいのよ!」と思われた、アナタ。

実はアナタにも出来る事があります。以前、このブログにも書いたのですが、、、それは、、、価値の上がるものにお金を代えるのです。

価値の上がる物とは、、、大きく2つあって、それは会社(価値を生み出す)と不動産(作れないから、供給は増えない)です。他の仮想通貨や金などは配当や家賃が発生しないので、、、ここでは省きます。

会社(の一部)を買うのは簡単で、その会社の株式を証券会社で買えばよいのです。わざわざ仕事場を抜け出して証券会社に行かなくても、スマホでインターネットにアクセスして、オンラインの証券会社を選び、自分の取引口座を開設すればよいのです。

「でも、ヒロシさん、株なんて怖いもの、私は絶対出来ないわ。」と思われたアナタ。よく考えて下さい。このまま物価が上がり続ける限り、アナタが汗水垂らして働いて貯金したお金は、銀行に預けておけば、絶対に価値が減るのですよ。

反対に株は上がったり、下がったりを繰り返しますが、企業が価値を創造し、その対価として利潤が生れると、株主に配当金が支払われるのです。それに長い目でみると、株価は上がって行きますから、、、銀行に預けるよりも損はしないと思います。それに、一つの銘柄だけを買うのではなく、複数の銘柄を買えばリスクは分散されますよね。もし、最悪の場合、会社が一つ潰れてしまっても、他の会社が頑張っていれば、それ程損失は出ないです。

それに、、小さな企業の株式を買うのではなく、様々な業界の大きな会社に分散投資すれば良いのです。

もちろん、個別株に投資するのがどうしても嫌な人は、投資信託にするのもアリでしょうが、、、、これは、利益の多くを投資会社が持って行って、残りの利益を投資家で分け合うという、投資会社が潤う商品ですから、、、僕はそこに投資したいとは思いません。

ただ、、、世界の株式市場はブル(上昇基調)ですが、いつ下降に向かうかは分かりません。分かっている事は、株価が高くなればなるほど、下がる可能性が高くなっていきます。いつまでも上がり続ける株はありません。

今、株価は加熱気味で、、、いずれは下がり始めますから、、、今は買わない方がいいかも知れません。「底値で買い、高値になったら売る、株が下がったら、上がるまで待つ。」が株式必勝の鉄則です。

それから、不動産ですが、、、

オーストラリアの様に人口が増えている国と違って、日本では不動産は買わないのが正解です。都心の一等地なら今でも地価が上がっているかもしれませんが、誰もがご存じの通り、日本の人口はこのまま減って行くことは確実です。少子化対策なんてあまり効果がないことは明らかですよね。

特に地方では、若い人は都会へ働きに行ってしまいますから、残っているのは高齢者の住んでいる家か、空き家ばかりです。不動産は土地と建物ですが、地価は毎年安くなり、建物も毎年古くなって価値がなくなりますから、不動産を買うのは止めたほうがいいですね。もしあなたが地方にマイホームを建てようと思っていらっしゃるのなら、、、資産の価値は無くなると思って下さい。

ということで、、、今日はここまでにします。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。

 


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