二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

海紅句会・4~意味を消す

2018年04月28日 | 俳句
やや!

うっかりしていましたが、4月の海紅句会のご報告がまだでした

何せ今月は「60周年俳句大会」というビッグセレモニーがあったものですから

すっかりそちらに気を取られてしまったようです




今月は新入会の方が1名と

取材を兼ねた体験の方が2名参加で大賑わいでしたのよ

・・・と、書きながら

何か遠い昔のことのような気がしています




それでは今月の主宰の言葉です

(何かもう臨場感がなく主宰が云った背景も定かではないのですが・・・)




・俳句は出来る限り意味を消す。意味を云わない


・理屈にしないこと

・固有名詞(地名)はそこに限定されてしまう

・家族(夫・妻など)のことをもろに出さない。一般性がない

・作った感を出さない。作りながら消す

・不用意に動詞を入れると句がたるむ

・俳句は行為を出さない




俳句は詠む方も読む方も

出会った瞬間の感動を楽しむもの

だって短いのですから

そんなに多くは語れない

その句の核の部分に何か琴線に触れるものがあれば

意味はどうだっていい文芸らしいですね




・・・そういうことかな・・・


響焔創刊60周年俳句大会~祝賀会

2018年04月21日 | 俳句
響焔創刊60周年俳句大会の二部、祝賀会の様子です



祝賀会にはお客様として


酒井佐忠様(文芸ジャーナリスト)

宍戸健司様(角川文化振興財団専務理事)

西井洋子様(東京四季出版社長)

安井まどか様(本阿弥書店 俳壇編集長)

林誠司様(文学の森 俳句界編集長)

菊池洋子様(紅書房社長)

上野佐緒様(俳句四季編集長)


このような方々にご出席いただきました




私のテーブルのお隣に席には

俳句四季の上野様

電話ではお話をしたことがあったのですが

お会いするのははじめてです

電話では低音が魅力の彼女ですが

実際の上野さんは

若さの中にも落ち着きがあり

お話しやすいかわいらしい女性でした




皆さまに心の籠ったご祝辞をいただきました

ありがとうございました




祝賀会の目玉は三郷カルチャー教室の皆さんによる合唱

ただの合唱ではないのです

山崎主宰の句を

ドイツ映画の音楽「忘れな草」に載せています



みみたぶもあしうらも春のあけぼの

晩学のあしあとのよう花筏

人さがすことばを探す春の夕暮れ

咲いて散る勿忘草のなみだいろ

いまもなおほのあかくあり春の夢




響焔にはピアノの先生が何人かおられます

そのうちのお一人

今回、白灯賞や大会賞3位にも輝いた波多野真代さんによる

アレンジとピアノ演奏

それに米田規子さん山口典子さんという

やはりピアニストのお二方も参加されての素晴らしい合唱でした




この頃にはわたくし

昼抜きで一部司会をやっていた空きっ腹にワインが入り

かな~りいい気持ち

物が二重に見え始めた頃にはじまった合唱でした

歌声に合わせて気持ちよくユラユラ身体を左右に振っていたら

完全にまわりましたね、お酒が・・・

ですのでこのあたりの記憶は曖昧です・・・あしからず




もうひとつ加えたいことは

「如水会館のお料理はおいしい!」

ということです

前菜のコンビーフも白身魚もローストビーフもコーヒーも

どれもこれも、一口入れるたびに

「おいしい!」と言っていました

主宰からは「如水会館は料理がおいしいよ」とは聞いていたのですが

本当でした





さて、最後になりましたが

前回のクイズの答えです

AIの俳句は


旅人の国も知らざる紅葉哉

花火師や夜の刻刻の勢を見て

又一つ風を尋ねてなく蛙


でした

どれももっともらしいですよね

AI、すごいな・・・

ただこれらには

「意外性がない」ということでした

「意外性」は言葉を繋げただけのAIにはできない

それは「物事の本質」にもかかわってくるということでした




いつも句会で主宰が云っている

「インパクト」「意外性」

こういうものはやはり人間だけが感じて表現できる術なのでしょうね




猫を飼い始めました

シャルトリューの女の子です

名前はまだはっきりとはない・・・

「ナラ」とか「はっちゃん」とか「ハチ」とか

その時の気分で呼んでます

最近はねずみ色だから「ネズ」なんてのも候補にあがり始めました