二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

響焔新人合同吟行会~深大寺

2017年05月28日 | 俳句
5月17日、深大寺での新人合同吟行会に行って参りました



千葉からは遠かった・・・

ですが、新緑の深大寺はとても清々しく気持ちのいい吟行会でした

深大寺と聞いてまず思い浮かべるのが蕎麦!

もう、深大寺に到着した時から頭の中は「蕎麦!」でした




熱心な読者さまならもうお気付きかと思いますが・・・

わたくしの吟行の目的の半分は「食」

吟行の地でいかに美味しいものにありつくか・・・

プラス「酒」が付けば7割

家に帰ってからのお楽しみの甘いものの「お土産」

これでほぼ完ぺきでしょう




今回も付きました「酒」

深大寺ビールという地ビールをちょこっとだけ頂きましたよ

旨かった~

句を作らなくてもいいのならもっといただきかった・・・



手前の黒く丸いものは焼き椎茸です



あ~、これは写真を撮る前にとろろをご飯にかけて混ぜてしまったため

全然美味しそうに見えない~

本当は美味しかったのに~




おっと、食べ物の話ばかり・・・



門前の道



山門・・・主宰と栗原さんの後ろ姿



本堂・・・うっすらと主宰と栗原さん



一応、虚子の句碑もパチリ




この季節は新緑だけでなくバラ園のバラも楽しめました








さて、そろそろ写真でお茶を濁している場合ではなくなりました

いよいよ本題の句会の様子のご報告です

ここからが大変

頑張ります



今回は主宰の他に特別選者として

栗原節子さん、渡辺澄さん、米田規子さん、川嶋悦子さん、河村芳子さん、駒由美子さんが

お越し下さいました



主宰特選

アキレス腱すっくと伸びて夏来る      多恵子


しだれかつら鍵盤に指おくように      光子


緑陰のほろりとくずれ白鳳仏        博臣

  


栗原節子特選

マリアがあればユダもいるはずばらの径   碩才



渡辺澄特選

百万本のバラもろびとの供花として     博臣



米田規子特選

アキレス腱すっくと伸びて夏来る      多恵子
 


川嶋悦子特選

水音に真昼の孤独花樗           麗子



河村芳子特選

アキレス腱すっくと伸びて夏来る      多恵子



駒由美子特選

奇想天外植物図鑑風薫る          精




吟行って瞬発力が問われるのでしょうか

瞬時にこんな句が出来るなんて素晴らし過ぎます

私も食べ物の事ばかり考えないようにします・・・

今回も私の句は散々でしたが

披講を頑張りました!

それだけで十分満足です!美味しいものも食べたし・・・!


















海紅句会・5月

2017年05月19日 | 俳句


庭のバラが咲き始めました

写真のバラはイングリッシュローズという品種の

「アブラハム・ダービー」です

・・・誰?

きっと本国イギリスでは有名な方なのかもしれませんね

バラの名前は人物の名前が付いている事が多く

特にイングリッシュローズはイギリスの人物の名前がついています

そうそう「モニカ」というバラもあるのですよ

イングリッシュローズではなくHTという品種ですが

オレンジ色の背の高いバラです




バラが好きなのでバラの話をするときりがないのでこの辺で・・・

本題の句会のご報告を




今月からは正式の句会方式になり席題がなくなりました

そして主宰も私達と同じように3句出句される事に・・・!

わたくし

主宰の3句、全てをいただいていました

嬉しいやら悔しい!やら・・・

しかもその内の1句を特選に選んでおりました

嬉しいやら悔しい!やら・・・




花残り人残り雨残りけり     聰


(「残り」のリフレインが心地よく、ここでは効いていると思いました。

桜も終わりの頃、雨も小降りになってきて、花見の人達もちらほら。

そんな情景が浮かびました。少し肌寒いかも。

なんともいえない情緒を感じました。

「雨」を最後にもってきたところが上手いな~と思います)

※(   )内は、私の講評(笑)




では主宰の特選句をご紹介します



懸崖に水のひとずじほととぎす     正隆

(「きりいしに光のひとすじほととぎす」と添削。「ほととぎす」がいい)



チャイコフスキー軽鳬の親子が光る湖   直子

(「光る湖」を「光いて」と添削)


春灯おかあちゃんと呼んでいる      敦子

(「おかあちゃーん」と添削)


※(   )内は主宰の講評



主宰の言葉より

・俳句は引き算。大事なことだけを残す

・俳句はだまっていれば自分のこと

・俳句はムードではない。「春愁」「秋思」は実態のないムード季語 ← (主宰はお嫌いみたい)

・「薫風」は昼。夜吹く風は薫風とは言わない




今回は時間がたっぷりとあったので

質疑応答タイムができました

そこで「作句のきっかけは?」という質問がありました


「俳句歴が長ければ長い程、引き出しにだくさん蓄積がある

映画・音楽・絵画・書物など、俳句意外にもこれまでに触れた事がたまっている

触角を張り巡らせながらも

句のきっかけは自分が求めないと」


と、いう事でした(多分)



私が俳句をはじめたばかりの頃

どうにもこうにも作り方すらわからず

大先輩の森村文子さんにある日

「どうやって俳句を作ったらいいの?俳句はフィクション?ノンフィクション?」

と伺った時に

「俳句のタネをみつけたら一度それを引き出しにしまうのよ

そしてそれをコラージュするのよ」

と、教えてもらいました

目から鱗が落ちた瞬間です




俳句は総合文芸だと主宰に聞いた気もします・・・(あやふや)

日々の生活の中で得た琴線に触れるようなこと

泣くほど感動した映画とか

うっとりした景色とか

色彩が強烈だった絵画とか

踊りたくなるような音楽だとか・・・

それらはみんな俳句のタネになるのもしれません

そっと心の引き出しにしまっておきましょう

いつか詩として昇華する時が来るかもしれませんね




毎回、皆さんの句をこのブロブに掲載するときに苦労するが漢字の変換

俳句で使う漢字ってなんでこんなに難しいの~~~

今回も泣きそうになりました

「軽鳬」なんて簡単に出てこないもの~

「懸崖」もこれで合っているのかしら~

私の知らない漢字ばかり・・・

ふ~

千葉新人句会・4月

2017年05月11日 | 俳句
風薫る五月、いかがお過ごしですか?

一年で一番好きな季節です

ゴールデンウィークは楽しく過ごされましたか?

私は茨城のひたち海浜公園のネモフィラを見てきました

どこまでもどこまでも続く青の世界は

さながら天国の入り口のようでしたよ



そんな感じであっちこっち出かけていたので

またまた句会のご報告が遅くなってしまいました・・・




4月の千葉新人句会です

まずは主宰特選句から



筍の息づかいふと父の山           直子

(「ふと」が効いている)



ニーチェ・チェーホフもなくフクシマのサクラ 洋子

(ニーチェ・チェーホフなんて誰も作らない。「~もなく」は再考を)



ためらいの次の一歩をチューリップ      瑩子

(説明できない、よくわからない。それが良い)




主宰の言葉より

・俳句は寓意でなく象徴(人生はこうだからこういう事を言いました ← ✖ )

・俳句は体言の文芸。安易に動詞でつなげない

・体言体言で押して、ここぞと云うところで助詞をばしっと決める

・俳句では微妙な事はわからなくていい。そこまで伝わらない

・俳句としていいかどうか。最初の気持ちはどうでもいい

・言葉は離して離してわからない位に

・万人受けに作らない

・事実が面白いことが、俳句で面白いとは限らない

・動いているものを止まっているように。要するに常識的に言わない

・理屈は言わない

・俳句で「つつ」はだめ。はっきり言う




今回も沢山の言葉をいただきました

今まで、もう何回も言われている事を繰り返し繰り返し今回も言われましたね

何回も言われないとわからない子達なんです・・・すみません、主宰

その中で目新しいのが一番目の

「俳句は寓意でなく象徴」

と、いうことでした

自解で

「暗にこういう事を言いました」

とか

「こういう事を含んでいます」

などと説明をされる方、いますね

男性に多いような・・・

俳句はそういう事をする文芸ではないようです

こころしましょう ← (偉そうに・・・




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