二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

千葉新人句会・9月~季語から入らない

2019年09月27日 | 俳句
今年ももう4分の3が終わるのですね

早いですね~



今月は

今まであまり言われていなかった(と思う)

とても重要なことを教わりました

まずは箇条書きにて...

・事柄を言っても詩にならない。説明にはなるが、それには俳句は必要ない

・事柄を言うとドラマになってしまう。ドラマにしない

・当たり前のことを当たり前に言ってもしょうがない

・俳句は大きく詠ったほうがいい

・俳句はポーズではない

・俳句は「切れ」の文芸。どこがで切ることを考える

・景を言おうとしないほうがよい。散々言われているから

・ここぞと思うところでドーンと飛ぶ

・一句の中に動詞はなるべく二つ入れない。動詞は説明する語

・俳句は、どう言うかというテクニックが大事。作者の人生観、哲学がかかわる

・言いたいこと、感じたことがあって、それに季語をつける

・季語から入って俳句を作ろうとすると季語の説明になってしまう

・俳句は季語の説明ではない!



今回は

季語の説明になってしまっている句がいくつかあり

繰り返し

「季語から作るな!」

ということを言われました

俳句は何か言いたいことがあり

でも十七文字と短いために

季語のイメージを借りて

助けてもらうのですね

ですから季語から入って作るというのは

本末転倒?なのです




...でも

ありますよね...季語から作ること...

兼題として作る場合もあるけれど

どうしても出来なくて

歳時記をパラパラめくり

丁度いい感じのもので作るという...

あるある~

そういうときは

絶対に季語のことを言ってはだめです

とりあえず

季語とは関係ないようなことを言っとけ...

だけどほんの少し関わるようなこと

言っとけ...



これ、

私からのアドバイスです...

シーーーッ☝





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千葉句会9月~忌日

2019年09月23日 | 俳句
千葉句会はレベルが高いと言われています

だから選句も楽しいけれど大変

素敵な句が沢山あって

なかなか6句に絞れない

最後は自分の好みになります

そうやって最後に落としてしまった句が

主宰の句だった...

と、いうことはよくあります

すみません、主宰😅




主宰の言葉です

・二物衝撃は関係がありすぎたら面白くない。だけど少~しだけ関係があるように

・「~のあり」は説明。避ける

・575のリズムは守る。下語4音は×

・言っている意味はひとつ

・季語が大きいと他がかすむ。季語を控えると他がクローズアップされる

・「~て」...て切れは避ける

・忌日について
太宰の忌...季語ではない
桜桃忌...季語




今回

「かな女の忌」と「靄」を

取り合わせた句がありました

素敵な句だな、と惹かれたのですが

あれ?季重なり?

と思いいただきませんでした

ですので最後の質問タイムに聞いてみました

すると「歳時記には載っているけど...」

と前置きで前述の通りでした



なんとなく納得

確かに「桜桃忌」「獺祭忌」と言えば季節を感じるけれど

「かな女の忌」だと

私はいつだかわからない

だから季節は感じない

「靄」という季語があることによって

秋を感じることができる...



そういうことなのかな

多分これは

山崎主宰があまり季重なりや

歳時記の季語にこだわっていないからでしょう

現実的なんです

ただ

「はじめのうちは季重なりは避けようね」

とのことでした












猫の句

2019年09月07日 | 俳句
わたくし、ただ今

句作に苦しんでおります

恐怖の茶封筒が来てしまったからです

「解説しよう。恐怖の茶封筒とは、響焔俳句会で恐れられている『特別作品依頼』の通知である。その通知がいつも茶封筒に入れられ送られてくるので、ポストにこれが入っているのを見た瞬間、心臓が止まりそうになる。何故ならこれはほぼ断ることができない。よってこれを受けた者は、毎月の投句以外に更に指定の句数を作らなくてはいけないという、それはそれは苦しい一月を強いるられるのである。」


最近来ないな~、ラッキー

なんて思っていた矢先でした...

締め切りは9月25日

そろそろ作り始めないと

と、俳句手帳を広げてみたけど

一向に何一つ出来やしない

そんな苦しみの俳女を見ていた我が夫

「猫の句、作ったら?」

なんて軽く言うのです

確かに我が家には猫、いますけどね

猫好きですが

どうしてもできなかったわけがある



ランボーを五行とびこす恋猫や


「この句があるから無理なのよ。これがどうしても頭にあって、この句以上のものなんて出来やしない。」

「それって誰の句?」

「誰だろね」

二人で調べてみました

「寺山修司だって...流石ね...」




読んだ瞬間、情景はすぐに浮かぶ

難しい言葉を使っているわけでもない

だけどインパクトがあり

一度読んだら忘れられない...



こんな句を詠みたい俳女です


恋を知らない我が家の猫です





東京句会9月~大事なのは「選」

2019年09月03日 | 俳句
昨日は

久しぶりに東京句会に出席致しました

句会後に

山崎聰主宰の米寿の祝賀会があるということで

句会の参加者は45名!

出句数は90!

主要同人の方も勢揃い!

力作揃いの楽しくも刺激的な句会でした


今回主宰は

「大事なのは『選』である。作るのは波があり、出来るとき出来ないときがあるが、『選』はウソをつかない。今の自分の力が出る。今日は皆さんの『選』もよかった」

とのことでした




もっともですね

「選」は自分がわかる句しか採れません

わからなくても何か感じる句

引っかかる句

そういうものを採るわけですから

選者の力が如実に出るのですね

そう考えると

毎回の句会の選

力を抜くわけにはいきませんね




さて

今回の東京句会は

句会終了後に山崎聰主宰の米寿の祝賀会がありました

祝賀会のみ参加の方も含めて

60人の皆さんが

主宰の米寿をお祝いしました




そしてこの席で

主宰から重大発表が...

それについてはいずれ公になると思いますので

ここでは控えますが

その発表を聞いたときには私も驚きました

(でも正直ちょっとほっとしたかな...)




祝辞で

現代俳句協会での主宰の影の尽力の話などを伺うこともでき

主宰の人生における俳句というものに

改めて思いを馳せる時間でした