二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

千葉新人句会3月〜事実なんてクソくらえ

2018年03月27日 | 俳句
なかなかキャッチーなサブタイトルですね

千葉新人句会での主宰の言葉です




今までは

主宰特選句など皆さんの句をこちらで紹介していましたが

今回より句は掲載しないことにしました

理由はふたつあります




ひとつめは

色々な俳句賞は未発表の句が条件になっているからです

結社誌は勿論、ブログなどのネット上での発表も不可というものがほとんどですので

こちらに掲載してしまったために

失格になってしまっては大変

失格までいかなくても

これから挑戦しようというときに

せっかくのいい句が出せなくなってしまうからです

響焔のみなさんにも

積極的にそういった賞に参加していただいた方がよろしいかと思い

こちらでの掲載は控えたいと思います




ふたつめは

皆さんの句を守るためです

先日、あちこちの俳句ブログで問題を起こしている

俳句マニアのご老人の登場で

このブログにも一嵐が吹きましたが

実は以前からこの方

色々な方の句を添削と称していじってしまい

自分のブログに載せるということをされていました

私の句もしかり

それで良くなればまだ納得するのですが・・・

色々考えて句会に出し

主宰の特選もいただいた句を

めちゃめちゃにされて晒されるのは実に不愉快です

(「長崎の坂の途中の八月よ」を「長崎や坂の途中の八月よ」とか・・・切れがふたつ!

「赤く静かに十一月の終り方」を「蒼く静かに十月の始まりぬ」だったか・・・)

皆さんの句にもやらないとは言い切れませんので

こちらのブログでの句の紹介は控えることにした次第です




もっと早く気が付くべきでした

申し訳ありません





さて

気分を変えて

今月の主宰の言葉をご紹介しましょう


・読んでそれでおしまいではだめ。読者が想像する余地があるのがいい句。
 「作者の想像力と読者の想像力が絡み合う」

・俳句は具体的なものがちょっとないと読む手掛かりがなくなる

・形の上では三段切れになっていても、意味が三段切れではないように

・解説は一番よくない

・ふたりごころ。対象の声を聞く。
 「松のことは松にならえ」

・ひとりよがりじゃないように

・表向きの意味は誰が読んでも同じになるように

・最初の発想に拘らない。作っていくうちに良くなれば良い

・経験がないと俳句は作れない「直接経験」「間接経験」

・客観だけにする「~めきたり」は主観

・云いたいことは最小限に。そうすると云わない部分がわかる

・俳句は事実が伝わればいいわけではない「事実なんてクソくらえ」






俳句を作る理由は大きくふたつあると思います

日々のことを書き留めておく手段としての俳句

日記的な役割として

もうひとつは俳句を詩のひとつとして文芸ととらえて

自分を表現する手段としての俳句

響焔はどちらの方も迎え入れていますが

どちらかと云うと後者の考え方の方が圧倒的に多いようです

その場合

事実を五七五に乗せて云うだけでいいのか、となります

世の中の詩を見ても

事実を云っただけのものはないでしょう

感動した事実があったとして

そこを発端に詩的に作り込んでいっています

俳句を詩としてとらえるならば同じこと

そこでサブタイトルの

「事実なんてクソくらえ」となるわけですね



おわかりいただけたでしょうか?


毎日作句?