春めいてきて、気温の上昇が話題になっていたころのある日、キヨピー(谷口キヨコ)さんがDJを務める京都のFMラジオ放送α-STATIONを聞いていた。
視聴者からのメッセージを読み上げていた中で、Aさんの「暑い!」とBさんの「裏起毛のスウェットが暑い!」を取り上げ、「これはいいですね。ただ〈暑い〉と言われても…。
〈裏起毛のスウェットが〉と言われると話が続きますよね」
〈裏起毛のスウェット〉を何度となく繰り返し、笑い、「いいですね、いいねえ」が続いた。
そして、「コミュニケーションのタネをください」と言われたのだ。
「暑い」 - はいそうですか。で、おわってしまう。
この時期に「裏起毛のスウェット」では確かに暑いだろうと聞いていて笑えもした。キヨピーさんのおかしがり方もおかしくて、べらべらとまあよく喋る人だと思うことも多いが面白く、こうして時折心に残るひと言がある。
たったひと言が人の心を暖め、心に宿りもする。
「言葉はどんなに短くたって千里を走る。その言葉を、いつどのように使うかなのだ」といったことを高柳蕗子さんが著書で書いていた、はず…。
「コミュニケーションのタネをください」
電波に乗って、どれだけの人の胸に落ちただろうか。
「暑い!」「 暑いですねー。」
どう続けましょ…。
※写真2枚は、2000年を超える歴史を持つ中国の伝統芸術だと知った「花文字」。
絵柄には意味があり、配置を工夫し文字として美しくデザインする。生徒さんたちの展覧会に行ったのはちょうど7年前のこの時期だった。
(今日はちょっと好い日になったので、花文字をお借りして飾っておこうと思って~)
かつては黒の墨と朱墨だけで描いたのだと説明されました。
単語、短文でのやりとりをするようになって、
言葉によって育まれてきた社会性やコミュニケーション能力、
ひいては読解力の低下が懸念されて久しいですね。
心に残るひと言でした。
初めてしりました。
英語の花文字を思い出しました。
コミュニケーションの大切さは感じます。
キヨピーさん?これまた初めてです。
広く関心を持たない証拠ですね。
私の関心の幅は狭いと思いました。
頂いたコメント返信遅れましてごめんなさい
京都テレビで、そうでしたね。
私も毎回ではありませんが、見たことはありました。
運転しながら聞き耳を立てていては危ないアブナイ!のですが、
聞いて笑って、(うるさいほど)よう喋るなあと思い、
それでいて結局は「明るくって元気出」る彼女のお喋りを楽しんでいるのですね。
秋里&ままんさん、コメントありがとうございます。
私も娘も昔、京都テレビでやってた『谷口な夜』や『谷口イズム』が大好きでした。
キヨピーは聞いてると、明るくって元気出ますよね。
そう、とっても楽しいですね。
お口もよく動きますが、行動的な方ですね。
話題豊富に、心に残ることもさらっとお話です。
そこをつまみ食い~。
私も車ではほとんどαステーションです。