京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

コミュニケーションのタネをください

2024年04月22日 | 日々の暮らしの中で

春めいてきて、気温の上昇が話題になっていたころのある日、キヨピー(谷口キヨコ)さんがDJを務める京都のFMラジオ放送α-STATIONを聞いていた。

視聴者からのメッセージを読み上げていた中で、Aさんの「暑い!」とBさんの「裏起毛のスウェットが暑い!」を取り上げ、「これはいいですね。ただ〈暑い〉と言われても…。
〈裏起毛のスウェットが〉と言われると話が続きますよね」
〈裏起毛のスウェット〉を何度となく繰り返し、笑い、「いいですね、いいねえ」が続いた。
そして、「コミュニケーションのタネをください」と言われたのだ。

「暑い」 - はいそうですか。で、おわってしまう。
この時期に「裏起毛のスウェット」では確かに暑いだろうと聞いていて笑えもした。キヨピーさんのおかしがり方もおかしくて、べらべらとまあよく喋る人だと思うことも多いが面白く、こうして時折心に残るひと言がある。
たったひと言が人の心を暖め、心に宿りもする。


「言葉はどんなに短くたって千里を走る。その言葉を、いつどのように使うかなのだ」といったことを高柳蕗子さんが著書で書いていた、はず…。
「コミュニケーションのタネをください」
電波に乗って、どれだけの人の胸に落ちただろうか。

「暑い!」「 暑いですねー。」
どう続けましょ…。


※写真2枚は、2000年を超える歴史を持つ中国の伝統芸術だと知った「花文字」。
絵柄には意味があり、配置を工夫し文字として美しくデザインする。生徒さんたちの展覧会に行ったのはちょうど7年前のこの時期だった。
(今日はちょっと好い日になったので、花文字をお借りして飾っておこうと思って~)


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コミュニケーション能力 Reiさん (kei)
2024-04-24 11:32:07
「福」は福らしく? 華やかに美しくデザインされてますね。
かつては黒の墨と朱墨だけで描いたのだと説明されました。
単語、短文でのやりとりをするようになって、
言葉によって育まれてきた社会性やコミュニケーション能力、
ひいては読解力の低下が懸念されて久しいですね。
心に残るひと言でした。
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花文字 (Rei)
2024-04-24 11:02:38
中国にもあるのですね、優雅です。
初めてしりました。
英語の花文字を思い出しました。
コミュニケーションの大切さは感じます。
キヨピーさん?これまた初めてです。
広く関心を持たない証拠ですね。
私の関心の幅は狭いと思いました。

頂いたコメント返信遅れましてごめんなさい
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「谷口な夜」… 秋里&ままん (kei)
2024-04-23 16:25:12
こんにちは。
京都テレビで、そうでしたね。
私も毎回ではありませんが、見たことはありました。
運転しながら聞き耳を立てていては危ないアブナイ!のですが、
聞いて笑って、(うるさいほど)よう喋るなあと思い、
それでいて結局は「明るくって元気出」る彼女のお喋りを楽しんでいるのですね。

秋里&ままんさん、コメントありがとうございます。
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Unknown (秋里&ままん)
2024-04-23 13:56:40
こんにちわ。
私も娘も昔、京都テレビでやってた『谷口な夜』や『谷口イズム』が大好きでした。
キヨピーは聞いてると、明るくって元気出ますよね。
返信する
キヨピーさん  香里太郎さん (kei)
2024-04-23 11:48:34
こんにちは。
そう、とっても楽しいですね。
お口もよく動きますが、行動的な方ですね。
話題豊富に、心に残ることもさらっとお話です。
そこをつまみ食い~。
私も車ではほとんどαステーションです。
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Unknown (香里太郎)
2024-04-23 07:48:47
おはようございます。私もキヨピーさん、好きですよ。話が楽しいですね。車に乗るときは、よくαステーションを聞いていました。
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