東京新人句会・７月

ご報告が少し遅くなりましたが

今週の月曜日に「東京新人句会」に行って参りました

場所は文京区シビックホール

「東京新人句会」に参加するのは二度目なのですが

いつもの「海紅サークル」よりも人数が多く

それだけに時間も長く・・・

途中何度か気が遠くなりかけましたが

なんとか最後まで正気で参加できました




３句中、今回は２句

主宰及び選者の方にとって頂きました




自販機の吐き出している夏の夜

（「夏の闇」と添削）



百合の香が夜の奥までついてくる



「自販機」の句に主宰特選を頂きました



主宰の言葉より

・俳句で一番いけないのは解説

・事実を述べただけではつまらない

・俳句は物の配合

・人が言わない、作者なりの認識を言う


以上、ご報告でした




ところで皆さん

俳句は何に書き留めていますか？

専用のノートですか？

最近なら、スマホにメモる？

私は俳句手帖を使っています

でもこの俳句手帖ってはっきり言って

女子的（ここでは広～い意味の女子。含熟年女性）には

なんとも味気ないデザインばかりだとは思いませんか？

形から入るタイプですので

こういうのも可愛いものを持ちたい

俳句ってウェアもないし、グッズも特になし

せめて俳句手帖だけでも・・・

と、思い探しました

鳩居堂さんでやっと見つけました

女子的な俳句手帖



表紙が千代紙で萌えました



こういう俳句手帖、なかなかないです

そこで考えた

自分でかわいい俳句手帖を作っちゃおう！

大体のデザインは出来ました

あとは協力してくれる印刷屋さんを探すだけ

いらっしゃいませんか？

一緒にかわいい俳句手帖を作ってくださる印刷屋さ～ん

間違いなく私の句

今月号の響焔誌と一緒に

谺俳句会さんの谺誌が同封されて送られてきました

どうやら私の句が

「受贈誌の一句」というコーナーに

取り上げられて頂いたようです



Ｔ字路を右か左か風花す



一読

「ん？これ、私の句？」

作った記憶がありませんでした

確認の為

俳句手帖を見るもなし・・・




でも

しばらく見つめているうちに

これは間違いなく紛れもなく自分の句だとわかりました

作った記憶がなくても

自分の癖みたいなものがやはりあるようで

自分なら

間違いなくこう作るだろうな、と

その時思ったのです

「いかにも私らしいわ」

そう思ったのです




かわいそうに

せっかく生まれたのに忘れられていたなんて・・・

ずぼらな親（作者）なばっかりに・・・

もしかするとこの句のように

他にも埋もれてしまった句があるのかもしれませんね

海紅俳句サークル・7月

今日から７月ですね

毎月第一金曜日は海紅サークルの日

今月も恙なく参加して参りました



今月の席代は「白」

季節柄「白南風」の投句が多かったですね

私は「白玉」で出してみました



今月は３句中、なんと３句が主宰選！

うち１句は二重丸！！

ほえ～

そんな事もあるんですね




海酸漿を鳴らす迷子になりそうで

（「を」は省く。

そこはかとない不安感がある）



足長きジーンズの君桜桃忌

（「桜桃忌」でいいかどうか？

「桜桃忌」となるとなんでもそれらしくなるが、なるほどね、と思った）



消えそうな恋白玉を掬いけり

（「消えそうな恋」と「白玉を掬いけり」が

直接かかわってなく、離れてもいない。

微妙な間合いがいい）


※（　　）内は主宰の講評


「海酸漿」の句に二重丸を頂きました



今月の主宰の言葉より

・単刀直入に言って、余韻が残ればいい

・言葉で言ってもダメ

・全部平凡じゃなく、どこか一か所、キラリとするものが入らないと





子供の頃

海水浴の帰り道に

よくこんな風に、海酸漿が売られていました

子供なので上手く鳴らす事はできなかったけど

口に含むと塩辛い

海の味がしたのを覚えています