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エジプトの警察音楽隊が、その昔から緊張状態が続いていたイスラエルへ交流の為に招かれた。送迎された車を降り見渡すと・・・何も無い。
仕方なく目的地へのバスを尋ね、安堵して目的地へ到着したはず・が・・・
演奏場所の文化センターも無ければ建物も人もいない。
たまたま見つけた食堂のおねえさんに事情を話すと、ホテルどころか文化すらないと言われる辺境にまで来てしまっていた・・・
食堂にいたおねえさん含む3名の現地の人の家に音楽隊は振り分けられ、泊めてもらえる事となるが・・・さてさて・・・
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「迷子の警察音楽隊」
物語としては、大げさなことが起きるわけではありません。
なんとなく淡々と・・・淡々と・・・進みます。
逆にそれが、音楽隊団長のお芝居と雰囲気にマッチしていて、ほんわか系がお好きな方はお気に召すのではないでしょうか。
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おじさんの哀愁みたいなものは万国共通ということが再確認できますよー。
時々ニヤッとしちゃう感じです。
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おーよかった!よかった!って安心してみていられるのでそこは良かったです。
できれば・・・
もうちょっとハプニングが欲しかったですけど・・・
レンタル屋さんで見つけたら、何かのついでに是非どうぞ。
あらすじ(goo映画より)
1990年代のイスラエル。空港に水色の制服に身を包んだ男たちが降り立った。彼らはアレクサンドリア警察音楽隊。文化交流のためにエジプトからやってきたが、何かの手違いか出迎えが来ない。自力で目的地へたどり着こうとした彼らは、間違えて一文字違いの別の小さな町に着いてしまう。途方にくれる彼らに助け舟を出したのは、カフェの女主人ディナだった。やがて、国や宗教を超えた交流が始まるが…。
幾度となく戦争してきたエジプトとイスラエルは、1979年に和平条約を締結。だが「冷たい平和」の関係が続いていた。しかしパレスチナ問題に希望の光が見え始めた90年代前半なら、本作のような「おとぎ話」が生まれたかもしれない。小さな郊外の町に、突然現れたエジプト人の警察音楽隊。国同士の仲が悪く、言葉が異なるため英語を通しての会話ということもあり、隊員と町の人々の会話は最初はぎごちない。しかし人間として打ち解けていき、言葉と言葉の「間」に言葉以上のものを感じ、親密感が生まれてくる姿が見ていてほほえましい。寡黙な中にもユーモアと悲哀がこもった語り口は、フィンランドのカウリスマキ監督作品に共通するものがある。