「朝顔の夢を見た。」
伊集院静氏の『少年譜』収、「朝顔」の冒頭の一文だ。
少年時代の主人公が血のつながらない弟と次々と朝顔の花を摘んでいる。祖母の顔が思い浮かび、いい気味だと感じる奇妙な夢を……。
花を通して人を偲ぶのか、花がひとの思いを抱え込んでくれるのか…。
今朝初咲きの、一輪。
十七ヶ月の夢から覚めた亡き弟がそこにいるかのような、不思議な感慨が胸に満ちて来る。
やわらかく広がった花弁。白くなった中心部のまっ白な花芯に向かって見入ってみれば、その根元の先にはどこかに続く通路があるような気がしてくる。と、「ご案内しましょうか」と花の精の声がするような。
「永久に目をつむった時、案内を乞うしかないでしょう」と返すのが、石垣りんさんの「ねむの花」の世界だ。
今にもクタッとしそうな茎に半信半疑だったとき、「必ず咲くからあきらめないで」と支えられ、覗き込んでは一日一日確実に育っていることに小さな安堵の繰り返し。咲いてほしい、その一念が咲かせた一輪。
何よりも、「愛情の絆」「愛着」「固い約束」・・こんな花言葉がつながった思い入れの深い最高の一輪である。
今朝は寝坊しました。何時に起きたかって、そんなことは言えません。Jessieが不在につき、静かに、ぐっすりと眠りほうけてしまいました。
必ず早起きする意思はあったのですが。朝顔さん、ごめんなさいね~。
(写真右は、前日夕刻のつぼみ)
伊集院静氏の『少年譜』収、「朝顔」の冒頭の一文だ。
少年時代の主人公が血のつながらない弟と次々と朝顔の花を摘んでいる。祖母の顔が思い浮かび、いい気味だと感じる奇妙な夢を……。
花を通して人を偲ぶのか、花がひとの思いを抱え込んでくれるのか…。
今朝初咲きの、一輪。
十七ヶ月の夢から覚めた亡き弟がそこにいるかのような、不思議な感慨が胸に満ちて来る。
やわらかく広がった花弁。白くなった中心部のまっ白な花芯に向かって見入ってみれば、その根元の先にはどこかに続く通路があるような気がしてくる。と、「ご案内しましょうか」と花の精の声がするような。
「永久に目をつむった時、案内を乞うしかないでしょう」と返すのが、石垣りんさんの「ねむの花」の世界だ。
今にもクタッとしそうな茎に半信半疑だったとき、「必ず咲くからあきらめないで」と支えられ、覗き込んでは一日一日確実に育っていることに小さな安堵の繰り返し。咲いてほしい、その一念が咲かせた一輪。
何よりも、「愛情の絆」「愛着」「固い約束」・・こんな花言葉がつながった思い入れの深い最高の一輪である。
今朝は寝坊しました。何時に起きたかって、そんなことは言えません。Jessieが不在につき、静かに、ぐっすりと眠りほうけてしまいました。
必ず早起きする意思はあったのですが。朝顔さん、ごめんなさいね~。
(写真右は、前日夕刻のつぼみ)
弟さんの気持ちを乗せたアサガオ、咲きましたね。
やった・やった・やりました!!
見事な紫色。花心に純白を秘めて……。
keiさん・Jessie姫の願いを込めた手入れに報いて、明日からも一輪また一輪咲きます。
これほどまでに、一輪のアサガオに執着した記憶もありませんが、『「愛情の絆」「愛着」「固い約束」・・こんな花言葉がつながった思い入れの深い最高の一輪である』 この言葉が今のkeiさんの気持ち全てを物語っています。
兎に角よかったです。嬉しいですね。
「手入れ」「執着」・・、大丈夫かなーの声とともに覗き込んでいるばかりでしたが、一念を察してくれたのでしょうか。嬉しいものですね。
古代のハスの種を開花させるなどというのはさらに大きなプロジェクトになるでしょうが、まさにそれにも似た気分です。蘇り?みたい、そこで見ているような…
感謝です!
種の出所を考えると、この花へのkeiさんのお喜びも当然のことでしょう^^
Jessieの日本滞在中に間に合うのも、弟さんの粋な計らい?時期が夏だからたまたまとは考えたくは無いですね^^きっと、挨拶したくて精一杯の花をつけたのでしょう。
種が取れると良いですね。
ターシャおばあちゃんが「これはひいばあちゃんからもらった花」「これはお母さんから」っと、今は無き方々から頂いた花を大事に育て増やしている姿から、人の営みの儚さと、生きとし生けるものの力強さに驚かされたものです。
私が撒いた種も少しづつ芽を出し、葉を出し、花を咲かせるものまで現れてきています。
水やりや手入れをこれからも続け、次の世代に種を残していきたいと思っています。
PS:何時の日か大人になったJessieが「この朝顔の種は・・・」っと言う日が来るのでしょうね^^
美しく立派なお花が咲きましたね。
大賀博士も感心?されるでしょう。
『年年歳歳花相似 歳歳年年人不同』
庭を少し改修しましたが、それでも亡夫が植えた
何種かの植物が残っています。
そんなことを思い出しますと、
「粋な計らい」、おっしゃっていただくことがとても嬉しく響きます。
Jessieが本当ににっこりした顔で「咲いた」という言葉に反応し、興味深げに覗き込みます。手で触れてみたり・・・。
大きくなったJessieを見て喜んでくれたことでしょう。
「人の営みの儚さと生きとし生けるものの力強さ」
「次の世代に種を」残せるように・・
この夏は嬉しい出来事が増えています。
明日も一輪咲きそうなのがわかりました。
一輪の花が咲くことにこれほど心入れたことなどなかったと思います。
大賀博士のお話(古代のハス種)をして下さったのを覚えています。
比べられるものではありませんが、慣れぬことに手をかけてやきもきしたぶん、大きな感慨を味わってもいます。
これだけの思いを注げただけでも、笑いながら喜んでみていることだろうと感じます。
『年年歳歳花相似 歳歳年年人不同』
ですね・・・
明日こそ早起きで挨拶しなければ・・