京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

『売ったらあかん』もの メッセージを心にとめて

2008年05月30日 | 日々の暮らしの中で
    売ったらあかん
    友達を 売ったらあかん
    子どもらを 売ったらあかん
    まごころを 売ったらあかん
    情愛を 売ったらあかん
    信仰を 売ったらあかん
    教育を 売ったらあかん
    学問を 売ったらあかん
    秘密を 売ったらあかん
    こころざしを 売ったらあかん
    大自然を 売ったらあかん
    自分を 売ったらあかん
    自分を 売ったらあかん

…「一九七〇年の夏、生まれて初めて、大阪弁の詩を書きました。」
…服部公一氏作曲で美しい女性合唱の組曲になりラジオの芸術祭の参加作品になったんや。」
…「もう三十五年まえのうたですやけど、いまも同じことばかり言うている気がします。」

「光り輝く方から見たら、銀色に見えることが、こちらから見たら、黒いシルエットに見えることがある。あるいは、あちらは上から眺めなはって、こちらは底から眺めている。角度がちがえば、おなじことがこのように違うのかと、おどろくようなことがありまっせ。」


明日は、4月29日に亡くなられた随筆家岡部伊都子さんのお別れ会の日です。
この日を前にしながらすこしづつ、著書『遺言のつもりで 伊都子一生語り下ろし』を読んでいました。
様々な体験談や、幅の広い分野での活動・交友関係のお話等など、とても一度では受け止めかねる大きな一生のお話です。

こだわりが強すぎる自分。視野が狭くなりますから、そこをうまくコントロールしたいのです。
同時に、2度とない人生ですから、“丸く柔らかく”、それでいて自分を見失うことなく暮らしていきたいと考えます。

でも、「売ったらあかん」ものはたくさんあります。
岡部さんのメッセージを心に…。
きっとまた違う作品で、岡部さんの世界に浸っていることだと思います。


「人生残り時間が少ないから!もう!巻きで行かないと~~~っ!倍速です!」
TVから声が聞こえてきます。(エド・はるみさん)
私はそんなに急ぎはしないけれど(?)。
上品な顔立ち、話し方と、芸人の顔とのギャップの大きさが楽しい。


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