赤ちゃんのときに、百人一首の赤染衛門の札をかじった。そのことが筆名の「赤染」の由来だそうだが、宇治在住の赤染晶子さんが「乙女の密告」で芥川賞を受賞された。
朝日新聞に掲載される「文学界」「群像」「新潮」…の月案内の広告を切り抜くのを趣味とする我が家の特待生。言わば、人の趣味のおかげで、赤染さんの名を文学界新人賞受賞時に知ることができたことを思い出す。2004年のことになる。
現在、京都新聞の文芸欄に、歌人、俳人・児童文学者、作家など様々な肩書きの方々の交代による連載で、「季節のエッセー」がある。そこで最も楽しみに拝読している。必ず笑えるからだが、文章の歯切れのよさは好きだ。
漱石の「笑い」の影響を受け、笑いの好みは吉本よりも藤山寛美、文体は幸田文の影響だと自己分析される、35歳。
芥川賞と言えば、純文学の新人賞だが、デビューしてもう6年ほどになるお方…。
選考委員の数が多いために雑多な候補作品、委員の顔ぶれが変わらない、などといった問題視も見逃せないような。これで作家としてのステータスが上がり売り上げが伸び、ベストセラーの道??? 商業的であってかまわないという賞のようだし。
だけど昨年の「ポトスライムの舟」、娘の友達の友達の津村紀久子さん著、な~~んかなぁ。
“影の町”京都を必ず小説の舞台にしていると言う赤染さんの小説、まだ読んだことがないのだった。
朝日新聞に掲載される「文学界」「群像」「新潮」…の月案内の広告を切り抜くのを趣味とする我が家の特待生。言わば、人の趣味のおかげで、赤染さんの名を文学界新人賞受賞時に知ることができたことを思い出す。2004年のことになる。
現在、京都新聞の文芸欄に、歌人、俳人・児童文学者、作家など様々な肩書きの方々の交代による連載で、「季節のエッセー」がある。そこで最も楽しみに拝読している。必ず笑えるからだが、文章の歯切れのよさは好きだ。
漱石の「笑い」の影響を受け、笑いの好みは吉本よりも藤山寛美、文体は幸田文の影響だと自己分析される、35歳。
芥川賞と言えば、純文学の新人賞だが、デビューしてもう6年ほどになるお方…。
選考委員の数が多いために雑多な候補作品、委員の顔ぶれが変わらない、などといった問題視も見逃せないような。これで作家としてのステータスが上がり売り上げが伸び、ベストセラーの道??? 商業的であってかまわないという賞のようだし。
だけど昨年の「ポトスライムの舟」、娘の友達の友達の津村紀久子さん著、な~~んかなぁ。
“影の町”京都を必ず小説の舞台にしていると言う赤染さんの小説、まだ読んだことがないのだった。
芥川賞ですか。デビューして6年はこの世界では駆け出しかの如く思っていましたが、純文学の新人賞という点では、なるほど少し長いのか・・・と思えてきますね。
確かに、笑いは吉本より寛美ですね。
風刺と世界観みたいなものが隠し味にあると、安心して笑える部分はあるような気が・・・
ちょっと生意気でしたね。
私が勝手に抱いていたこの賞に対するイメージも変えなくてはいけないと思いました。
数年前の若い女性作家の受賞から、受賞作品へのイメージも変わりました。
「乙女の密告」は是非読んで見たいと思います。
「告白」妹が絶賛していましたので、借りて読みましたが、この類は少々苦手です。
「アンネの日記」をどう受容しているかは話題のようですし、そのへんの思いを読んでみたいなと思うのです。
小説の文体はどうなんだろうという興味もあります。
独特な世界が漂う文章に惹かれています。
86歳のおばあさん手縫いのスーツ姿で記者会見だったようです。
おばあさんは「なにくそっ!」が好きなことば、だとエッセーで書かれてました。
楊逸さんの作品だったでしょうか。