京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

美しい松の緑を求めて

2020年12月21日 | 日々の暮らしの中で

今日は冬至でした。太陽の力が最も弱まる日とあれば、日差しの温かさも今一つ不足気味? 
それでも少し寒さが緩むというのを聞いていて、おじいさんとおばあさんは山へ、松の枝を切り出しに行ってきました。
新年のお花を立てる真にするもので、80(-90)センチほどの高さを目安に形の良いものを1対、そして、もう少し小さめで1対ぶんとを。

歳神さまが宿る依り代と見立てる門松を立てることはありませんが、仏華の真に松を用いるのです。松は長寿です。千年の歳を重ねて、なお常盤の緑を保つ松は、特別な存在なのでしょう。
「千歳緑」「常盤緑」が新しい年の吉祥を招きますよう…。

門徒物知らず、諸事簡素に…。
「礼節は、形式的であればあるほど虚礼から遠ざかるものである」とは杉本秀太朗さんです。
コメント (2)
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