京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 ゆっくり過ごそう~ 

2011年05月04日 | 日々の暮らしの中で
黄金週間…、Jessieでもいれば話は多少違うが、これまでも行楽地へ出かけるということはほとんどなくきた。片付けものなどしながら過ごしていた今日。

衣類も、家の中ではまだ少し厚めのものがしまえない。この二日間、黄砂がひどく洗濯物を外へ干すこともかなわなかった。布団を広げ、必要な寝具類も日に当てたりして、まあこまめによう動いたこと~。何度か日に当てながら、二人がやってくるのを待つことになる。

いらないと思うとすぐ捨ててしまい、捨ててから後悔することも多いが、取っておいた「奥の細道」の新聞の切り抜きに目がとまり、片付けも中断。「岩沼」とあった。

元禄2年5月2日、福島から仙台に向かった芭蕉。江戸を出てから足掛け3ヶ月目で岩沼の「二本の松」を仰ぎ見たとある。仙台に入ったのは4日(旧暦の6月20日)、「あやめふく日」の夕刻。翌、雨上がりの朝、松島・塩釜へと出立する。

                       
      Jessieが大好きなマミーの小学校からの親友 女の子が誕生

「がんばるべし」という言葉をテレビで聞いて、幼かったおかっぱ頭の従姉妹と「トンボとるべしー」と追いかけ回した記憶が蘇った…。あのときの従姉妹は、今のJessieと同じような年頃だったかもしれない。歳の離れた従姉妹は2児の母親に。

亀の歩みの芭蕉さんに比べ、何もかもがスピードアップして…。片付け物ぐらい、手を止めながらゆっくりするべし~。
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 茶摘みのまえに 

2011年05月02日 | 催しごと
          二宮尊徳さんの像
野にも山にも若葉が茂る… と歌われる季節になった。
ではあっても、まだこちらでは陽差しも気温も今ひとつ初夏の到来を感じさせるほどではない。

立春から数えて「八十八夜」は立夏の四日前、それが今日。となるとやはり、♪夏も近づく八十八夜、と言ってもおかしくはないわけだ。
宇治茶の輸出はキャンセルが相次いだというが、放射能の検出は全くないという。

今年で茶摘み歴14年という友人がいる。茶摘みが仕事となれば、首にタオルを巻いて汗を流し、「めっちゃえらいわ」と聞かされる。自分の仕事量に見合って報酬もあるので、頑張り甲斐があるのだろうが。そこに一年に一度、懐かしい顔ぶれが集まることの楽しさが加わると言う。大ベテランにとっては口も動くが手の動きも半端ではないようだ。この15日から一ヶ月余り、彼女は茶摘みに専念の季節となる。

その前にと、平安神宮に近い京都市勧業館で始まっている恒例の春の古書大即売会に一緒に出かけることになった。好きな書店をじっくり見ようと決めて過ごした。

帰り道の本屋さんで購入。 津村節子さんの『紅梅』を目当てに。
ご主人、吉村昭氏が書かれた『三陸海岸大津波』が緊急大増刷だとか。
「作家であること、夫婦であること、老いるということ、そして死についての重い主題を、さりげない淡々とした筆致でつづり、読む者の心に染み入らせる」ー 藤沢周氏の書評を読んでのこと…。
コメント (8)
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