二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

東京新人句会・2月

2017年02月22日 | 俳句
東京に春二番が吹いた日

響焔の東京新人句会に行って参りました

2月から千葉でも新人句会が新しく開催されるため

参加人数はぐっと少なくなり18人

もうね、楽!

句会はその位の人数がちょうどいいのでしょうね

もう途中で「帰ろうか」などと思いませんでしたよ




では、主宰の特選句から


寂しさがまっすぐ真昼春の雪    直子

(「寂しさの」に添削。なるべく「が」「で」などの濁音は避ける)

 
如月の大きな夕日日本海      碩才

(「日本海」がいい)


彼の名はショスタコビッチ鳥帰る  モニカ

(大胆)




今回、私も

「寂しさがまっすぐ真昼春の雪」を特選にいただきました

【季節はずれの雪が降ると、誰しも何がしかの感慨があり思うところがあると思います

この作者は「寂しさ」を感じた

それを「まっすぐ真昼」と表現したこの言い方がいいなと思いました】

と、いうような事を言いました

・・・どう思います?

この、頭が悪そうな評の仕方

せっかくの素敵な句が

台無しになってやしないかといつも申し訳なく・・・

本当に毎回毎回、いただいた句に対しての感想を述べるのが

ド下手!!

語彙が少ないんだな~と痛感しております

素敵な感想の述べるのが今後の課題です




主宰の言葉より

・俳句は「今・ここ・我」だまっていれば自分のこと

・俳句は解説(ナレーション)を言うものではない

・「て」切れはなるべく避ける(そのてが憎い ← 笑)

・「説明」と「詩」の違い

・離れて見る

・同じような事を重ねて言わない

・あまり難しいことを言わない



「説明」と「詩」の違いについては

各自ゆっくりしっかり考えてみましょう








海紅俳句サークル・2月

2017年02月05日 | 俳句
暦の上では春ですね

まだまだ寒い日がありますが

たまに春をおもわせる日も増え

気持ちも少し明るくなります

2月の海紅サークルのご報告です




今月の席代は「米」

すぐに石田波郷の


立春の米こぼれおり葛西橋


が浮かびました

この句にかなうわけがないのだから

絶対に米はこぼすまい!と思いました

むしろいっそ、RICEを離れた方が身のためなのではないか・・・

そう考えた私はさてどう出たか・・・

どうやら成功したようです

主宰の並選をいただきました




今月は主宰特選はなく並選が7句でした



ほほえみと風花が降る街の角     妙子

(「降る」は消す)


小雪降る米子空港日本海       正隆

(席題「米」で「米子空港」はGOOD!いい句)


春寒や二の腕膕盆の窪        瑩子

(「春寒し」と添削)


山二分けて追儺の鬼が逃げるなり   不詳

(「山二分けて」を違う言葉に。「「追儺の鬼が逃げる」は面白い)

 
海抜三百米寒の月          モニカ

(席題「米」で「メートル(米)」がよく出たね)


泣き顔の関東平野の雪達磨      モニカ

(「泣き顔の関東平野雪達磨」に添削)

 
薄氷やミサイルいつか飛んで来る   モニカ

(「飛んで来る」と断定しない)

※(   )内は主宰の講評




主宰の言葉より

・物語にしない

・俗にしない

・常識を言わない

・全部言わない。言わないで残すから読者が埋めてくれる

俳句はバラバラ。決まり過ぎが一番ダメ

・一句の中で同じことを言ったらもったいない

・自分で結論を出さない。結論は読者に任せる

ありえない事を言う。誰でもわかる事はつまらない

・重複している言葉を省き、そのあと全く違う言葉を足していく

・事実をつかんだら離す

・「や」は相当強い切れ字なので、他にかえられるなら安易に使わない



「俳句はバラバラ」

今回はこの言葉が印象に残りました

どういう事でしょう

多分

「ありえない事を言う」

これとも通じる意味だと思います・・・ですよね?