二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

西東三鬼

2016年06月22日 | 俳句
西東三鬼



こんな巨匠の名を

私のような俳句界の端っこで

ちょろちょろ生息している女が出していいものか・・・

悩みましたが

好きに書かせてもらっているブログですので

「よし!」と

自分の中でGOサインが出ましたので

私の三鬼愛を少し語らせてもらいます



・・・そんな大したことは語りません・・・






俳句を始めたばかりの頃

どうも五七五に季語をのせているいるだけでは

良い句にはならなそうだとわかり

勉強のため

色々な俳人の句を読んではみたものの

ピンとこない

なんだか枯れている

古臭い

つまらない

やっぱりお年寄りの文芸だわ

三十路女がやる事じゃないな・・・そんな時・・・




水枕ガバリと寒い海がある



この句に出会いました

一目ぼれでした

一目でこの句に恋をした三十路女モニカ

この句の作者が

西東三鬼です

明治33年生まれ

昭和初期から30年代まで活躍した俳人です

早速彼について調べてみたら・・・



なんてダンディー!!

ス・ステキ・・・

きっとモテたはず

あ、やっぱり愛人に子供を産ませてる!

この雰囲気で

あんな句を作ったら

そりゃ、俳句女子にもてるわよ~

「先生~先生~」

って

そりゃあもう大騒ぎでしょうよ




このときは

畏れ多くも無謀にも

私の目指す俳句は

三鬼俳句になりました

(初心者ハイの状態ですね

若いって素晴らしい・・・)

今はもう

己の才の程は自覚しておりますので

そんな野望は捨てました、はい・・・







算術の少年しのび泣けり夏


広島や卵食ふとき口開く


暗く暑く大群衆と花火待つ


中年や遠くみのれる夜の桃





いかがです?

どれもダンディーで素敵でしょ?

語彙力の乏しい私では

とても彼の魅力を語れないので

ここで松本清張氏に評をお願いして

終わりにしたいと思います



「西東三鬼は、現代俳句でもっとも天才的な地位の作家であった。

その詩趣はボートレールの『惡の華』に近いが、

それよりも東洋的な虚無の美しさがあり、

豊かで鋭敏な感覚がある。

奇怪な壁画を見るような不気味さと、

吸い込まれそうな鮮紅の色彩を持っている」



(さすが人気作家だ

こんなに色々な言葉が出てこないよ、私・・・)




私の所属する響焔は

花鳥諷詠で終始しない俳人の結社です

年上の方に向かって大変失礼なのですが

感性は私よりもお若い

青年そのものだと

いつも毎月の雑誌で句を拝見しながら思います



「青春とは心のありようで、80歳であっても青春はある」



という

サミエル・ウルマンの言葉を

主宰はじめ響焔の諸先輩方はよく引用されます

まさにこの言葉を体現されているような

そんな俳人が集う結社です




フェイジョアの花

2016年06月11日 | 日記
去年植えたフェイジョアの木に

花が咲きました

フェイジョアについて何の予備知識もなく

なんとなく

「おいしそうな実がなるらしい」

と言うだけで植えた木

だからどんな花が咲くのかも知らず・・・




かわいい丸い蕾がちらほら出てきたと思ったら

気が付いたらこんなに鮮やかな花が・・・!





蕊の部分だけを見ると

ハワイの花・レフアにも似ています

やはり南国の植物なんですね





だけど・・・

1本の木だけでは実をつけないらしいです・・・

残念!

食べたかったよ~



海紅俳句サークル・6月

2016年06月03日 | 俳句
今日は月一度の俳句サークルの日です


今月の席代は「口」

「ロ」じゃなくて「口」・・・あら(笑)

つまり

カタカナの「ろ」じゃなくて漢字の「くち」です



席題と合わせて3句

そのうち2句、選んでいただきました

二重丸だそうです



客一人店員一人誘蛾灯

(名詞のみで情景がわかる。季語に配慮がある)



六月はA5出口を出て左

(「六月や」と「六月は」だと違ってくる。

「は」は断定。断定が当たりまえじゃない。斬新)


※(  )内は主宰の講評



今月の主宰の言葉より

・俳句は体言(名詞)の文芸

・説明(動詞・形容詞)は俳句の敵!

・俳句に大事なのは意表をつくこと。当たりまえの事を言ってもつまらない

・格好良く言わない






私事ですが

1日は結婚記念日でした

仕事から家に帰ったら

夫からの薔薇の花束が置いてありました